僕の超能力は青春を狂わせる。   作:るろう

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斉木楠雄はΨ難に好かれている

 「ふっ、その顔は何故ここに呼ばれたのか分からないといった顔だな」

 

 いや、残念ながら僕が職員室に入って先生の前に立った瞬間から、何故呼ばれたのかは先生の心の声を聞いたので大体は把握している。

 この顔は何故そんな理由で僕まで呼ばれなきゃいけないんだといった顔だ。

 

 (あれ、こいつって確か俺と同じくらいクラス(空気として)にとけこんでいる奴じゃないか!確か名前は斉木楠雄。俺と同等とは誇っていいレベルだな!だが、こいつはそれなのにクラスの奴から話しかけられている。ふっ、その程度ではまだまだ“ぼっち”とは言えんな。俺クラスになると最早誰も話しかけてくれない。ちがうからね、別にひがんでいるわけじゃないんだからね)

 

 比企谷八幡、こいつはクラス一の“ぼっち”である。そして、こいつの言ってるとおりクラスで空気となっている。ついでに、僕をお前と同類にするな。僕は目立ちたくないからやっているんだ。お前みたいに何をしなくても空気になれるなんて逆に変わって欲しいくらいだ。後最後の言葉はまじでひくからやめてくれ。大体お前が言う話しかけてくる奴というのは背が高くがたいがいい強面(こわもて)の燃堂と髪の毛を必要以上に無造作にセットしたやや童顔な顔をした海藤のことを言っているんだろ。あいつらは僕が一言も話していないのにずっと話しかけて来るんだぞ。正直、苦痛しか感じないのだが。何故僕なんだ電柱でいいじゃないか。あんな馬鹿達お前にくれてやりたいのだが。

 

 

 さて、少々話が脱線してしまったな。僕がここに呼ばれた理由は簡単だ。この前書いた“高校生活を振り返って”という作文で呼び出されたのだ。とはいえ、僕は真面目に普通のことしか書いていないのだが、この先生よっぽど勘が鋭いのか僕がそれをねらって書いたと感づいたのだ。

 まったく、クラスの奴らのを[かってに]見て大体みんなと同じ内容にしたというのに。

 

 「というわけだ。」

 

 内容はさっき僕が言った事と大体同じなので省略させてもらった。

 

 「時にお前ら友達いないだろ」

 

 「平等を重んじるな「つまりいないんだな」・・・はい。」

 

 僕はとりあえず頷いておく。先ほども言ったが、燃堂と海藤は勝手に話しかけてくるだけで友達ではない。

 

 「そうかそうか、やはり私の見立ては間違っていなかったということだな!」

 

 僕はこれ以上ここにいると碌でもないことになりそうだと思い、そそくさとこの場から立ち去ろうとしたとき、いきなり拳が僕の前を通り過ぎた。その拳の先を見てみると壁にひびが入っていた。比企谷は、かなりびっくりしていた。僕はその場から動くことが出来なかった。何故動けなかったかというと先生の拳の威力にびびったというわけではない。僕が本気でやれば学校を潰す事などたやすい。

 

 「何処へ行く気だ斉木?」

 

 では、何故動けないでいるかというと、先生の顔が母さんが怒ったときと同じくらいの威圧感を感じさせていたからだ。結局あきらめて平塚先生についていくことになった。あのまま帰ったら確実に僕はうわさの的になるだろう。とにかく僕は目立ちたくないのだ。

 

 「俺らは一体何処へ向かってんですか?」

 

 「私は教師でここは学校だからな。罪には罰を与えねばならん。なので君達には奉仕活動をしてもらう。」

 

 「奉仕?」(奉仕なんて言葉日常生活で出てきていいもんじゃない。もちろんメイドさんは大歓迎だが・・・・・この場合奉仕活動をするのは俺いいとこツンデレ娘に足蹴にされるのが関の山だ。いやそれも大歓迎だが。)

 

 おい比企谷、変な妄想はやめろ。顔が少しにやけてるぞ。

 

 「着いたぞ、ここだ。」

 

 そして、僕達は特別棟にある教室までつれてこられた。

 

 やれやれ、ようやく着いたか。比企谷はまだごねてるみたいだが、僕は一体これから何をやらされるのかを知っている。おとなしくあきらめたほうが身のためだぞ。

 

 ガラッ!

 

 「雪ノ下いるか~?」

 

 教室には、一人椅子に座って本を読んでいた少女がいた。彼女の名前は雪ノ下雪乃2年J組。その名前を知らないものはこの学校にはいないとされており定期テストでも実力テストでも常に1位の成績優秀者である。ちなみにこの学校の美の双璧の一人である。もう一人はうちのクラスに在籍しているが、それはまたの機会に紹介するとしよう。

 

 いつの間にか話が進んでおり僕と比企谷がこの部活に入る羽目になってしまった。そして、平塚先生が出て行ったので、教室には僕ら3人きりとなってしまった。そして、雪ノ下さんが比企谷に、ここが何部かというクイズを出してきた。頑張って考えてるところ悪いが正解が出るとはとても思えないな。

 

 「文芸部だ」

 

 「はずれ」

 

 「あれっ?」

 

 結構自身があったようだが、普通の部活の名前じゃないんだ思いつくはずもない。当然だが、僕は雪ノ下産の心の声が聞こえているのでここが何部か知っている。

 

 「じゃあ、あなたは?えっと、斉木君?」

 

 僕は普通に“奉仕部”と答えた。

 

 「せ、正解。よく分かったわね。気持ち悪いくらいよ。」

 

 僕はここで答えるべきではなかったかと思っていた。彼女が心の中で絶対に答えられないだろうと思っていたのでつい答えてしまったのだ。とはいえ、ここはまぐれで当たっただけだとごまかしておいた。

 

 「と、とにかく優れた人間には憐れなものを救う義務があるの。ようこそ奉仕部へ!よってあなた達の問題を矯正してあげる。感謝しなさい。」

 

 すごい上から言われた。

 その後、僕は二人の会話を黙って聞いていた。二人に友達がいないこと二人が似ていることや、雪ノ下さんがこの世界を変えるという発言にはさすがの僕も驚いた。

 

 「なぁ雪ノ下、なら俺が友「ごめんなさいそれはむり。」・・・」

 

カツカツカツ

 

 そう言って雪ノ下さんは帰っていった。

 

 (やはり青春は、擬態で欺瞞で、虚偽妄言だ。)

 

 何故だろう。とても哀れに見える。ラーメン奢ってやるから元気だせ。

 こうして僕の望んでいない部活ライフが始まったのである。




2000字ちょい書いただけで大分疲れました。
次は、料理の話です。
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