やはり俺が花町高専に転校するのは間違っていなかった。   作:Lcrcl (エルマル)

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エルマルの小説第3弾、開幕!


味方

side比企谷八幡

 

青春とは嘘であり、悪である。

…あの作文を書いてから6ヶ月ほど経った、10月の中旬。

俺は修学旅行で自分を犠牲に奉仕部の依頼を解消した。

しかし、その後雪ノ下や由比ヶ浜とは決別してしまい、俺は学校でいじめを受けるようになった。

 

毎朝、靴箱を見ると…

 

八幡「……またか」

 

いつも通りゴミが大量に入っていた。

 

八幡「よくこりねえよな。こんな事してもただの時間の無駄だと言うのに」

 

………。

 

正直、もううんざりだった。

 

ー数時間後ー

 

学校も終わり、奉仕部に行かずに帰路につく。

とっとと家に帰ってラノベでも…

 

ピッ

 

八幡「メールか…」

 

妹、小町からだった。

 

小町『昨日結衣さんから電話が来たんだ。…ホントゴミぃちゃんだね』

 

…は?

まさか由比ヶ浜が小町に修学旅行の事を?

メールの続きを読む。

 

小町『それをお父さんに話したら、縁を切ることにしたらしいよ!これで一人だね、最低なゴミぃちゃん。もう二度と帰って来ないでね。荷物は家に前に置いてるよ』

 

八幡「なん、だと…!?」

 

いきなり縁を、切る!?

…もう俺には家すらないのか。

 

『貴方のやり方、嫌いだわ』

 

『もっと人の気持ち考えてよ!』

 

八幡「…ハハッ」

 

くだらん。

どうせ、俺に味方はいない。

 

八幡「いっそ死ぬか」

 

そしたら終わるだろう。

 

ー数分後ー

 

ザーッ…

 

目の前には東京湾。

 

八幡「来世はいい人生になりますように…」

 

バシャン。

 

俺の体は水の中に沈んでいく。

息もだんだん苦しくなってきた。

意識が……

 

??「なーんてね、死ぬとでも?」

 

八幡「!?」

 

俺はそのまま意識を失った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

八幡「……ハッ」

 

目が覚める。

…俺は生きてるのか。

 

八幡「知らない天井だ」

 

??「そりゃそうでしょ」

 

女性の声がするから左を向くと、そこには黒髪ショートで赤いパーカーを着ている女性がいた。

 

??「目が覚めたようね」

 

八幡「貴女は?」

 

有美「私は火野有美。アンタは比企谷八幡でしょ?」

 

八幡「なんで、分かったんですか?」

 

有美「アンタの荷物を調べさせてもらったわ」

 

なるほど。

 

有美「で、アンタ、何故自殺しようとしてたか話しなさい」

 

八幡「えっ…」

 

有美「ゆっこりでもいいわ。話しなさい。よっぽどの事がない限り自殺をしようとはしないハズよ」

 

八幡「っ、分かりました。俺は…」

 

俺は有美さんに文化祭、修学旅行の事を話した。

 

有美「………」

 

八幡「これが俺に起きた出来事です」

 

有美「………」ナデナデ

 

八幡「…?」

 

有美さんは俺の頭を撫でてきた。

 

有美「良く頑張ったわね、お疲れ様」

 

八幡「!!」

 

その言葉は…

 

有美「アンタに味方がいないのなら、私が味方になるわ。それと、アンタを引き取る」

 

八幡「こんな目が腐ったヤツの話を信じるんですか…?」

 

有美「そんな事関係ないわよ。信じるわ」

 

八幡「ッ…ありがとう、ございます…!」

 

有美「肩、貸すわよ」

 

八幡「はい…」

 

俺はしばらく有美さんの肩で泣くのであった。




多分毎日投稿はしません。

次回もよろしくおねがいします。
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