恋姫無双〜黄鬚伝〜   作:ホークス馬鹿

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35話です。


35話

陳留・大通り

 

 

 

 

一刀「・・・平和だなぁ。」

 

と一刀か警備をしながらそう独り言を言った。たまに黄巾党の残党が現れても、訓練を積んだ兵達であっさり討伐できる。

 

一刀「本当に都じゃ、董卓が暴れてるのか・・・?」

 

華琳が送った使者は董卓に会う事が出来ず、警備の合間に都から来た隊商からの話では、血生臭い宮廷の話が枚挙に暇が無い。

そう色々考えていると、

 

??「あのぉ・・・すいません。」

 

一刀「ん?何ですか?」

 

後ろから声を掛けられたので、振り返った。

 

??「ちょっと教えて欲しいことがあるんですけど・・・構いませんか?」

 

一刀「何でしょう?道に迷いました?それとも、盗難でも?」

 

??「えっと、お城・・・」

 

??「の前に、美味い料理を食べさせてくれるところ、教えてくれよ!」

 

??「ちょっ!文ちゃぁん!」

 

文醜「いいじゃんか斗詩。あんなバカでかいもん、別に逃げはしないって。」

 

顔良「うー。まったくもぅ、しょうがないなぁ・・・。」

 

文醜「それに、腹が減っては戦は出来ぬって言うだろ!まずは腹ごしらえだよ。な、兄ちゃんもそう思うだろ!」

 

一刀「あはは・・・。で、どこに案内すれば良いのかな?」

 

文醜「料理屋がたくさん並んでるところ!」

 

一刀「あー。料理街ね、向こうに屋台通りがあるから・・・そこで良い?美味しい店も沢山あると思うよ。付いてきて。」

 

文醜「おお!兄ちゃん、気が利いてるじゃんか!」

 

と言われながら、一刀は料理街に案内したのだった。

 

 

 

 

 

料理街

 

 

 

 

 

文醜「おおおーっ!斗詩、見ろよ!すげー!屋台がたくさんある!」

 

顔良「そりゃ、屋台通りっていうくらいだし・・・」

 

一刀「それじゃ、俺はこの辺で・・・」

 

すると、

 

文醜「なんだよ兄ちゃん、あんたも一緒に食べていきなよー。どうせ昼飯、まだなんだろ?」

 

と誘われた。これには

 

一刀「え?確かにちょうど良い時間だけどさ。」

 

顔良「ちょっと、文ちゃん。悪いよ。」

 

文醜「気にするなって。旅費ならたっぷりもらってるんだし!」

 

顔良「だからって、旅費ならなおのこと大事に使わないと・・・。帰ってから真直ちゃんに怒られるよ。」

 

顔良がたしなめた。

 

文醜「それより何か?あたいのオゴリが食べられないってのか?」

 

一刀「いや、そんなワケじゃないけど・・・」

 

文醜「なら決まり!兄ちゃん、どっかオススメのお店、教えてくれよ!さっきそう言ったよな!」

 

一刀「え、美味しい店があるとは言ったけど、教えるとは誰も・・・」

 

その時、

 

華侖「季衣!一刀っちがいるっす!おーい!おーい!」

 

華侖が声を掛けてきた。

 

一刀「華侖に季衣か!助かった!」

 

華侖「あ、もしかしてお仕事中だったっすか?」

 

季衣「・・・でも、助かったってなに?」

 

一刀「いや、この人達にオススメの店を紹介する事になったんだけどさ。季衣、どこか心当たりない?」

 

季衣「この辺り?まかせてよー!」

 

文醜「ん?このちびっ子、詳しいのか?」

 

顔良「ちょっと文ちゃん、失礼だよぅ・・・。」

 

季衣「・・・兄ちゃん。誰、このぼさぼさ。」

 

文醜「・・・ぼさぼさ・・・。」

 

一刀「こら、季衣。そんな事言っちゃダメだろ。失礼じゃないか。」

 

季衣「うー。」

 

顔良「文ちゃんも落ち着いてってば。」

 

文醜「むぅぅ・・・。」

 

一刀「えーっと、彼女はこの辺りの料理屋にすごく詳しいから、きっと美味しいお店も教えてくれますよ。」

 

華侖「一刀っち、なんでそんなに棒読みなんすか。」

 

顔良「へぇぇ・・・。良かったね、文ちゃん。」

 

