日が天高く昇った穏やかな天気の午後。
純は城内にある中庭で一人、刀に手を添えた格好で静かに佇んでいた。
純「・・・ふぅ。」
息と一緒に余計な力を抜き、集中力を研ぎ澄ます。そして、目を瞑ってイメージする。
純(数は・・・、二十人で軽く準備運動すっか。)
そして、刀を抜き、
純「っ!」
本当に今自分の周りに二十人の敵がいることを想定して、刀を振った。その動きは、周りから見れば、流麗の舞を舞っているかのような動きを見せた。
そして、最後の一人を斬り捨てたのだが、
純(次からは数増やすか・・・。)
といったことを思った。そして、
純「いつまでこそこそ見てんだ。出てこい。」
と声をかけた。すると
愛紗「お気づきでしたか。」
愛紗が出て来た。
愛紗「こそこそ見るつもりはありませんでした、お許しを。」
純「別に良いけど・・・。」
愛紗「純様は、剣術意外にも弓と槍、そして戟も扱えるとか。」
純「まあな。でも、刀と弓以外はそんなに得意じゃねーけどな。」
愛紗「ご謙遜を。先の反董卓連合での呂布との一騎打ちでは、私の使ってる青龍偃月刀を基に作られた武器をいとも容易く操っていたではありませんか。」
純「そりゃ嬉しいな。お前に褒められるなんて。」
愛紗「いえ。それに私は憧れ、仕えてこの武を振るってみたいと思いました。」
純「そうか。最近では、兵法も学んでいるらしいな。先の河北四州の平定の時、奇策を巡らして敵を撃破したな。」
愛紗「兵法に関しては、風に教わっているお陰です。それにあの時は、風に授けられた策を実行しただけです。」
純「それは俺もだぞ。俺も、稟か風の策に従ってそれを実行してるだけだからな。」
純「そのお陰で、俺は戦場でより武を振るえる。しかし、稟はそれを才覚だと言っていたな。」
愛紗「才覚?ただ授けられた策を聞き、実行する事がですか?」
純「うむ。稟曰く、『万全の策があっても、それを実行できるかどうか。それを才覚ではないでしょうか。』と言っていた。」
愛紗「成程・・・。稟らしい発言ですね。」
純「ああ。だから、俺はそんな稟を尊敬しているよ。」
それを聞いた愛紗は
愛紗(流石純様と稟だ。互いに信頼し合っている。主従としても。恐らく、男女の関係でも、信頼し合っているのだろうな・・・。)
そう思いながら聞いていた。すると
純「お前の事も尊敬しているぞ、愛紗。」
と純に言われた。
愛紗「えっ?」
純「お前がいると、兵の気持ちも引き締まるし、戦でも良く兵を統率している。先の河北四州の平定では、お前の活躍も光っていた。感謝する。」
そう言って、純は愛紗の頭を優しく撫でながら褒めた。
愛紗「い、いえ、私は大したことをしておりません。私の兵が頑張ったおかげです。」
と、愛紗は顔を真っ赤にしながらそう言った。その姿は、いつも凜々しく兵を纏め、その武勇を大いに振るう関羽将軍ではなく、関羽と言う一人の少女の姿であった。
純「そうか。では、これからも頼りにしているぞ。」
愛紗「はっ!!」
すると
純「愛紗・・・。んちゅ・・・。」
愛紗「ふぁっ!?純様・・・。」
純は愛紗に口付けをしたのだった。はじめは驚きで身体を強ばらせたが
愛紗(ああ・・・純様・・・。あなた様がいないと、私は・・・私は・・・。もっと・・・もっと感じさせて下さい・・・。)
次第に力を抜き、自らも純の首に腕を回して、口付けを受け入れた。そして、お互い抱き締め合い、熱い口付けを交わした後、純の部屋に向かったのであった。
投稿できました。
全体的に纏まっておりませんが、ご了承下さい(土下座)
それでは、また。