アサルトリリィ Thousand Flower   作:汐風波沙

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今回、遂に○○します。
感想・ご意見受け付けます。
あと、今回は長いです。



少し昔の話②

「すみませんっ!急患です、誰かっ!誰かいませんかっ!」

鶴紗は沢山の怪我人がいる救護拠点で看護師、もしくは医師を探していた。

隣で肩を抱えられた梨璃は気絶しているようだ。

「すみません、誰かっ!誰か梨璃を助けて!」

「急患ですね、僕が診ます。診察室へ!」

そう言うと男の医師は、鶴紗と梨璃を連れて診察室へ向かった。

 

 

 

 

 

 

「さて、傷を見せていただけますか?」

「私はいい、この子を、梨璃を助けてください。」

「分かりました、足の出血が酷い。僕のレアスキルで傷口は治せますが、血が増える訳では無いので、安藤鶴紗さん、動けるのであれば手伝って頂けませんか?」

「分かった、ところで何故私の名前を知っている?」

「知らないんですか?」

男性医師はゴム手袋をはめる。

「戦場で、貴女のことを知らない人なんて、いませんよ」

「そうか、それで私は何をしたらいい?」

「そこに血液パックがありますよね、梨璃さんの血液型と合うものを選んでください。」

「わかった。」

鶴紗は血液パックを選び始めた。

「梨璃はA型だから……、これだ!見つけたぞ、次は何を……」

鶴紗は、その瞬間驚きを隠せなかった。

男性医師は、メス型のチャームを使用し、梨璃の傷口をひとなぞりした。

その瞬間、傷口がくっつくように塞がった。

「お前、そのレアスキルまさか……」

「そう、君のリジェネーターのオリジナル、グネーセンだよ。僕もGEHENNAの実験体だったんだ。だから、この世界の為に戦う君たちを死なせる訳には行かないんだよ。」

「そうだったのか……」

そう言いながら、鶴紗の傷は塞がって、完全に治ってしまった。

「噂通りだね、リジェネーターの力は。」

「やめてくれ、この力は好きで手に入れた訳じゃないから」

「確かに、でも、君にその力が渡って良かった。そのおかげで、()()()()()()()()。」

「お前、梨璃の事知ってるのか!?」

「知ってるも何も、私と蒼伊君は、幼馴染だもん。」

「梨璃っ!?」

その時、梨璃が目を覚ました。

「もう大丈夫なのか!?痛みは無いか?血は足りてるか?足の感覚はあるか?」

「うん、もう大丈夫。ありがとう鶴紗ちゃん。」

梨璃は鶴紗を抱きしめる。

「梨璃、梨璃っ!」

鶴紗も梨璃を抱き締める。

「何か、良い物が見れた。医者やってて良かった。」

蒼伊は、微笑みを浮かべながら呟いた。

「鶴紗ちゃん、蒼伊君と2人にしてくれない?少し話をしたいから。」

「わかった、でも、襲われそうになったら言えよ。お前は可愛いんだから、もう少し自覚を持て」

「うん、ありがとう。」

そう言うと、鶴紗は診察室の外へ出た。

 

「さてと、久し振りだね、もうあれから6年経ったんだね、梨璃ちゃん。」

「そうだね、時の流れって本当に早いね、蒼伊君。」

「ねぇ、約束覚えてる?」

「忘れてないよ、と言うよりも、忘れられないよ。じゃあ、再会できたし、私達()()()()()()。」

「本当に良いの?」

「当たり前だよ、私の初恋なんだから……」

「なんだ、僕ら両想いだったんだね。」

「そうなのかもね。」

「実はさ、いつか会えた時にと思ってずっと準備してたんだ、これ……」

蒼伊の手には黒い小さな箱、そして、蒼伊は梨璃の前で膝をつき、箱を開けた。

「一柳梨璃さん、僕と結婚してください!」

箱の中には、白銀色の指輪が入っていた。

「綺麗……」

「答えを聞きたいんだけど……」

「口に出さないと、ダメ?」

「梨璃の口から聞きたいんだ!頼むよぉぉぉぉぉおっ!?」

その瞬間、梨璃は蒼伊に抱き着いた。

「そんなの、YESかはい以外考えられないよ!」

「あぁ……、うぉぉぉぉぉぉぉ!!」

雄叫びを上げながら蒼伊は梨璃を抱き締めた。

「死んでも、死んでも大事にします!」

「その言葉、忘れるなよ蒼伊先生。」

その瞬間、鶴紗が診察室へ戻ってきた。

「梨璃、おめでとう。これで、私が守ってあげなくても大丈夫だね。」

「ありがとう、鶴紗ちゃん。私、今、とても幸せだよ。」

その後、蒼伊の雄叫びにより、2人の結婚は救護拠点、そして戦場のリリィ達にまで拡散され、それを祝福するようにリリィ達はヒュージを倒し、人類のボーダーラインである福島を保つことが出来たのであった。

 




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