遊戯王 ABYSSZERO   作:るるるるるる

1 / 2
どうも、久しぶりの投稿です。
リハビリがてら書かせていただきます笑


第1話 世界の始まり

夢を見ていた。

巨大な龍が僕の前に現れて、苦しげな表情をしながら消えてゆく、

そんな夢を見ていたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、あるからして強い魔法カードにはカウンター罠を…おい!遊理!」

「うわっ!?」

ガタン!と盛大な音を立てて椅子から転げ落ちる。

周りの冷たい視線が僕に集中する。

「す、すみません…」

頭を掻きながら椅子に座り直す。

「全く…ただでさえ座学の成績が悪いのに…」

先生がため息をつきながら授業を再開する。

ここは決闘者を育てる学園、デュエルアカデミアと呼ばれる由緒正しき学校。かつてはここにレジェンドデュエリスト達がいたともされている、いわゆる凄いところ…だ。

そんなデュエルアカデミアだが、オベリスクブルー、ラーイエロー、オシリスレッドの3つの寮に分かれている。

1番成績が良いと、オベリスクブルー、中くらいだとラーイエロー…そこそこ酷い成績ならオシリスレッド…といった感じで目に見えたスクールカーストが成立している学校である。

もちろん、僕は全部が中途半端のもんなんで、オシリスレッドにいる。

そして、ここはデュエリストを育てる場所。もちろん、デュエルの腕もなければならない。

たまに学校内で寮事でデュエルをする所謂交流会があるのだが…いつもオシリスレッドは蹂躙されているらしい。

「よぉし、今日のデュエルを終了する!」

先生の号令の合図がなって、生徒全員が起立する。

僕もそれにならって立ち上がり、礼をする。

授業が終わると、生徒同士で下校するものや、デュエルをするために残る人たちもいる。

まぁ、僕は基本寮に帰る人間なのだが…

「よぉ、遊理!」

帰る用意をしていた僕の肩にガツンと衝撃が走る。

全力で肩を叩いてきたのは、僕の友人である海堂亮だ。

彼はしっかりとした成績、デュエル実績を兼ね揃えていてプロのデュエリストを目指しているすごい友人だ。…僕も彼に数回勝負を挑んだが、勝てなかった。

「どうしたの、亮…今日テンション高いよ?」

「お前忘れたのか?新しいカードショップが開いたんだから授業終わりに見に行くって話だったろ?」

…すっかり忘れていた。

「あ、ごめん、すっかり忘れてた。行こうか」

「はぁ…まぁ行こうぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでさ、途中でまた眠気に襲われてあの変な夢見て…」

「お前まだあの夢見てんのか」

2人で道路を歩きながら、世間話をする。

いつも僕らはこんな風に暮らしている。

「うん、全く勘弁して欲しいよ…」

溜息をつきながら、道を歩いていると、

「あ、わりぃ!遊理!先いっててくれ!道尾先生から電話だ!」

スマホを僕に見せながら、そのまま来た道を戻りながら電話に出る声が聞こえてきた。

「…行くか」

彼を見つつ、また歩き出そうとすると

「うわっ!?」

僕が前を見ていなかったせいで知らない人にぶつかってしまった。

「あ、す、すみません!大丈夫でしたか!?」

と倒れた人に対して手を差し出す。

「あぁ、ありがとう」

そう言って僕の手を力強く握り、立ち上がる。凄く、圧があるような…

「え、えっと…すみませんでした…」

今回は僕が圧倒的に悪かったため頭を下げて謝る。

「いや、いいんだ。俺も考え事をしてたからな。………」

と言い終わると僕を凝視する。

「え、えっと…?」

「………君にこれをあげよう。」

そういって、デッキを渡してくる。

「え、えぇ!?で、デッキだなんて!!」

この世界ではデッキは命…だなんて言われるほど重要なものなのだ。

そんなデッキを軽々しく渡すなんて…

「いや、俺のデッキはまだあるぜ。このデッキが君について行きたいって言ってたんだ」

そう言って僕の手に無理やり渡してくる。

「えっと…あ、ありがとうございます!」

もう一度、お辞儀をして顔を上げると、

「あ…あれ?」

彼は消えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが、新しく出来たショップ…」

一人で目的のカードショップの前まで着くと、とんでもない行列があった。

「やっぱり、混むよな…」

と、大人しく行列に並ぼうとすると

「よぉ…遊理ぃ…」

と、ガツッと思いっきり殴られる。

「がっ!?…っ…立木君か…」

ふらつきながら殴った奴を見ると、クラスのいじめっ子とも呼ばれる立木がいた。彼はデュエルに負けた男には肉体的暴行を、女性には精神的暴行を行う…クズ野郎だ。

「なぁ、なぁ!お前も俺とデュエルしろよぉ…」

と言って、デュエルディスクを構える。こっちのデュエルディスクも反応し、起動する。普段のデッキなら、こいつには確実に負ける…

「っ………!!」

打開策がないか、ポケットを探るとさっきの彼が渡してきてくれたデッキがあることに気づく。

「…いいよ、僕が相手になる。」

デッキを流れるように入れ替え、彼を見据えてディスクを構える。

「い、いひひ…!お前も俺の快楽の為の生贄になれ!」

 

