アサルトリリィ Thousand Flower 作:汐風波沙
目が覚めると、知らない誰かの背中だった。
優しい匂いがする。
とても落ち着く。
「お、目が覚めたようね。」
「おはようございます、私、どのくらい気絶してましたか?」
「ん〜、多分私が駆け付けた時には立ったまま気絶してたから、多分小一時間くらいじゃないかしら?」
「じゃあ、1時間も私を担いだ状態だったんですか!?」
「そうなのよ〜、でも、貴方、マギ切れで倒れたんでしょ?もう大丈夫なの?」
「はい、ある程度回復したので、下ろしてもらって大丈夫です。」
美夢は、百由の背中から降りた。
「ところで、自己紹介していなかったわね。私の名前は真島百由、1部の学会からは週間百由って呼ばれているわ!」
「え!?本当にあの
「ちょっと落ち着こうか、拠点に着いたら、貴方のラボにお邪魔させて貰えないかしら、私のチャームの、修理をしないといけないのよ。」
「でも、そのチャームは使用してませんよね?」
「違うの、もう一本の方をね修理して、グロっぴにもう1発打ってもらわないと、元の世界に戻れないのよ。」
「元の世界?戻る?一体どういうことですか?」
「とりあえず、起きたのなら降りろよ美夢」
「うげっ!?その声はまさか……」
「そうだぞ、お前の担任であり、生徒指導の安藤鶴紗だよ!」
「嫌だ!嫌だよ〜!百由さんから絶対に降りないですからね、私!降りたら私殺されます!」
「私としては、早く降りて欲しいのだけど」
「百由様、そういう時は振り落とせばいいのじゃ。」
「あ〜!その手があったか!」
百由は、美夢を背中から振り落とした。
「百由さんが私を見捨てた〜!」
「心配するな、私はお前を見捨てないからな〜!」
「安藤先生、今回だけは許して……」
「許すわけないだろ!お前、毎回毎回戦闘の度にマギ切れになりやがって!もう少し加減をしろと言っているだろうが!」
「ご、ごめんなさい……」
「でも、今回は特殊だったから、許すし、お前が逃がした2人、ちゃんと拠点まで戻ってきたぞ。」
「良かったです、2人を助けられて。」
「まだヤツを探してるのか?」
「はい、誰かに倒されてるはずがないんです、アイツは必ず何処かで生きているはずなんです。私がこの手で倒す、それが私がリリィとして戦う意味です。」
「そうか、でも、もう少し大人しくしろ、夢結さまが負けたのなら、お前一人じゃ絶対に勝てない。」
「ちょっと、待ちなさい!夢結が負けた!?そんな化け物ヒュージがいるの?そんなの、梨璃さんのラプラス無しじゃ勝てないじゃない……」
「だから、
鶴紗は、美夢の頭を撫でる。
「コイツはラプラスに覚醒した川添美鈴さまの娘だ、母親にできて娘に出来ないことはないはずだからな!でも、コイツは群れるのを嫌う。」
「だって、仲間は居ても邪魔になるだけですから。」
「そういう事ね……、なら、私達と一時的なレギオンを組みましょ!」
百由はミリアムの肩を抱く。
「儂もか!?」
「シュッツエンゲルとしての命令よ!」
「あーもー好きにしたらいいのじゃ!」
こうして、美夢、鶴紗、百由、ミリアムでレギオンを一時的に組むことになった。
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