第二陣同士が激突した。
孫権「曹彰・・・!」
純「孫権か・・・。」
孫権「ここで・・・あなたを討つ!」
純「・・・どうやら、あの時の出会いから吹っ切れたようだな。」
純「だがな、俺はこの戦、負けるわけにはいかねーんだよ。」
純「第二陣、出撃しろ!最初から全力で行くぞ!」
孫権「相手は勢いに乗っている。正面から当たらず、目先をかわしていけ!」
鳳統「はい。敵が恐れているのは分断・挟撃される事。必ずこちらに合わせて向きを変えてくる筈です。」
魯粛「う、後ろにはまだ劉備さん達がいますし、万一何かあってもなんとかしてくれます!・・・よね?」
張昭「戦は一人で行うものではない。最後にモノを言うのは結束力。つまり信頼じゃ。」
愛紗「フン、いかな計略があろうとも、全て返り討ちにすればそれで済む事だ!」
翠「それに、結束力なら、あたし達も負けてないぜ!」
愛紗「そうだ!どちらが強いか、ここで証明してくれる!」
呉蜀連合第二陣も良く粘り
愛紗「奴らを抜ければ後は孫権だけだ!突撃ィー!」
張昭「愚か者が。我らが正面から戦うと思うてか!」
鳳統「今です!お願いします!」
曹彰軍武将A「な、何だ!?地面から槍が!」
純「まあ、流石に無防備で待つっていうわけじゃねーよな。」
孫権「敵の出足は鈍ったぞ!かかれー!」
地面から槍が出てくるという罠を仕掛けたりした。
呂蒙「相変わらず強いですね・・・しかし想定の範囲内です。」
鳳統「はい。そろそろ合図を。」
また
霞「なんや、伏兵がまだおったんか!」
純「準備万端なんだろ。それくらい、流石の俺でも予想したわ。」
凪「後方との連携が・・・指揮が乱れます!」
伏兵を仕掛けたりした。
翠「知った事か!あたし達は目の前の敵を倒すだけだ!」
純「翠の言う通りだ!全軍、敵の動きに惑わされるな!隊を整えて仕切り直せ!」
しかし
呂蒙「そんなっ、この計略の嵐の中を抜けてくるなんて!」
孫権「これが兗州からはるばる遠征してきた曹彰軍の真の力なのか?」
純「俺の力を、そして俺の仲間の力を舐めんじゃねーよ!」
風「仮に全ての能力が互角だった場合、攻め側が優勢になるのが常というものですしねー。」
純「そういう事だ。お前ら、成都はもう目の前だ!残るは劉備とその側近のみ。決戦だ!」
どのような計略も、純達の突破力には耐えきれなかったのだった。
霞「うらあああっ!」
呉軍兵士A「うわあああっ!張遼だ!」
呉軍兵士B「遼来々だ、遼来々・・・!!」
ドガーン!
甘寧「ちっ!それ以上は行かせるものか!」
そう言って、甘寧は張遼を止めようとしたが
曹彰軍武将A「そうはさせねーぞ!」
ガギン!
甘寧「・・・ぐうっ!」
甘寧(しかし・・・曹彰を筆頭に、張遼、関羽、馬超などといった武将も強いが、名が知られていない此奴らも何て強さだ・・・!この力、普通に一万の兵に匹敵する程の強さだぞ!)
純の率いる武将に止められてしまった。
凪「はあああっ!」
ドガーン!
厳顔「ちっ・・・。向こうには気の使い手までおるのか!」
沙和「せいっ!」
カキン!カキン!
周泰「そんな攻撃、一人なら私に効くわけが・・・!」
沙和「一人じゃないのーっ!」
真桜「せや!凪、あれやるで!」
凪「おう!」
そして、三羽烏はある構えをとって
真桜「行くでええええっ!」
周泰「な、何ですかっ!?」
厳顔「あの妙な槍を先頭に・・・!?いかん、逃げろ!」
孫尚香「きゃーっ!」
凪・真・沙「「「はあああっ!」」」
ガギン!ガギン!ガギン!ガギン!ガギン!