文醜「・・・ふぅん。こんなちびっ子が詳しいのかねぇ。」

 

季衣「この街に来たばっかりのぼさぼさよりは、詳しいと思うけどねー。」

 

文醜「なんだとぅ・・・!」

 

季衣「なんだよぅ・・・!」

 

一刀「おいこら、季衣・・・。」

 

顔良「文ちゃぁん・・・。」

 

文醜「ふー・・・。」

 

季衣「むー・・・。」

 

華侖「それはいいから、お腹すいたっすー。季衣ー。」

 

一刀「そ、そうだな。とにかくその店に行こうぜ。そちらのあなたも、構いませんか?」

 

顔良「はい。なんていうか・・・すみません。」

 

一刀「いえ、それを言うならこちらこそ・・・」

 

季衣「いいよ!そっちのぼさぼさに、絶対美味しいって言わせてやるんだから!見てろよ!」

 

文醜「へっ。あたいの舌は厳しいぜ?ちびっ子程度の選んだ店で、そうそう美味いなんて言わないっての。」

 

季衣「むーっ!」

 

文醜「しゃー!」

 

そして、季衣がオススメのお店に入っていったのであった。

 

 

 

 

 

料理店

 

 

 

 

 

文醜「うまーい!」

 

一刀(はやっ!)

 

文醜「おお・・・こんな美味いの食べた事無いぜ!斗詩も食ってみろよ!びっくりするほど美味いから!」

 

顔良「もう食べてるよぅ・・・。」

 

季衣「へぇぇ・・・お姉ちゃん、いい食べっぷりだねぇ。」

 

文醜「そういうお前もなかなかじゃん。見直したぜ!」

 

すると

 

一刀「あ、俺の肉・・・!」

 

季衣「へへーん。油断してる方が悪いんだもんねー。」

 

一刀の肉が季衣に取られてしまった。

 

文醜「良い事言うなぁ。全く、油断してるとすぐぱくっとやっちゃうぜ!」

 

一刀「うおっ!姉さんまで・・・!」

 

今度は文醜にも取られてしまった。

 

顔良「文ちゃん、いい加減に・・・って、私の分まで取っちゃダメだよぅ!」

 

そして、

 

華侖「あ・・・あれ。あたしのお肉もなくなってるっす!」

 

華侖も取られてしまった。

 

文醜「油断大敵、ってね。それに、兄ちゃんのオゴリなんだから足りないなら注文すりゃ良いだろ。お姉さん、おかわりー!」

 

一刀「いやちょ!?いつ俺のオゴリになった!?」

 

季衣「僕もおかわりー!」

 

華侖「あたしもおかわりっすー!」

 

??「はいはい!すぐ持ってきまーす!」

 

顔良「すいません、すいません。お金はちゃんと払いますから・・・!」

 

一刀「そう言ってもらえると助かるけど・・・なんか、季衣が二人いるみたいだ。」

 

顔良「はぁ。私も、文ちゃんが二人いるみたいに見えます。」

 

文醜「それにしてもこれ、美味いなぁ。南皮でもこんな美味い店、なかなかないぜ!」

 

季衣「うーん。何かこの味、どこかで食べた気がするんだよなぁ・・・こんな美味しいお店の味、僕が忘れる筈無いんだけど・・・。」

 

一刀「え?ここ、行きつけの店じゃないの?」

 

季衣「違うよ。秋蘭様が美味しいって教えてくれたから食べに来てみたの。初めてだよ。」

 

その発言に

 

文醜「・・・ンだお前。まさか、そんな店でこのあたいと勝負しようと思ったのか?」

 

文醜はちょっと反応し、ピリピリした雰囲気になった。

 

文醜「良い度胸してるじゃねえか・・・あぁ?」

 

文醜「気に入ったっ!そのイチかバチかの勝負度胸、ちっこいってのに大したもんだっ!あたいの事、猪々子って呼んで良いぜ!」

 

季衣「おーっ!なら、僕の事も季衣って呼んで良いよ!いっちー!」

 

文醜「いっちーか!良いなぁ、気に入った!今日は良い日だ!すっげー良い日だっ!」

 

そのやり取りに

 

一刀「えーっと、あれって・・・真名?」

 

と一刀は顔良に尋ねた。

 

顔良「・・・はい。真名です。」

 

それに、顔良はそう返した。

 

一刀「真名ってそこまで軽いもんじゃ・・・」

 

