恋姫無双〜黄鬚伝〜   作:ホークス馬鹿

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1話です。

投稿できました。

では、どうぞ。


1話

陳留

 

 

 

陳留の城で、

 

華琳「・・・流れ星?」

 

華琳はある一つの流れ星を見た。

 

春蘭「華琳様!出立の準備が整いました!」

 

秋蘭「華琳様?どうかなさいましたか?」

 

華琳「ええ。今、流れ星が見えたのよ。」

 

これに春蘭と秋蘭に流れ星の事を伝えた。

 

春蘭「流れ星、ですか?こんな昼間に。」

 

秋蘭「・・・あまり吉兆とは思えませんね。ただでさえ怪しげな物を追っている最中だというのに・・・出立を延期致しましょうか?」

 

これに秋蘭は延期をするか否かを問うたが、

 

華琳「吉か凶かを取るのは己次第よ。それにこんな理由で滞在を延期しては、また栄華に小言を言われてしまうわ。後、今遠征に出ている純にもね。」

 

と華琳はそう返した。

 

秋蘭「はっ。ならば、予定通りに。・・・姉者。」

 

春蘭「おう!総員、騎乗!騎乗ッ!」

 

華琳「無知な悪党共に奪われた貴重な遺産、何としても取り戻すわよ!・・・出撃!」

 

そう言い、華琳はある物を追うために出撃したのだった。

 

 

 

 

同時刻、とある場所

 

 

 

 

純「ん?流れ星?」

 

純も、華琳同様流れ星を見た。

 

副官A「曹彰様、帰還の準備が出来ました!」

 

純「・・・ああ。」

 

副官A「どうかなさったのですか?」

 

純「・・・流れ星が見えた。」

 

副官A「流れ星、ですか?まだ昼間なのに?」

 

純「ああ。」

 

これには

 

副官A「何かの予兆でしょうか?」

 

副官もそう言ったのだが、

 

純「さあな、俺そういったのはよく分かんねーしな。まあ、こんな程度でいちいち目くじらを立てても駄目だろ。」

 

と純はそう返したのだった。

 

副官A「そうですか・・・。」

 

純「では、帰るとしよう。」

 

副官「はっ!総員、撤退だ!」

 

純「それと、姉上に使いを送れ。全て完了したと。」

 

副官「御意!うん?曹彰様、あちらに賊に襲われてる者がおります。」

 

純「本当だ。すぐに助けるぞ!」

 

副官「御意!」

 

 

 

 

??「はあ、はあ、はあ、風もう少し速く走れないのですか?じゃないと追いつかれますよ!」

 

眼鏡をかけた少女が頭に人形を乗せてある少女に必死に言った。

 

??「そんなこと言われても~、キャ!」

 

すると、頭に人形を乗せてある少女が転んでしまった。

 

??「風!」

 

眼鏡をかけた少女が駆けつけたが、その時には彼女らを追っていた連中が追いついていた。

 

賊A「やっと追いついたぜ。ほらさっさとオレ達と着いてきな。」

 

??「嫌!」

 

眼鏡をかけた少女が抵抗してるが、腕を捕まえられ身動きできなくなった。すると、

 

賊B「おい、大変だ!!後ろから官軍らしき集団が来たぞ!!」

 

賊A「何!!くそ、なかなかの上玉だって言うのに。おい、逃げるぞ。」

 

賊B「ああ!!」

 

そう言って、2人の賊は2人の少女を置いて逃げていったのである。

 

副官「曹彰様、賊は逃げたようですな。この2人を置いて。」

 

純「そのようだな。2人とも、怪我はなかったか?」

 

??「ええ。危ないところでしたが、ありがとうございます。」

 

??「はい~。おかげさまで~。」

 

??「もし宜しければ、あなたの名前を聞いても宜しいでしょうか?」

 

純「いいが、まずは自分から名乗るのが筋じゃないか。」

 

??「失礼しました。私の名前は戯志才。そしてこっちが」

 

??「程立ともうします~。」

 

すると、

 

純「戯志才とやら、その名は偽名だろう?」

 

稟・風「「!?」」

 

すると、2人は驚愕の表情を浮かべた。

 

稟「な、何故!偽名だと・・・!」

 

純「だって、自分の名前を言う際、一瞬思考する素振りを見せたじゃん。」

 

稟「そ、それは・・・。」

 

彼女は動揺した。しかし、

 

純「まあ、このご時世だ。偽名を使わねばならん理由があるのだろう。俺は気にしてねーから。」

 

稟「そ、そうですか・・・。」

 

