俺は彼女の事を知らない   作:kagemin

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変化  4話

この女性どこかで見たことがある

どこで見た人だろうと考えていると

 

「こんにちは。私高橋 蘭です。あなたは今朝の人・・・」

 

「私真由です。どうなったか心配になって、大丈夫ですか?」

しまった、自分の苗字分からない

 

「どうも今朝はありがとうございます。頭は痛いのですが身体は大丈夫です」

 

男自分が最悪の結果にならなくてよかった。

しかし男自分がこちらを見てる

これはまずいのか?

もし男自分がこの真由の記憶の持ち主だったらどうなる?

軽率な行動だった

 

「ただ記憶喪失なのか自分の事全く記憶が無くて。僕の事知ってます?」

 

「ごめんなさい」

ごめん、私あなたの事よく知ってる

 

しかし記憶喪失か。どこまで知っているか聞いてみることにしよう

「自分の名前とかここにくる前の事何か覚えてます?」

 

「名前も知らないし気が付いたらここに。それ以前は全く思い出せない」

 

「高橋さんはこちらの方の事と知り合いなのですか?」

 

「同じバス停でよく見かけたのですが名前までは分かりません」

 

そうか、バス停にいた人か。いつも足元見てるからよく分からなかった

 

立て続けに「バス停に着いたらこの人が倒れていたので驚いて救急車を呼んだら

一緒に救急車に乗せられて今ここに」

 

とりあえず今必要な情報は得た

「私入院してるので病室戻ります。また来ますね」

 

そう言って病室を出た

2人は驚いた顔をしていた

 

自分の病室で母が置いていったスマートフォンを見た

 

コーヒーが飲みたくなったのでスマートフォンのアプリを見ると残高があった

 

やったー、コーヒー飲めると思い自動販売機でコーヒーを買って休憩室で飲むことにした

 

無糖コーヒーが売っていない。コーヒーが飲みたかったので微糖コーヒーを買った

 

微糖コーヒーをあまり美味しいと思ったことがなかったが美味しく感じる

 

不思議な感じだ

 

コーヒーを飲んで外を眺めていたら休憩してる人とか通りすがりの男性にチラチラ見られてるような気がする

 

知り合いに似ているのだろうか?

 

男の時は嫌で下を向いていたが今はあまり気にならない

話するのも嫌じゃない

男の時不細工な自分の姿を鏡で見るのが嫌だったが女性になった今、以前の男の自分を見ても不細工と思わなかった

姿が変わることで性格も好みも変わるのかもしれない

 

今の状態だと男性と付き合うとか想像できない

どちらかというと嫌だ

 

それなら女性と付き合うのも想像できない

 

これはまだ結論を出すには早すぎるか

 

このまま時が過ぎればいろんな変化があるのかもしれない

 

考えるのが面倒くさくなってきた

 

頭に浮かぶのは病室にいた以前の自分の姿

 

 

 

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