そう言い、華侖を見た。

 

華侖「むぐむぐ・・・何すか?一刀っち。」

 

一刀「・・・何でもない。」

 

一刀(・・・いや、まあ、真名一つで取っても色んな考えの人がいるよな。)

 

文醜「軽くなんかないっ!あたいが、いっちーの事を認めた・・・って、あれ?」

 

季衣「二人ともいっちーじゃ、呼びにくいねぇ。」

 

文醜「なら、きっ・・・」

 

顔良「文ちゃん、それは多分ダメ!」

 

季衣「じゃあどうしようか。許緒の方で何かするかなぁ・・・。」

 

文醜「許緒かぁ・・・。なら、きょっちーかな。」

 

季衣「おー、良いんじゃない?いっちー。」

 

文醜「よし、きょっちー!」

 

季衣「いっちー!」

 

??「はい大皿、これとこれとこれ・・・追加ですー!」

 

文醜「ご飯おかわり!」

 

季衣「こっちもおかわり!」

 

華侖「あたしもおかわりっすー!」

 

??「は、はぁいっ!」

 

給仕の子は、一刀達のやり取りなんか見向きもしないでパタパタと厨房へ戻った。

 

一刀「で、君達、この街に何しに来たの?見たところ、武術もやるみたいだけど・・・」

 

顔良「分かるんですか?」

 

一刀「・・・まあ、一応、ね。」

 

顔良「はい。ええと、ですね・・・」

 

その時

 

秋蘭「失礼する。」

 

一刀「あ、華琳に純。秋蘭も。」

 

華琳と純、そして秋蘭と喜雨がやって来た。

 

華琳「あら。一刀達も来ていたの。」

 

純「よお、一刀。」

 

一刀「おう。それに喜雨も一緒なんて珍しいな。」

 

喜雨「この店には、僕の回る村で獲れた野菜を卸してるんだよ。大口で定期的に買ってくれるお客さんがいると、村の収入が安定するからね。」

 

一刀「成程なぁ・・・。色々やってるんだ。」

 

華琳「・・・そちらの二人は?」

 

一刀「美味しい料理屋を案内してくれって頼まれたんで案内したら、こんな事にね・・・」

 

顔良「お兄さんにはお世話になってます。」

 

華琳「相変わらず、若い女の子には優しいのね。一刀。」

 

一刀「いや、俺は仕事だから・・・」

 

華琳「・・・。」

 

顔良「・・・。」

 

文醜「・・・。」

 

一刀「ちょっとぉ。初対面の人が誤解するだろー!」

 

純「あはは・・・。」

 

??「あ、いらっしゃいませ!曹操様、曹彰様、夏侯淵様、今日もいつものでよろしいですか?」

 

顔良「っ!」

 

文醜「・・・?」

 

秋蘭「うむ。華琳様と純様もよろしいですか?」

 

華琳「ええ。それでお願いするわ。」

 

純「俺もそれで頼む。」

 

喜雨「僕も同じもので。」

 

??「はいっ。すぐお持ちしますねー!」

 

そう言って、給仕は厨房に向かった。

 

一刀「何?三人とも、よく来るの?」

 

純「まあな。」

 

華琳「まだ若いのに、大した腕前よ。本当は城に欲しいのだけれど・・・」

 

一刀「・・・断られたの?」

 

華琳「ええ。親友に呼ばれてこの街に来たのだけれど、結局合流出来なかったらしいのよ。それで、手掛かりが見つかるまでここで働いているんですって。」

 

一刀「親友ねぇ・・・。この街も人はどんどん増えてるし、名前だけじゃ中々見つからないだろうな・・・。」

 

華琳「あら。あなたでも出来ないの?」

 

一刀「中々、って言っただけだよ。・・・警備隊を動かして聞き込みをすれば、多分何とかなるよ。」

 

華琳「任せるわ。友人の消息が分かれば、その友人ごと召し抱える手もあるでしょうし。」

 

一刀「まあ良いか。・・・警備隊まで動かすのは流石にどうかと思ったけど、華琳直々の命令だもんな。」

 

華琳「それに、困っている女の子を助けるのは、あなたの仕事なのでしょう?」

 

その時、

 

??「お待たせしましたー!」

 

その給仕が料理を持って来た。

 

一刀「あの、お姉さん。」

 

??「はいっ。ご注文ですか?」

 

