アサルトリリィ Thousand Flower   作:汐風波沙

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最近リアルと他活動が忙しかったのと、なかなかストーリーを構成する時間が無く、更新出来てませんでした!
久しぶりの更新です、よろしくお願いします!!


チャームと絆と謎の美少女?②

「では、猿飛さん。何故逃げようとしたのか教えていただけるかしら?」

秋那は、椅子に縛り付けられている緋色に問いかける。

「どうやら、秋那様は何か誤解をしていらっしゃるようで……」

「美夢、例の()()あるかしら?」

「はい、もちろんここに……」

美夢は、運んで来たものを地面に置いた。

ズドンッ!!

と大きい物音を立てているそれは、厚さ100mmのいかにも拷問等の錘として使われる鉄板である。

「それ、どう使うか教えていただけたりって……」

「そんなの、今から味わうんですから、別に説明も何も要りませんよね?」

「あ、あの、なるべく、なるべくでいいので優しく……」

「つべこべ言わない!行くわよ!!」

秋那は、緋色の太腿に1枚目を置く。

「重っ!!!???待って、足が、足がちぎれちゃうから!!」

「早く本当の事を話した方が身のためよ。さあ、その口を割っちゃいなさいな……」

秋那は、無言で更に1枚を乗せる。

「ふぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」

緋色は、凄い声量で叫んだが、美夢の工房は地下にある為か防音性能は、他の部屋と比べ物にならないレベルであった。

「緋色さん、叫んでも無駄なので、そろそろ話してくださいませんか?」

「……」

「因みに、ここに黙秘権なんてないですよ!!」

「なら今すぐに拘束を解けぇぇぇ!!!!!!!」

全力のツッコミに呆気を取られ、美夢は拘束を解いた。

「全く、人の話を聞かないカップリングだな!そこに正座!」

「で、でも……」

「つべこべ言わずに、する!」

「「は、はい!!」」

2人は工房の冷たい床に正座した。

「大体、私は君たち2人とは初対面だろ?」

緋色は、近くにあった椅子を引き寄せて、そこに足を組んで座った。

その表情は、とてつもなく怒った顔をしていた。

「は、はい……」

「……そう、ですね」

「ならまずは名乗り会うのがセオリーだろ!!」

「は、はぃぃぃぃ!!」

「ご、ごめんなさいぃぃぃ!!」

美夢と秋那は、頭を下げて、土下座の体勢になった。

「私は意外にも寛大だ……」

そう言うと、緋色は靴と靴下を脱ぐ。

次の瞬間、秋那の頭を素足で踏みつけた。

ゴツンっ!!

という少し鈍い音がしたが、お構い無しに緋色は秋那の頭を足でグリグリし始めた。

「こう見えても私は、復学したばかりと言えど秋那と同じ学年だ。休学していた都合上、1つ下だが……、この意味、分かるよね秋那?いや、秋ちゃんって呼べばいいかな?」

緋色は、とても笑顔だった。とてもいい笑顔なのだが、笑っているのは顔だけだ。

それに引替え、秋那は額、いや頭部の全毛穴からダラダラと脂汗が流れ落ちる。

美夢は、隣で床を汗まみれにしていた。

「やっぱり、()()()()()()()()()()()()()のが、うちのルールよね?」

「そ、そうですね……」

「それじゃあ……」

緋色は秋那の頭を足でポンポンとし始めた。

「寛大な私は、貴女の奢りで日替わりフルコースディナーで許してあげるわ!」

「そ、それはその……、高すぎると言いますか……

「あぁ?」

ずっと閉じていた目を開く。

そこに、目の光はなかった。

「は、はい!!喜んでお支払い致します!!」

「よろしい!」

そう言うと、緋色はまた笑顔になった。

「それじゃあ、美夢ちゃん!私の事、下級生の間ではどんな噂が流れてるのかな?」

「い、いえ、特に噂とかは……」

「秋ちゃん、踵でいいかな?」

「美夢の馬鹿っ!!素直に答えなさ……」

その瞬間、緋色の踵が秋那の頭を直撃し、

ゴツンっ!!

という鈍い音がした。

「痛っいぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!!!!」

秋那は、その場で悶絶していた。

「後頭部はヤバイ!マジで一瞬意識飛んだ!」

「妹の責任は姉がとるものよ。さてと、美夢ちゃん。正直に話していいから、教えてね?私は、同級生よりも下の子達から何って呼ばれてるのかしら?」

既に美夢は、涙目になっていた。

緋色は目を大きく見開いているが、その目には確かな殺意のみが見えるのだ。

恐怖が美夢を支配しているのだ、無理も無い。

「……の鮮血姫」

「よく聞こえないわね、もう少し大きな声で言って貰えないかしら?」

「夕暮の鮮血姫です!」

「何その厨二臭いセンスは!一体何処のどいつがそんな通り名付けたのかしら!」

笑いながら更に秋那の頭を踏みつける。

あまり力は入っていないが、秋那の頭は気持ちばかし地面にめり込んでいた。

「まあ、説教はこの辺にして……、さてと、美夢。私のチャーム整備してもらえるわよね?」

先程秋那に向けた笑顔と同じものを美夢に向ける緋色。

表情は怯え声はガクガクになっている状態で、

「は、はい……、承りました」

と答える。

「よろしい、それでは頼んだ」

と言いながら美夢にチャームを渡す緋色。

そして美夢は、チャームを受け取ると、颯爽と作業を始めだした。

最早、この空間は緋色の独裁状態になっていた。

「さてと、とりあえずフルコース食べて来るまでには終わるかしら?」

「はい、今触った感じだと、使用してない期間でグリスが切れてるのと刃の交換ですので、そのくらいに終わるかと……」

「それじゃあ、秋那と一緒に食べて来るから、あとはよろしく!」

「美夢!!!!私を見捨てないで〜!!!!ゴふッ……」

抵抗は虚しく、秋那は緋色に連れて行かれてしまった。

緋色が去ったことにより、工房内には平和が訪れたが、秋那が戻って来る時、どうなっているかは、知る由もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

________________続く




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