そう言った戯志才であったが、目の前の男の雰囲気に流すことが出来ないでいる。すると、

 

風「それで、お兄さんの名前は?」

 

純「ああ、すまん。俺の名は曹彰、字は子文だ。」

 

稟「あなたがあの曹彰様ですか!?」

 

純「おお、そうだが。」

 

戯志才の驚きように純は戸惑う。すると程立が戯志才をからかうように言った。

 

風「稟ちゃんは曹彰様の噂を耳にして、ずっと興味を持っていましたからー。その本人に会えたのがとても嬉しいのでしょう。」

 

稟「ちょっ、風!!」

 

すると、戯志才が顔を真っ赤にしながら止めようとした。

 

純「でも、俺より姉の曹孟徳の方に興味が向くと思うんだけどなー。太守でもあるし。」

 

稟「いえ!確かに曹操殿も素晴らしいお方ですが、その弟君である曹彰様は、遙かに素晴らしいお方です!なぜなら、曹彰様は幼くして、武において圧倒的な才能を見せ、将兵の統率に長け、兵法もしっかり修めている。まさに黄鬚という異名に相応しいお方!」

 

純「分かった分かった。まあ落ち着いて。」

 

風「稟ちゃん。いくら憧れの方に出会えたからって、ちょっと興奮しすぎなのですよ~。」

 

稟「ごほん。失礼致しました。」

 

純「まあ、何だ。俺これから陳留に帰る予定なのだが、お前達はどうするの?」

 

稟「はい。もし宜しければ、私をあなた様の軍師として雇っていただけないでしょうか?」

 

風「稟ちゃん、抜け駆けはずるいですよ~。風も曹彰様について行きます~。」

 

純「いいのか。俺、太守でもねーんだぞ。」

 

稟「はい、それでもかまいません。」

 

風「風もですよ~。」

 

純「そっか・・・。分かった。じゃあ改めて、歓迎する。俺の真名は純だ。宜しく。」

 

稟「ありがとうございます。では改めまして、私の名は郭嘉、字は奉孝と申します。真名は稟です。」

 

風「風の真名は風なのです。それとこの際、名を程立から程昱と名を改めます~。日輪を支えるという意味で。」

 

すると稟が、

 

稟「風、それって。」

 

風「はい~。風、先日夢を見ました。それは、風の目の前に太陽が落ちてきて、それを風が持ち上げる夢です。これは風が純様という日輪を支えろというお告げだと思います~。」

 

稟「まさか、風も私と同じ夢を見るとは・・・。」

 

風「おお~、稟ちゃんもですか~?」

 

稟「はい。私も風と同じです。私が日輪を持ち上げる夢を。」

 

2人が驚きと興奮で言葉が告げられなくなっていたので、純が

 

純「分かった。2人の真名、受け取ろう。では、共に陳留に行こう。」

 

稟「はっ!!」

 

風「はい~。」

 

純「っと、その前に。おい、誰か。」

 

兵士A「はっ!」

 

純「道中、軍師を雇ったと姉上たちに伝えておいてくれ。」

 

兵士A「御意!」

 

純「よーし、行くぞ!!」

 

そうして、純たちは陳留に向かったのであった。新たな仲間を加えて。

 

 

 

 

一方の華琳達も、一人の少年と少女を連れて、陳留の城に帰った。

 

栄華「お帰りなさいませ!お姉様!」

 

華琳の帰還を知らせで聞いた栄華は、自ら出迎えた。

 

一刀「・・・誰、あの子。華琳の妹?」

 

彼女を見た一刀は、秋蘭に尋ねた。

 

秋蘭「この陳留の金庫番を任されている、曹洪と言う。実の妹ではないが、華琳様の曹一門に属するお方だ。・・・それと」

 

一刀「分かってるよ。勝手に真名を呼んだりしない。」

 

秋蘭「それもだが・・・北郷は暫く黙っていろ。華琳様から何か言われても、最低限の事しか答えなくて良い。分かったな?」

 

その言葉に、

 

一刀「・・・ああ、そうする。」

 

一刀はそう頷いて答えた。

 

華琳「今戻ったわ、栄華。・・・けれど、なにもここで出迎えなくても良かったのよ?」

 

栄華「遣いも受けましたし、見張りからも遠くにお姿が見えたと報告がありましたので・・・いてもたってもいられなくて。」

 

栄華「ああ・・・御髪もお衣装も砂だらけで。すぐにお風呂とお召し物の支度をさせていますから、すぐにお使い下さいまし。」

 

華琳「ふふ、ありがとう。留守中は変わりはなくて?」

 

