僕の超能力は青春を狂わせる。   作:るろう

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比企谷八幡は尾行する

 僕は小町と別れて帰ってる途中なのだが、そんな僕をつけてきてるやつらがいる。

 

 (今日のテニス勝負絶対におかしかった。こいつには何かあるはずだ)

 

 まぁ、そういうことだ。比企谷が僕をつけてきてるのだ。まぁ、それもそうだろう。アレは明らかに不自然だったとしか言いようがないだろうからな。実はついさっきまで尾行されていたのだが僕はその時は一度まいたのだ。その後偶然小町とばったり会ってカフェで一息ついた。どうやら比企谷はその後もしつこく僕を探し回っていたようでカフェを出て2、3分で見つかってしまったのだ。

 こんなことならカフェから瞬間移動で帰るべきだったな。

 なら、またまけばいいだろうという意見が聞こえてくるが考えても見ろ。あの比企谷のことだ。さすがに二度もまけば確実に、僕のことを怪しむだろう。これが燃堂や由比ヶ浜さんあたりならごまかせるんだが。

 さて、どうしたものか。家までこられるとめんどくさいな。やはり、多少怪しまれてでもここはまくべきか。どうすべきか迷っていた時

 

 「お?相棒じゃねーか!」

 

 「よぉ、斉木。」

 

 燃堂と海藤が来た。

 

 「む?お前は比企谷じゃないか。久しぶりだな。こんな所で一体どうしたんだ?」

 

 まったく余計なやつらが来たものだ、これでもう、まくという選択肢はなくなったな。

 

 「ちょっとこっちに用事があってな」

 

 尾行だろ。まったく、こいつ等がいるんじゃおとなしく帰るほかないじゃないか。そういえばお前等はこんな所で何をしてるんだ?

 

 「ん?俺たちか?俺達はさっき偶然そこであってな」

 

 「おう!で、ラーメン食ってきたトコだ!」

 

 仲いいなお前等。

 

 「む?こんな時間か。ふふふ残念ながら俺はここらで別れさせてもらうとするよ。近々ダークリユニオンの幹部が大軍勢を率いてこの俺様を抹殺しようとしているらしいのだ。だからそれに備えて今でも十分強いが一応鍛錬はしておくに越したことがないだろうと思ってな」

 

 まぁ、いろいろと語ってはいるが要するに塾に行かなければならないから帰るそうだ。

 

 「・・・前から気になってたんだがいい加減そういうの卒業したらどうだ海藤。正直クラスのやつら大分引いてるからな」

 

 「お前は一体何を言ってるんだ?いや、悪かった今のは忘れてくれ。一般人であるお前にダークリユニオンの話をいきなりした俺が悪かった。だがやつらは着実と人類殲滅計画を進行している。だからお前もまったくの無関係ではないのを忘れるな!」

 

 お前が何を言ってるんだ。

 

 「・・・いや、だからそういうのをやめろって言ってるんだよ。ダークリユニオンなんて存在しないんだよ」

 

 「ふっ。好きにするがいい!だがなこれだけは言っておく!ダークリユニオンはもうそこまで来ているんだからな!」

 

 そういい残し海藤は帰っていった。

 

 「・・・(だめだ、何言ってもつうじねぇ)」

 

 比企谷もあきらめたようだな。

 

 「お?こんな時間か。残念だけどオレッちこれからバイトがあっからよ。じゃあな!」

 

 「あいつがバイトっていろいろ大丈夫なのか?」

 

 どうせくびになるから気にするな。

 やれやれとうとう家まで着いてきたなこいつ。一体どうしたものか?

 ん?僕の家の前で猫と戯れている1人の少女が目に入った。その少女もどうやら僕達に気づいたようで、いきなり猫を放してこちらを見つめてくる。

 

 「あら、斉木君、比企谷君こんな所で合うなんて奇遇ね」

 

 そう、少女の正体は雪ノ下さんだ。実は僕は比企谷とこの雪ノ下さんの両方に尾行されていたのだ。まぁ、二人は本当に偶然会ったように思っているがな。一回目の時にまいたから完全に油断していた。まさか、僕の家に直接やってくるなんてな。それにしても、どうして僕の家が分かったんだ?

 

 「ニャー(ニャフフ・・・やはり人間はチョロいニャ)」

 

 さっきまで雪ノ下さんが戯れていた猫がしゃべった。とはいっても比企谷や雪ノ下さんにはただないてるようにしか聞こえないだろうがな。僕はある程度の動物とならテレパシーで意思疎通できるのである。

 この猫の名前はアンプ。どうやら人間に甘やかされてきたらしく、自分を含む猫が生物のエリート種族であるとみなし、人を下等種族として見下しているのだ。だから猫にまったく興味を示さない僕を気に入らずよく嫌がらせをしてくるのだ。

 ちなみに雪ノ下さんはどうやら猫好きのようだな。あんな場面を見てしまったから少し気まずいんだが。

 

 (こいつうちの猫よりかわいげがるんじゃないか)

 

 アンプが比企谷に擦り寄っていた。

 

 「ニャー(ニャフフ・・・この目が魚みたいニャやつも、あのいかにも冷徹そうニャやつもチョロすぎニャ・・・ニャのにあいつは一体いつにニャったらひれ伏すのだ)」

 

 ちなみにこいつは野良猫だ。父が連れてきた時は危うく飼いかけたが母が猫アレルギーだったため飼わずにすんだのだ。

 なるほど。どうやら雪ノ下さんは僕がまいた後も比企谷と同じように探し回ったようだな。そこに偶然にも僕の家の前にいたこいつを見つけて戯れていたというわけか。つまりこの馬鹿猫のせいで家がばれてしまったというわけだ。

 

 「あら?くーちゃんどうしたの家の前で?」

 

 災厄だ。母が家から出てきた。




次回楠雄はどのようにしてこの危機を切り抜けるのか?
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