アサルトリリィ Thousand Flower 作:汐風波沙
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「さてさて、秋那様。チャームを出してください」
美夢は、秋那にチャームを見せるように言う。
「はい、君が折ってくれた私の大切なチャームだよ」
そう言うと、背負っていたチャームを作業台の上に置いた。
チャームの刃は真っ二つになっていたが、他の部分は特に異常は無かった。
「とりあえず、刃を交換します。何か欲しい術式とかあります?」
「そうだね、私としては
「やっぱり電脳システム欲しかったんですね……、でも、
そう言うと、美夢は秋那に腰に装備いたナイフを2本ほど渡した。
「これを片方投げて、片方で操作してみてください。動かせたら、
美夢は、ナイフを投げて空中で操作して見せた。
「なるほど、私もやってみるよ……」
秋那は、右手に1本ナイフを握り、マギを纏わせる。
そして、左手に握っているナイフを上に投げ、美夢と同じ様に操作を始める。
だが、美夢ほど滑らかに操作することは出来ず、少しぎこちない。
「まあ、武器を手元まで引っ張ってくるだけなら、使用出来そうに無いですね……、でも、ギリギリ合格ラインではありますね」
「じゃあ、
「はい、分かりました!」
そう言うと、美夢は、既に何枚も生成されているチャームの刃を1本取り出し、術式を書き込んでいく。
1つずつ丁寧に書き込まれていく術式には、電脳システムが組み込まれている。
数十分後、
「後は、火入れして書き込んだ術式が安定するのを待ちます」
そう言うと、刃に火入れをするための炉に突っ込んだ。タイミングを測りながら刃を奥に入れたり、手前まで持ってきたり、裏返したりしている。
秋那は、後ろからその様子を見ていた。
「動きが洗礼されていて、尚且つ一つ一つの工程が丁寧だ……、美しい」
だが、その声は美夢の耳には届いてはいなかった。
火の入る音一つ一つを聞き逃さぬように、聞き耳を立てている。
炉の中が一瞬だけ蒼く光る。
チャームに術式が安定した証拠である。
「ここからはスピード勝負です。秋那様、そこのチャーム刃用の冷却水を手前に出してください!」
「あ、うん、わかった……」
美夢は、刃の端にロボットアームの手を取り付ける。
「行きます、せーのっ!」
ロボットアームのボタンを押し、アームを動かす。
ロボットアームによって取り出された刃は、すぐさま冷却水に沈められる。
ジューッ
という音が水面からなっている。
「ここで刃が割れなければ、完成です」
音が無くなり、水から刃を取り出す。
刃は少し虹色がかっていた。
「割れたりしてない、よし!完成です!!」
「本当か!?やったな、美夢!!」
美夢と秋那は互いに抱き合う。
「秋那様が手伝ってくださったお陰です!やはりチャームの契約者が手伝ってくだされば成功率が上がるのかもしれませんね!」
「いやいや、美夢。君が今まで培ってきた技術が幸をそうしたんだよ。さすがだ、とても美しかった!」
二人は互いを褒め合いいい感じの雰囲気になっていた。
「いい感じになっとるとこ悪いんやが、邪魔させてもらうわ!」
来訪者は、雰囲気をぶち壊しながら返答も無しに美夢の工房に入ってきた。
「おやおや、丁度いい所だったか。それは悪いことしちゃったな〜、じゃあ出直すわ」
そう言うと、工房を出ようとしたが、
「ちょちょちょ、ちょっと待ってください!!」
「何を逃げようとしているのかな?こんな現場を見られて、逃がす訳ないよね!」
出て行こうとしている謎の美少女の前に秋那が立ち塞がった。
「流石ですね、最優のリリィ。私よりも速いとは……」
「こんな現場を見られたんです、最低限ここ数週間の記憶を消させてもらいますね?」
美夢は、謎の美少女の頭を確実に仕留める勢いでハンマーを振る。
「危ないな〜、美夢ちゃんはホンマにおっかないわ〜」
ハンマーを躱し、ハンマーの上に足を置き攻撃をさらに続けることが出来ないようにしている。
「ほんなら、自己紹介から行かせていただきます。アタシの名前は、
________続く
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