アサルトリリィ Thousand Flower 作:汐風波沙
「どういう状況なのか、説明を私は求めるわ」
百由はチャームを構えているリリィに言い放った。
「どうもこうもないでしょ。貴方たち二人は、ケイブから出てきた。それが事実です。」
「ケイブ?儂らは、実験に失敗して、次元に穴でもあけてしまったのかのう?」
「へー、ってそれ絶対怒られるで済まないよね!」
「何を言っているんですか?とりあえず、貴方達を連行……」
「ちょっと待て」
百由とミリアムを拘束し連行しようとしたところを誰かが止めた。
「その2人は私に任せろ。」
「でも
「いいから、ここは私に任せろ。」
「……わかりました。お気を付けて!」
そう言うと、ミリアムと百由にチャームを向けていたリリィはその場を去った。
「さてと、百由様とミリアム。何故2人はここに居るんだ?」
「まさか、本当に貴方だと思わなかったわ。」
「お主の方こそ、この世界はどうなっておるんじゃ、
そこには、ミリアムと同じレギオンのメンバーである安藤鶴紗が居たのだった。
「それよりも、何故さっきのリリィが貴方の事を『先生』と呼んでいたのかも気になるわ。」
「その辺の話は、学園に戻ってから話すとして……、何故2人はここに居るんだ?」
「そりゃあ、私たちは……」
「儂らは百由様のくだらん実験のせいで平行世界に繋がる空間の穴を開けてしまったのじゃ。今はその穴も閉じて元の世界に戻れなくてどうするか悩んでおったら、さっきのリリィが儂らにチャームを向けて来たんじゃ。」
「なるほど、百由様なら有り得ない話ではないな。とりあえず、理事長代行の所へ行こう。あの人なら、何か知っているかも……」
バァァァァァァン!
鶴紗の声を遮るように大きな爆発音がかなり近辺で鳴った。
「この音って……」
「グロっぴ、チャームの横のハッチ開けて!私たちのチャームが入ってるから。」
「こういう時だけは用意周到なんじゃな、百由様は!」
そう言うと、ミリアムは百由にチャームを1本投げた。
「今日も頼むわよ、アステリオン!」
キュィィン
百由がチャームを握ると、チャームが起動した。
「行くぞ、ニョルニール!」
但し、ミリアムのチャームは起動しなかった。
「な、なんじゃと!?」
「そういえば、グロっぴ今マギ切れ状態じゃなかったかしら。フェイズトランセンデンス使用後だし。」
「これだからチンチクリンは……」
「鶴紗、儂はお前だけには言われとうない。」
「私の身長が伸びないのは、リジェネーターが細胞組織の細胞分裂も元に戻すせいだ。まあ、伸びないのが身長だけで、1部では合法ロリと言うあだ名がついているのは事実だが……」
「お、おう、そうじゃったのか……」
「じゃあ、私はさっきの音の方に行くから、グロっぴと安藤さんは、ゆっくり追いかけてきて。」
「「了解」なのじゃ!」
そう言うと、百由は地面に円を描き、地面を蹴り上げ現場へと向かった。
「鶴紗、すまんのう。儂がマギ切れのばかりに。」
「いや、極力私もなるべくなら戦闘には参加したくない。面倒だからな。それに……」
「それに?」
「昔よりも胸が大きくなったせいで動きずらいんだよ。」
「なんじゃと!それは儂に向けてのマウントか!その喧嘩買うぞ、幾らじゃ〜!!」
「落ち着け、私だって女なんだ。仕方ないだろ。」
ミリアムと鶴紗はあまり人には聞かれたくない内容の話をしながら、百由を追うのであった。
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