呂蒙「な、何ですかこの威力・・・!」
厳顔「気と絡繰の組み合わせか。中々やりおる。」
連携技を発動した。
真桜「見たかー!これが必殺、噴射暴風攻撃や!」
甘寧「ちっ!動きが止まった隙を狙え!もう一度やられてはたまらんぞ!」
沙和「そうはさせないの!」
ズバッ!
呉軍兵士C「ぐはっ!」
ザシュッ!
呉軍兵士D「ぎゃあああっ!」
厳顔「・・・成程。三人目はそういう役目か。」
沙和「何もしてないわけじゃないの!凪ちゃん、真桜ちゃん、もう一発なのー!」
凪「ああ!」
真桜「おっしゃあ!ここは出し惜しみナシで行くでぇぇっ!」
そう言って、再び連携技を発動したのだった。
曹彰軍本陣
稟「はぁ、はぁ・・・とりあえず、何とか凌げましたね・・・。」
純「風、稟の状態は?」
風「こちらも、とりあえず何とかー。」
純「そうか・・・。こっちの立て直しは俺がやる。だから、お前は少し横になれ。」
しかし
稟「構いません。」
そう言って、稟は断った。
純「何・・・。」
稟「今ここで手を緩めたら、敵は勢いづきます。」
風「稟ちゃん・・・。」
純「稟・・・。」
稟「ですから、ここで緩めるわけには・・・」
しかし
純「誰か!稟を本陣から叩き出せ!」
稟「純様!?」
純は稟を下がらせようとした。
純「お前が抜けたくれーで、俺達の手が緩むだと・・・?お前、俺を誰だと思ってんだよ!」
純「それとも疲労のせいで、そんな判断が付かなくなったのか?」
純「だったら尚更、お前は足手まといだ。・・・そうじゃねーと示したいなら、横になって休め!」
稟「純様・・・。」
風「稟ちゃん。ここは従うべきかとー。」
純「・・・安心しろ。次の敵が動いたら、お前には存分に働かせて貰うからな。」
これに
稟「すみません。でしたら、少しお言葉に甘えます。」
稟はそう言って横になったのだった。
曹彰軍武将B「曹彰様。水、持って来ました。」
純「ああ。先に稟に飲ませておいてくれ。」
純「それと、何か食う物があれば、それを稟に。」
曹彰軍武将B「承知しました。」
風「・・・純様。次はいよいよ、敵の主力かとー。」
純「そうだな。趙雲や孫策もまだ出て来てねーからな・・・。」
風「・・・はてさて。」
純「・・・とはいえ、連中に付き合ってやんのもここまでだ。俺も出撃する!風はここに残り、待っていてくれ。」
風「分かりましたー。純様、どうかご無事で。」
純「ああ。」
そして、天幕を出た純は、馬に乗って
純「全軍に命じる!出陣する!『黄鬚』曹彰に付いてこい!」
と力強く言った。
「「「おおーっ!!」」」
そして、純は最終決戦に向けて、最前線に向かったのだった。
孫権「小蓮は撤退するか・・・。」
曹彰軍武将C「おらー!余所見してっと・・・っ!」
ガギン!
孫権「くっ。曹彰軍は曹彰、関羽、張遼、馬超などといった武将だけじゃないのね・・・!」
曹彰軍武将D「食らえっ!」
ガギン!
