霞「はぁ・・・。」
とある日、霞は上物の酒が手に入ったので月見酒と洒落込もうとしたのだが、何か物足りなさを感じていた。
霞「おっかしいなぁ~。こんなに良い酒と綺麗な月があるっちゅうのに何かが足りひん気がするんよな~。」
そう言い、酒を一口飲むが、やはり何かが足りなかった。
霞「う~ん。こういうときは妙ちゃんに聞くに限るな。」
そう言って、霞はその場を後にして秋蘭の部屋に向かったのだった。
秋蘭の部屋
秋蘭「ふむ。何かが足りない気がすると。」
霞「そうなんよ。何が足りひんのかな?」
そう言って、霞は秋蘭に尋ねた。
秋蘭「そうだな・・・。最近あった一番楽しかったことは何だ?」
霞「へ?一番楽しかったことか・・・。せやな・・・たまたまなんやけど、純と一緒に街に行ったことかな?」
と霞は言った。すると、それを聞いた秋蘭はクスクスと笑いながら、
秋蘭「なんだ、もう答えは出たではないか。」
と言ったのであった。
霞「?どういうこっちゃ?」
秋蘭「とりあえず、純様を誘うといいぞ。」
霞「そうなん?まぁとりあえず誘ってみるわ。」
そう言い、霞は秋蘭の部屋を後にした。
秋蘭「随分と軽い足取りではないか。それにしても、栄華に楼杏、そして稟か・・・。恋敵が多くて困ったものだ・・・。」
そう言った秋蘭だが、その顔には微笑を浮かべていたのだった。
その後霞は、純の部屋を訪ねたのだが留守で、あちこち探し、そして先程飲んでいた場所に行くと、
霞「なんや純、ここにおったんか。」
純「ん?ああ霞か。俺を探してたのか?」
純を見つけたのであった。
霞「せやで、一緒に酒でもどうかなと思ったんよ。」
純「そうか。それじゃあ馳走になろう。」
そう言って、純は少しずれて霞の座るスペースを作る。霞はそこに腰を下ろし杯に酒を注ぐと純に手渡し、自分の杯にも注いだ。
霞「結構良い酒やで。」
純「霞がそう言うならそうなんだろうな。」
そう言い、純と霞は静かに酒を飲み始めた。二人の間には特に会話はなく、ただ静かに月を見上げていた。その時、
霞「なぁ純、隣にそいつが居るだけですっごい満足感が味わえるような奴ってどんな存在なんかな?」
と純に質問した。それに純は、
純「うーん、そうだな・・・。同性なら親友、異性なら恋人、もしくは好きな人じゃねーかな。」
そう答えた。すると、
霞「!!そっか~、好きな人か~。」
霞はそう呟いたが、その頬は朱色に染まっていた。
純「俺はそう思っただけだ。しかし、今日の月は良いな・・・。」
と言い、酒を飲んだ。
霞「へへ、せやな~♪」
霞もそう言い、酒をクイッと飲み干した。その時の霞の表情は、非常に幸せな表情をしていた。そして、二人はその後も酒を飲み月を見上げていた
投稿できました。
完全に前作ベースです。お許し下さい(土下座)
それでは、また。