アサルトリリィ Thousand Flower 作:汐風波沙
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あと、今回は長いです。
「すみませんっ!急患です、誰かっ!誰かいませんかっ!」
鶴紗は沢山の怪我人がいる救護拠点で看護師、もしくは医師を探していた。
隣で肩を抱えられた梨璃は気絶しているようだ。
「すみません、誰かっ!誰か梨璃を助けて!」
「急患ですね、僕が診ます。診察室へ!」
そう言うと男の医師は、鶴紗と梨璃を連れて診察室へ向かった。
「さて、傷を見せていただけますか?」
「私はいい、この子を、梨璃を助けてください。」
「分かりました、足の出血が酷い。僕のレアスキルで傷口は治せますが、血が増える訳では無いので、安藤鶴紗さん、動けるのであれば手伝って頂けませんか?」
「分かった、ところで何故私の名前を知っている?」
「知らないんですか?」
男性医師はゴム手袋をはめる。
「戦場で、貴女のことを知らない人なんて、いませんよ」
「そうか、それで私は何をしたらいい?」
「そこに血液パックがありますよね、梨璃さんの血液型と合うものを選んでください。」
「わかった。」
鶴紗は血液パックを選び始めた。
「梨璃はA型だから……、これだ!見つけたぞ、次は何を……」
鶴紗は、その瞬間驚きを隠せなかった。
男性医師は、メス型のチャームを使用し、梨璃の傷口をひとなぞりした。
その瞬間、傷口がくっつくように塞がった。
「お前、そのレアスキルまさか……」
「そう、君のリジェネーターのオリジナル、グネーセンだよ。僕もGEHENNAの実験体だったんだ。だから、この世界の為に戦う君たちを死なせる訳には行かないんだよ。」
「そうだったのか……」
そう言いながら、鶴紗の傷は塞がって、完全に治ってしまった。
「噂通りだね、リジェネーターの力は。」
「やめてくれ、この力は好きで手に入れた訳じゃないから」
「確かに、でも、君にその力が渡って良かった。そのおかげで、
「お前、梨璃の事知ってるのか!?」
「知ってるも何も、私と蒼伊君は、幼馴染だもん。」
「梨璃っ!?」
その時、梨璃が目を覚ました。
「もう大丈夫なのか!?痛みは無いか?血は足りてるか?足の感覚はあるか?」
「うん、もう大丈夫。ありがとう鶴紗ちゃん。」
梨璃は鶴紗を抱きしめる。
「梨璃、梨璃っ!」
鶴紗も梨璃を抱き締める。
「何か、良い物が見れた。医者やってて良かった。」
蒼伊は、微笑みを浮かべながら呟いた。
「鶴紗ちゃん、蒼伊君と2人にしてくれない?少し話をしたいから。」
「わかった、でも、襲われそうになったら言えよ。お前は可愛いんだから、もう少し自覚を持て」
「うん、ありがとう。」
そう言うと、鶴紗は診察室の外へ出た。
「さてと、久し振りだね、もうあれから6年経ったんだね、梨璃ちゃん。」
「そうだね、時の流れって本当に早いね、蒼伊君。」
「ねぇ、約束覚えてる?」
「忘れてないよ、と言うよりも、忘れられないよ。じゃあ、再会できたし、私達
「本当に良いの?」
「当たり前だよ、私の初恋なんだから……」
「なんだ、僕ら両想いだったんだね。」
「そうなのかもね。」
「実はさ、いつか会えた時にと思ってずっと準備してたんだ、これ……」
蒼伊の手には黒い小さな箱、そして、蒼伊は梨璃の前で膝をつき、箱を開けた。
「一柳梨璃さん、僕と結婚してください!」
箱の中には、白銀色の指輪が入っていた。
「綺麗……」
「答えを聞きたいんだけど……」
「口に出さないと、ダメ?」
「梨璃の口から聞きたいんだ!頼むよぉぉぉぉぉおっ!?」
その瞬間、梨璃は蒼伊に抱き着いた。
「そんなの、YESかはい以外考えられないよ!」
「あぁ……、うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
雄叫びを上げながら蒼伊は梨璃を抱き締めた。
「死んでも、死んでも大事にします!」
「その言葉、忘れるなよ蒼伊先生。」
その瞬間、鶴紗が診察室へ戻ってきた。
「梨璃、おめでとう。これで、私が守ってあげなくても大丈夫だね。」
「ありがとう、鶴紗ちゃん。私、今、とても幸せだよ。」
その後、蒼伊の雄叫びにより、2人の結婚は救護拠点、そして戦場のリリィ達にまで拡散され、それを祝福するようにリリィ達はヒュージを倒し、人類のボーダーラインである福島を保つことが出来たのであった。
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