今日も嫌な1日が始まる
嫌でも学校に行かなくてはいけない
準備をしてバス停に向かう
時計を見ると11月24日の7時30分
バス停は憂鬱だ
何故憂鬱?
人が居るからだ
俺は自分も他人も嫌いだ
知り合いに出会うのが嫌だから下を向いて歩く
もう少しでバス停につく頃に誰かぶつかってきた
「あっ!」
女性の声だ
これが小説や漫画なら恋愛に発展するフラグだが
相手の女性は俺の顔を見るとすごく嫌な顔をしていた
嫌な顔をしていても凄くキレイな顔立ちだということがわかる
その女性はごめんなさいと言うと何処かに行ってしまった
まぁ、仕方ない
自分が不細工な顔をしてるのは自分でも知ってる
そんな男にぶつかったのだ
嫌な顔くらいするだろう
バス停に着いた
今日はバス停に誰も居なくて俺はほっとした
あの子キレイだったな。あれだけキレイなら毎日が楽しいだろうな
しかしあんなに嫌な顔しなくても・・・など考えながらいるとまた誰かがぶつかってきた
今度は強烈だった
車道側に倒れていく
これはマズい
気が付くと病院のベッドの上だった
ここはどこの病院?手足は動くのか?身体で痛い所はどこだ?など
いろいろな事を考えた
とりあえず大ケガはしてなさそう
外は薄暗い
あれからどれくらい経ったのだろう
時計を探した
時計の針は6時を指している
日付は24日
あれから10時間以上寝ていたのか
看護師さんが来た
「目が覚めました?気分はどうですか?」
「大丈夫です」
自分の声が変だ
明らかに何か変だ
身体が震えて冷汗が出てきた
「大丈夫ですか?」
看護師さんが心配そうに俺を見る
「大丈夫。もう少し横になりたいので・・・」
看護師をむりやり追い出した
俺は確認しなければいけない
自分を!!
病室にあるトイレに入り鏡を見た
鏡に映った自分を見た
誰だ??頭が混乱しておかしくなりそうなので鏡を見るのを辞めた
自分が認識している姿と違う姿が鏡に映るとパニックになる
その代わりに俺はいろいろな事を考えることにした
まず思いついたのは朝ぶつかった女性の事だ
ぶつかった衝撃で入れ替わった?
いや、その後も覚えている
その後はバス停でバスを待っているときに誰かとぶつかった
その時・・・・倒れそうに??
そこから記憶がない
ようするにそこで俺は他人と入れ替わったか死んでしまったのか
ここまで考えたが深呼吸をしてベッドに戻った
もしかして転生ってやつか
最近小説、アニメでよくある
死後に転生して魔法が使える世界で暮らしその世界で無双するとか
取り合えず「ファイヤーボール!」
・・・・・
当たり前だが何もおきない
もし万が一でもファイヤーボールが出ればこの辺が火事になり大騒ぎになる
など変なことを考えながら他を試す
布団を触らず動かす、壁を透視、耳を澄ましたが何も特別聞こえない
結局通常と変わらず何も出来ない
当たり前か・・・
それなら他人と入れ替わりかも
分からないことだらけなので色々調べなくてはいけない
外を見るとまだ明るい
ここはどこなのか調べる必要があるな
荷物を確認すると着替えとコートがある
ちょっと外に出てみようか