アサルトリリィ Thousand Flower 作:汐風波沙
よろしくお願いします!
「さてと、秋那。なんでまだシルトちゃんと仲直り出来てないの?」
席に着いた緋色は、秋那に問いかける。
「別に、シルトとシュッツエンゲルの関係が無くなっただけで、元から仲のいいアンタらがチグハグな関係性がものすごく気持ち悪くてさ、何かあったの?」
緋色は、水を1口飲んだ。
「仲が悪くなった訳じゃないわ……、ただ、あの子の心には私よりも大切なものが、私の代わりにあの子の心の支えになってるの。だから、もう今更私となんて……」
秋那も、水を1口飲んだ。
「……はぁ」
緋色は、椅子の背もたれに深く腰掛けた。
「あのさ、それってまた昔のアンタとあの子の関係性になってるじゃん」
そう言うと、足を組んだ。
「何を困っているのか知らないけど、アンタは、アンタしか居ないだろ?」
「……」
「まあ、その、なんと言うかさ、アンタは美夢にとっての何?姉でしょ!それは、たとえシュッエンゲルの契があるなし関係無しに、絆がある訳でしょ?」
「……そう、だけど、私はあの子の辛い時に守ってあげられなかったダメな姉だし、それに、私にはもうあの子の為に出来ることなんて……」
「……」
無言の時間が生まれた。
そこへ、
「すみません、お料理運んでもよろしいでしょうか?」
ウェイターさんが空気を感じ取っていないのか、そう切り出した。
「あぁ、はい。お願いします」
「承知致しました」
そう言うと、ウェイターはテキパキと料理を運び込んだ。
「それでは、ゆっくりとお楽しみください」
そう言うと、ウェイターは裏に入って行った。
「とりあえず、食べようか」
「そうね、料理が冷える前に」
2人は、運ばれてきた料理を食べ始めるが、無言である。
「まあ、なんというか」
ある程度食べたところで、緋色は口を開けた。
「アンタもまだまだ自分のシルトに甘いね〜」
「それって、1体どう言う……」
「アンタは、シルトが傷付く事よりも、シルトが笑顔でい続けるために自分が傷付けばいいと考えているんだ」
緋色は、メインディッシュの肉の最後の一欠片を頬張り、よく噛んで飲み込んだ。
「アンタは、もっと欲張りなよ。シュッツエンゲルとシルトは共依存関係が丁度いいくらいなのよ!」
そう言うと、残っていたスープを飲み干す。
「そうなのね……」
もう既に食べ終えていた秋那は、コップに入った水を飲み干す。
「そうだよ。だから、アンタはもっと欲張りなさい。話してみなよ」
そう言いながら、コップに入った水を飲み干す緋色。
「んじゃ、お会計よろしくね、秋那!」
そう言うと、席を立つ緋色。
「約束だからね……」
秋那もそれと同時に立ち上がった。
そして、2人は会計を済ませ店を後にし、美夢の工房に戻ることになった。
________美夢の工房にて
「よし、これで交換完了!!」
「何とか、終わりましたね……」
美夢と燐華は、机の上に突っ伏していた。
「大体、私の体に貴女が興味を持つから、刃の交換に時間がかかったんでしょ!」
「やめてくださいよ、そうやって、私かいやらしい変態女みたいなこと言うの!大体、作業してる時もプルンプルン揺れるのが悪いんですよ!何回揉みたくなったか!」
「なんで私が怒られなきゃいけないのよ!それに、貴女だって充分なものでしょ!!」
「私は、Cしか無いので、貴女ほど恵まれてないんですぅー!!減るどころかおっきくなるんだから、別に揉ませてくれたっていいじゃない!!」
「おっきくなられると、私も困るの!」
2人は、何故か胸の揉ませろ揉むな論争を始めていたが、
「別に、燐華は小さくは無いし、いい形してるから、私専用の愛玩道具だ」
そう言いながら、緋色は燐華の胸を後ろから持ち上げながら揉む。
「やっぱり胸は下乳から揉むのが気持ちいいんよ!」
そう言いながら、更に揉む。
「ちょっと、緋色姉様////そんな、激しくされたら////」
「……」
この時、美夢は思った。
『なるほど、このシュッツエンゲルとシルトは、肉体関係から入ったタイプの姉妹なのか……』
と。
それを隣で悟ったのか、秋那は美夢の肩に手を置き、
「考えても感じてもダメよ、あんな関係の姉妹なんて、めちゃくちゃレアケースなのだから……」
そう耳元で囁いた。
「な、なるほど……、よくわかりませんが、よくわかりました秋那様……」
そう言うと、美夢は緋色のチャームをケースにしまう。
「緋色様、チャームの整備完了してます。御受領ください!」
そう言うと、チャームを緋色に渡した。
緋色は、燐華の胸を揉む手を止めて美夢の前に立った。
「うん、ありがとう!」
そう言って受け取り、チャームを起動する。
「おお〜、すごくマギが通りやすくなった。まるで身体の一部みたいだ!」
そう言い、チャームを軽く振る。
「美夢の整備は、他のアーセナルとは違った整備になるのよ〜!!」
「何故秋那が自信満々なの?」
緋色は、そうツッコミを入れる。
美夢は、『こんな日々が続いたらいいな』と考えていた。
________________【続く】
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