純「コイツがお前の友人を探してくれるそうだ。良かったら、特徴を言ってみたらどうだ。」

 

??「え、本当ですか?」

 

一刀「そういうのが仕事だしね。その子も料理人なの?」

 

??「いえ、食べる方は大好きなんですけど・・・料理はさっぱりなんです。ただ、私を呼んでくれたって事は、料理のお店で働いてるんじゃないかな・・・と。」

 

一刀「その手紙には仕事の事は書いてなかったの?」

 

??「住み込みの仕事が見つかったから、来いとだけしか。ただ、私が呼ばれるくらいですから、彼女も給仕か、力仕事の裏方をしているのかと。力自慢の子なので。」

 

純(内容も内容だが、来る方も来る方だろ・・・。)

 

そんなことを純は思っていた。

 

一刀「ふーん。食べるのが大好きな、力持ちか・・・。流石にそれだけじゃ、手掛かりが少なすぎるな。」

 

一刀「そうだ、名前は?真名じゃないほう。」

 

??「ええっと、真名じゃない名前なら、許緒・・・」

 

その回答に

 

一刀「・・・。」

 

華琳「・・・。」

 

純「・・・。」

 

秋蘭「・・・。」

 

喜雨「・・・。」

 

呆れつつ、季衣を見た。

 

季衣「・・・にゃ?」

 

その時、

 

??「あーっ!」

 

その給仕が季衣を見た瞬間、大声を上げた。

 

季衣「あー。流琉ー♪どうしてたの?遅いよぅ。」

 

流琉「遅いよじゃないわよーっ!あんな手紙よこして私を呼んだと思ったら、なんでこんな所にいるのよーっ!」

 

季衣「僕こそずーっと待ってたんだよ。城に来いって書いてあったでしょー!」

 

流琉「お城って、ホントにお城だったの!?季衣の事だから、ずっとどこかの大きな建物をお城と思ってるのとばかり・・・。」

 

季衣「ホントにお城ですよねぇ、華琳様。」

 

華琳「ええ。」

 

流琉「ええええええ・・・。お城って、曹操様の・・・州牧様のお城なの・・・!?でも曹操様もおっしゃってるなら季衣の勘違いじゃないし・・・えええ・・・。」

 

一刀(いや、まあ、気持ちは分かる。まさか捜査開始から十秒経たずに解決するなんて、俺だって思わなかったしな。)

 

文醜「なんか、修羅場だなぁ。あ、これも美味いわ。」

 

顔良「文ちゃんもそう言いながら食べないでよ。」

 

文醜「なに?斗詩も食う?」

 

顔良「いらないよぅ。」

 

華侖「こっちも美味しいっすよー。」

 

文醜「お、マジかー!」

 

すると、

 

流琉「季衣のばかーっ!」

 

季衣「流琉に言われたくないよぅっ!ずっと待ってたのにー!」

 

その横で季衣と流琉がそれぞれの武器を取り出して喧嘩を始めた

 

華琳「・・・純。」

 

純「・・・はっ。」

 

そして純は

 

純「・・・ふぅーはぁー・・・。」

 

ゆっくりと殺気を出したのだった。これには、

 

季衣「・・・。」

 

流琉「・・・。」

 

季衣と流琉は、武器を下ろしてしまい、

 

純「季衣、給仕、そこまでだ。」

 

季衣「は、はい。」

 

流琉「す、すいませんでした。」

 

腰が抜けてしまった。これには、

 

文醜「・・・。」

 

顔良「・・・。」

 

華侖「・・・。」

 

文醜、顔良、そして華侖も固まってしまった。

 

純「姉上、止まりました。」

 

華琳「ええ。ご苦労だったわね。」

 

純「御意。」

 

秋蘭「・・・ふう。」

 

一刀(あ、相変わらずスゲー・・・。)

 

華琳や秋蘭、一刀は除いて。とはいえ、一刀は未だにビビっていたが、以前は季衣と流琉同様腰が抜けてしまったのでまだマシな方だった。

 

純「それで、この陳留に何用で参った。顔良、文醜。」

 

顔良「は、はい!主、袁本初より言伝を預かり、南皮の地より参りました。こんな場面で恐縮でありますが、曹孟徳殿、至急お目通りを願いませんでしょうか?」

 

華琳「・・・あまり聞きたくない名前を聞いたわね。」

 

純「はは。」

 

華琳「まあいいわ。席を用意させましょう。」

 