孫権「ちぃっ!こうも強くそして連携を食らったら、私では避けきれない!」
曹彰軍武将C「おらもういっちょーっ!」
孫権「雷火!雛里!」
張昭「蓮華様が彼奴らを食い止めておる間に、何としても曹子文への道を開くのだ!」
鳳統「はいっ!総員、もう一度突撃して下さい!」
しかし
曹彰軍武将E「それはさせるわけにはいかぬな!」
曹彰軍武将E「この先には一歩たりとも進ませてはならぬぞ!何としても曹彰様の所には行かせるな!踏ん張れ!」
完全に食い止められてしまって、突破出来なかった。
張昭「おのれ!何て強さじゃ!」
鳳統「このままでは・・・!」
魯粛「れ、蓮華様、雷火様ぁ!そろそろこっちも限界ですよぉ!」
孫権「くっ。・・・せめて、小蓮が下がるまでは持ち堪えたかったけれど。仕方ない、こちらも撤退する!」
鳳統「蓮華様・・・!」
孫権「・・・私だって悔しいけれど、ここは堪えなさい、雛里。」
鳳統「・・・分かりました。」
張昭「くっ・・・!」
魯粛「っていうか、後方にいるとか言いつつ思いっ切り最前線まで来てますよね、雷火様。」
張昭「うるさい!お主はさっさと撤退を指揮せんか!」
そして、純達は呉蜀の第二陣を退けたのだった。
成都前
愛紗「・・・霞、そちらも生きていたか。」
翠「霞、無事だったんだな。」
霞「真桜らのお陰でなー。・・・にしても連中、気持ちええくらいの引き際やったなー。」
愛紗「・・・嵐の前の静けさだろうな。」
翠「・・・そうだな。」
霞「いよいよ本隊かー。」
愛紗「ああ。趙雲に孫策のいるな。」
その時
純「この最終決戦、俺も参加させて貰うぞ。」
純が馬に乗って現れた。
愛紗「純様・・・。」
霞「おお、純!」
翠「やはり純殿も出るか!」
純「指揮は風達に任せてる。それに、本陣の天幕でじっとしてるより、最前線で武を振るってる方が俺の性に合う。」
愛紗「全く・・・純様は。」
霞「にゃはは!純らしいで、ホンマ!」
翠「純殿と一緒に戦ったら、やっぱ負ける気がしないぜ!」
純「そうか・・・。では、お前達の活躍、期待してるぞ!」
愛紗「はっ!」
霞「おう!」
翠「錦馬超の槍の冴え、もっと見せつけてやるぜ!」
そして、純達は陣形を整えたのだった。
蜀軍本陣
趙雲「桃香様。出撃準備、整いました。」
劉備「うん。・・・月ちゃんは?」
趙雲「恋とねねに命じて、詠と共に逃がしました。」
劉備「そっか・・・。」
趙雲「・・・鈴々。この戦、絶対に勝ってみせるぞ!」
張飛「当たり前なのだ!」
劉備「蓮華さん、焔耶ちゃん。城の守りと支援、お願いします。」
魏延「お任せ下さい!星、外と桃香様は頼んだぞ!」
趙雲「ふっ、言われるまでもない。」
孫権「・・・ええ。姉様達も気を付けて。」
孫策「ふふっ。勿論。」
鳳統「冥琳さん、勝ちましょう!」
周瑜「ああ。それ以外に道はないからな。それに、諸葛亮の為にもな。」
太史慈「大丈夫!私と雪蓮と冥琳がいれば、例え『黄鬚』曹彰でも打ち砕けるって!」
程普「桃香ちゃん、兵が言葉を欲しがっているわよ!」
劉備「はいっ!」
そして、劉備は前に出た。
劉備「皆さん!圧倒的だった曹彰さんとの戦いも、皆の活躍のお陰で今は互角になってます!」
劉備「私達には多くの勇者と、賢者が味方してくれています!だから、この戦いを終わらせるため・・・皆も、あともう少しだけ力を貸して下さい!」
曹彰軍最前線
純「いよいよ本隊が動き出したか・・・。」
愛紗「純様。我らに言葉を。」
純「ああ。勿論。」
そう言った純は、居並ぶ兵士達に向けて太刀を突き上げた。
純「聞けぃ!魏武の精鋭達よ!」
純「長く苦しいこの遠征も、いよいよ最後の一戦となった!」
純「黄巾の乱より始まった大陸の混乱も、反董卓連合、そして官渡から連綿と続くこの戦いによって、いよいよ幕引きとなるだろう!」
純「全ての戦いを思い出せ!その記憶、その痛みと苦しみ、その経験と勇気の全てを、この一戦に叩き付けるのだ!」
純「曹魏全軍大都督としてでは無く、『黄鬚』と呼ばれてる者としてでも無く、この国を愛する者として皆に願う!」
純「俺と共に戦い、勝て!」
純「そして、素晴らしき未来を手に入れ、曹魏の王である我が姉曹孟徳に捧げるのだ!」
劉備「この大陸の平和のために・・・」
純「この大陸の繁栄のために・・・」
純・劉「「総員、突撃ぃぃぃぃっ!」」
そして、天下を決める最終決戦が幕を開けたのであった。
投稿できました。
もうすぐで、この戦いが終わる・・・!!
どうなるのか・・・!!
それでは、また。