アサルトリリィ Thousand Flower   作:汐風波沙

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こちら、今作品のエピローグとなります。
約1年間の企画でしたが、とても個人的にも満足のいく作品になりました、ありがとうございました。
それでは、本編どうぞ!


エピローグ

「え〜、今回は、早朝からノインヴェルト弾を使用し、工房の壁に穴、それもかなりの大穴を空けてしまったことを反省します……」

百由とミリアムは、こちらの世界に戻ってきてから、工房での1件での反省文を書かされていた。

「なんだね、それとも寮で強制謹慎の方が良かったかのう?」

理事長代行にそう言われ、渋々今回の反省文となったのである。

「でもまさか、私達は寝不足でノインヴェルト弾を暴発させて、その場に倒れていただけになっているのね……」

「身体ごとは移動してはおらんかったららしいの……」

2人は、百由の研究室で倒れていたのを発見され、直ちに検査が行われたが、ただの睡眠不足とマギ切れによる一時的な気絶という診断が出て、つい先程目が覚め、ようやく反省文に取り掛かっていたのだ。

「まさか、未来の技術をこの目で拝めるとは、思わぬ収穫だったんじゃなかろうか、百由様は」

「いいえ、アレについての論文は、多分出してると思うわ。だけど、私の中の結論では実現不可能って言うのが結論だったはず……」

百由は反省文を書きながら、ミリアムの質問に答える。

「そうなんじゃな……、でも、ここってほぼ監禁部屋じゃな……」

「仕方ないでしょ、工房に私達を返したら、作業して反省文なんて二の次にしちゃうって思われてるんだから」

「主に百由様が原因じゃと思うのじゃがな……」

「グロっぴ、何か言ったかしら?早く書き終えて研究に戻らないといけないんだから、口を動かす前にまず手を動かしなさい」

「うぐっ……、わかっておるのじゃ」

ミリアムも反省文を書く手を走らせる。

 

 

数十分後

'プシューっ!!'

と言う部屋の自動ドアの開く音がした。

「百由様、ミーさん。お2人とも元気そうでなによりですね!」

「あら神琳さん、珍しいわねお1人なんて……」

「雨嘉は、どうしたのじゃ?」

ドアから入ってきたのは、神琳だったのだ。

「雨嘉さんは、今日は体調が悪いようでしたので、お部屋で休んでもらってます。梨璃さんや夢結様は、梅様・鶴紗と一緒に訓練しているみたいです。楓さんは、二水さんと一緒に買い物に行ってるみたいですね」

「なんか、今日は珍しく皆居ないんじゃな……」

「まあいいじゃないの、そっちの方が集中して反省文を書けて!」

「百由様、勘弁して欲しいのじゃ!そろそろ甘いものを……」

「そう言うと思って、持って来ましたよ。今日はカヌレですが……」

神琳はミリアムの横で、手に持っていた箱を開けて見せた。

「神琳、お主は儂の救世主なのじゃ……」

「それはなんでも大袈裟すぎるでしょ」

百由はミリアムのカヌレに目が行く様子を見て、嘲笑を浮かべながら言った。

「でも、このままタダで与えるのも面白くないので、そうですね、反省文はあと数枚ですか……、それが終わったら控え室でお茶まで出しますわ!」

「なんだか、やる気が湧いてきたのじゃ!!」

ミリアムは、反省文を書く速度を更に上がって、どんどん書き進めるが、百由は、現在最後の1枚を書いているようだった。

 

 

更に数分後

「おわったのじゃぁぁ!」

「お疲れ様です、ミーさん」

「あら、もう終わったの?思ってたよりも早く終わったのね、グロっぴ」

百由は、制服に着替えている途中だった。

「グロっぴも早く着替えなさい、ここを出る前に提出してしまうわよ!」

「わかったのじゃ〜!」

そう言うと、ミリアムも制服に着替えて、反省文をまとめた。

「さてと、じゃあ出るわよ」

「忘れ物はないかのう?」

「そうですね、まあ最悪忘れても、お2人は次回来た時に回収したらいいですもんね?」

「「もう反省文は勘弁して欲しいわ(のじゃ)!!」」

2人は、心からの嘆いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平行世界

「美夢、ついにやったわね!」

「そうですね、ようやく、私たちの第一歩が届きましたね……」

美夢達のレギオンは、ついに日本を完全にヒュージから奪い返していた。

「ここが、かつての東京……」

東京は既に殆どの建物がボロボロで、何もかもが荒廃してしまった後だったが、

「地下施設と通信と電気は生きているみたいです」

燐華が、一通り調べ終えたのか、戻ってきた。

「じゃあ、ここから世界に声を……」

「そうね、さあ、始めましょう!」

秋那は、リュックサックを開き、アンテナらしき物を地面に突き刺し、電源に接続させ、機材類を配置し、美夢にマイクを渡した。

「準備完了、何時でも行けるわ!」

「ありがとうございます!」

美夢は、マイクを受け取る。

「じゃあ、今から周波数を利用して、全世界に言葉を届けます」

美夢は、秋那と燐華に伝えた。

秋那は頷き、機材類の電源を入れ、送り出す周波数を設定した。

 

『この世界で生きている皆さん、この声が届いたのなら少しだけ耳を傾けてください。私は、川添美夢と言います。日本のリリィであり、アーセナルです。今回、私達はカタストローフェに加え、日本国領土内のヒュージを一体残らず倒しました。これから、装備を整えたり、環境を整えたら、皆さんの助けになれるよう、世界中にそれぞれ分かれて戦うつもりです。でも、私達だけじゃ、全てを倒すことは不可能です。今戦ってる皆様に、私達〈リヒト〉は全身全霊を尽くして支えます。この声が聞こえる全ての人に希望の光がありますように……、その祈りを込めて、私の力で皆さんを照らします。〈希望の祈手〉!!!!!』

 

マギの乗った電波は世界に広がりをみせ、少しずつだが、人々を照らす光となるだろう。

きっと、この戦いもいつか終わり、再び世界は平和に辿り着くだろう。

だがそれは、また別の物語だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アサルトリリィThousandFlower [完]




皆様、こんにちはこんばんは、初めまして!
汐風波沙です。
この度は、アサルトリリィThousandFlowerを御拝読頂きまして、本当にありがとうございました。
一時ですが、更新出来ない月や、僕自身が小説を書けなくなっていた時期がありましたが、何とか完走することが出来ました。
本当にありがとうございました!!
また、再びアサルトリリィの二次創作作品を書く機会が出来ましたら、再び皆様に読んでいただけるよう頑張っていきたいと思います!
最後になりましたが、今後ともこの作品、そして、汐風が執筆している作品をよろしくお願いします!!
以上、汐風波沙でした!

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