栄華「はい。柳琳もいましたし、華侖さんも・・・彼女なりに、よくやって下さいましたわ。」

 

しかし、華侖の名を出すと微妙な間があったが、そこはご愛嬌である。

 

華琳「そう。ああ、後純からの遣いで、道中軍師を雇ったとの知らせが入ったわ。」

 

栄華「分かりましたわ。それと、その・・・お姉様。・・・新しく出迎えたお客人がいるとか。」

 

華琳「・・・ふふっ。そうね、いらっしゃい。」

 

一刀「・・・ああ。」

 

香風「はーい。」

 

そう言われ、一刀と香風は前に出た。

 

栄華「あらあら、まあまあ・・・!」

 

香風「・・・?」

 

すると、栄華は香風を見ると、目を輝かせたのだった。そう、彼女は少女趣味である。

 

栄華「ふふっ。とっても可愛らしいですわね・・・。お姉様、この子は?」

 

華琳「遣いに持たせた連絡の通りよ。私の元で暫く働いてくれる事になったわ。」

 

栄華「そうですの!」

 

香風「・・・?」

 

その間、栄華は香風に対し非常に優しい対応をしたのだが、時折危ない状態だったため、

 

華琳「栄華。」

 

華琳に止められたのだった。その間、一刀はスルーされていたのだった。

 

栄華「あ・・・。ふふっ、申し訳ありません。つい癖で・・・。」

 

一刀「・・・どんな癖だよ。」

 

この状況に、一刀はそう突っ込んだ。

 

栄華「ご安心なさって。お姉様のお手つきの子に手を出すような真似は、誓ってい致しませんわ。」

 

華琳「私の期待を裏切らないで頂戴。」

 

香風「・・・お手つき?」

 

一刀「多分気にしないで良いやつだと思うよ、香風。」

 

香風「・・・うん。」

 

華琳「それと・・・一刀。」

 

一刀「あ、ああ。俺の事、ちゃんと見えてるんだよな?気付かないうちに香風以外に見えなくなってたりしないよな?」

 

華琳「寝言は寝ている間にしておきなさい。栄華、改めて、もう一人も紹介するわ。・・・一刀、もう一度名乗りを。」

 

華琳にそう言われ、

 

一刀「ああ。俺は北郷一刀。色々あって・・・」

 

一刀は自己紹介したのだが、

 

栄華「はい、それで結構ですわ。お姉様の連絡に目を通しましたから、もう十分。」

 

と途中で遮り、明らかに香風とは百八十度違う対応をされたのだった。これには

 

華琳「栄華。一刀はこれでも例の事件の貴重な情報源よ。必要以上にはしなくて良いけれど、相応の扱いはするように。」

 

華琳はそう言い、栄華をたしなめた。

 

栄華「それは・・・どうしてもですの?お姉様。」

 

華琳「どうしてもよ。純も同じ事を言うわよ。」

 

栄華「・・・はぁ。承知致しました。」

 

そして、栄華は不服そうな態度で目を逸らしながら、

 

栄華「では、厩の隅に藁を積んでありますから、好きにお使いなさい。使った藁は間違って馬が食べてしまわないように、ちゃんと片付けて下さいまし。宜しくて?」

 

そう一刀に言った。

 

一刀「わ、藁・・・。」

 

華琳「・・・栄華。」

 

栄華「ですがお姉様・・・!!」

 

栄華「香風さんのような可愛らしい子ならいざ知らず、こんな臭くて汚らわしいのは既に置く経費も勿体ないのですけれど!」

 

華琳「私は、同じ事を二度言わせる子は嫌いよ。純も同じ事を言うわよ。」

 

栄華「ぐ・・・っ。」

 

これには、華琳も殺し文句で黙らせた。

 

栄華「・・・分かりましたわ。お部屋を用意させます。」

 

一刀「ありがとう。世話になってる分はちゃんと働くよ。」

 

栄華「当たり前ですわ。あなたがここで暮らす中で、どれだけのお金が無駄に掛かっているか・・・ちゃんと理解して過ごして下さいまし。」

 

栄華「それと、今後は私の視界に入らないで下さる?」

 

一刀「お、おう・・・?視界の中?」

 

栄華「今はお姉様の指示で、我慢して話していますけれど・・・私、本当は愛らしい女の子しか視界に入れたくありませんの。宜しくて?」

 

一刀「・・・分かった。気を付ける。」

 

そして、一同は城に入ったのであった。




投稿できました。

あらすじにも書いてありますが、基本的にゲームの内容をベースに投稿します。

それでは、また。
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