そう言って、料理屋を後にしたのだった。

 

 

 

 

 

 

謁見の間

 

 

 

 

 

 

華琳「袁紹に袁術、陶謙、公孫賛、西涼の馬騰まで・・・よくもまあ、有名どころの名を並べたものね。」

 

顔良「董卓の暴政に、都の民は嘆き、恨みの声は天高くまで届いていると聞いております。今も続く官の大粛正に、禁裏も血の臭いで満ちているとか・・・。」

 

文醜「それをなげいた我が主は、よをただすため、董卓をたおすちからをもったしょこうのかたがたに・・・」

 

一刀「手本になるくらい見事な棒読みだなぁ・・・。」

 

華琳「持って回った言い方は止しなさい。あの麗羽の事だから・・・どうせ、董卓が権力の中枢を握ったことへの腹いせなのでしょう?」

 

これには、

 

顔良「う・・・っ。」

 

図星の反応をした。

 

華琳「そういえば、以前黄巾の討伐で董卓がそちらに出向いた時、麗羽は賄を要求したとか。・・・どうせ断られた怨みも引きずっているのではなくて?」

 

文醜「・・・げっ。」

 

華琳「大粛正とて、都で不正を働いていた官に行っただけと聞くわよ。どちらが悪かは、判断の余地があると思うけれど?」

 

顔良「で、ですが・・・官軍の中でも賢人の誉れ高い蘆植殿を幽州に流したという話も・・・。」

 

華琳「・・・蘆子幹殿の流刑は何進が大将軍だった頃の話でしょう。」

 

文醜「・・・よく知ってますねー。」

 

華琳「よく聞こえる耳があると、知りたくない事も入ってくるのよ。」

 

純(俺もその情報は入っている。しかし稟、一体何人隠密がいるんだ・・・?)

 

燈「顔良殿、先程あげた諸侯の中で、既に参加が決まっている方々は?」

 

顔良「先程あげた挙げた皆様は既に。今も、流れを見ていた小勢力や、袁家に縁のある諸侯達を中心に、続々と参戦の表明を受けております。」

 

純「その中に孫堅もいるだろう?」

 

顔良「孫堅・・・ですか?文ちゃん、知ってる?」

 

文醜「んー。袁術様の所の怖い女かな・・・?」

 

顔良「その方なら、おそらく袁術様と一緒に参戦されるのではないかと。」

 

純「そうか・・・。悪いな、変な事聞いてしまって。」

 

顔良「いえ・・・。」

 

華琳「桂花。私はどうすればいい?」

 

桂花「はい。ここは参加されるのが最上かと・・・。」

 

桂花「華琳様。これだけの英傑が一挙に揃う機会など、この先あるとは思えません。ここで大きな手柄を立てれば、華琳様の存在は諸侯の間で一層盤石な物となります。」

 

一刀「でも・・・良いのか、華琳。今判断の余地はあるって言ったばっかりだろ?」

 

華琳「前に言ったわよ、一刀。心構えはしておけと。」

 

一刀「・・・。」

 

一刀(ああ・・・そうか。あの時点で、華琳はもう心構えってやつを済ませてたのか。)

 

一刀(でも、知ってる人と戦うのか・・・。陳留を留守にしてる栄華も・・・帰ってきて今回の件を知ったら、悲しむだろうな。)

 

一刀「それで・・・良いんだな。董卓の側が正義だったとしても。」

 

華琳「正義など、立場が変わればいくらでも変わるものよ。」

 

華琳「・・・ただ、正しい事が勝つとは限らなくても、勝たなければ正しいとは名乗れないのよ。」

 

燈「それに私達が動かなくても、既に周りは動いています。ならば、それに乗るのも一つの道。」

 

華琳「顔良、文醜。麗羽に伝えなさい。曹操は、その同盟に参加する、とね。」

 

顔良「はっ!」

 

文醜「ありがとうございます!これであたい達も、麗羽様にお仕置きされないで済みます。」

 

一刀(袁紹も文醜達にお仕置きするのか。この界隈、そんな奴らばっかりなのか?)

 

そして、華琳達は参加を決め、季衣と流琉の喧嘩も収まり、それぞれ真名を交換したのであった。




投稿できました。

アレンジできたか分かりませんが、何とか書けました。長くなってるけど・・・。

文才が欲しいです・・・(泣)

そ、それでは、また。
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