「「デュエル!!」」

 

デュエルが始まると、周りの人達が巻き込まれないよう、逃げ始める。

LP(ライフポイント)はお互いに4000から始める、それがデュエルアカデミアの絶対的ルールである。ディスクに表示される数字が4000になり、周りの人達が巻き込まれないようにしながら僕らを見る中で彼が

「俺のターン!俺は、リトルデビルを召喚!」

 

リトルデビル (レベル3) ATK1200 DEF800

ディスクにカードを置くと、ホログラムでカードに書かれたモンスターが出現する。学校でも見ているが何度見てもリアルだ…

「カードを2枚伏せて…たぁーんえんどぉ…」

ねっとりとした声で囁く。…なんとも気味が悪い。

「僕のターン!ドロー!」

デッキからドローすると、見たこともないカードということに気づく。

 

レッド・ドラゴン (レベル4) ATK 1500 DEF 1500

ブルー・ドラゴン (レベル6) ATK 2100 DEF 1800

ドラゴンの眠る谷 (魔法)

ドラゴンが封印されし壺 (罠)

 

…見たことも無いカードだ。全てドラゴン族で統一されているようだが…全く分からない。

「っ…こい!レッド・ドラゴン!!」

「Graaaa!!」

 

レッドドラゴン (レベル4) ATK 1500 DEF 1500

 

ディスクにカードを置くと真っ赤に染まったドラゴンが現れ、聞いたことも無い咆哮をする。

「い、いひひ!強そうなモンスターだな…」

ニヤニヤと笑う立木。…何か策があるのか…?

「カードを1枚伏せて、バトル!レッドドラゴン!攻撃だ!」

僕の攻撃宣言に合わせ、真っ赤なブレスをリトルデビルにぶつける

「来たきたぁ!罠発動!攻撃の無力化!」

立木が罠を発動した瞬間に、レッドドラゴンが放ったブレスがリトルデビルに当たる寸前に消滅する。

「くっ…ターンエンド…」

何もする事ができず、ターンを渡す。

「いひひ…俺のターン!伏せカードの罠カード、悪魔との契約を発動!このターンライフを1000ポイント払って、悪魔族のモンスターの攻撃力を1000アップさせる!」

罠カードが発動し、リトルデビルが2200の攻撃力を持つ上級モンスターに進化する。

 

リトルデビル ATK 1200→2200

 

「いけぇ!リトルデビル!あのドラゴンを消し炭にしろ!」

リトルデビルが姿を消し、レッドドラゴンの首を切り落とす。

「ぐっ…!」 遊理 LP 4000→3300

「えひっ!えひっ!どうだ!俺の悪魔コンボはぁ!」

「ま、まだだ!罠カード発動!ドラゴンが封印されし壺!自分フィールドのドラゴン族が破壊された場合に発動!デッキからカードを1枚ドローする!」

そう言って、カードを1枚引く。

「っ…!もし、ドローしたカードがドラゴン族であれば特殊召喚することが出来る!現れよ!イエロードラゴン!!」

「booooo!!」

 

イエロー・ドラゴン (レベル7) ATK 2200 DEF 900

 

今度は真っ黄色のドラゴンが地面を突き破り召喚される。

「イエロードラゴンのモンスター効果発動!このターン特殊召喚されたモンスターがこのモンスターのみの場合、墓地のドラゴン族を特殊召喚することが出来る!現れよ!レッドドラゴン!!」

先程墓地に送られたレッドドラゴンを守備表示にして再召喚する。

「なんど盾を置いたって同じこと…このリトルデビルの生贄にしてやるよぉ!永続魔法発動!継続作業!このターン墓地に送られるはずの罠を再度伏せるぜ…お前がどうにかして攻撃力をあげても、3200になったリトルデビルを止められるはずがねぇんだよ!ひゃひゃひゃ!」

なるほど…罠カードは通常、1度効果を発動したら永続では無い限りは墓地に送られる、だが、この永続魔法がある限りあの罠は何度も使用可能…ということか…まずい、手の打ちようがない…!

「っ…僕のターン!!」

カードに、祈りを込めて…このデッキを…信じるんだ!

「ドロー!!!」

キラッ…カードが光り輝いて僕の手元を照らす。あぁ…これが切り札…!

「僕は!魔法カード、ドラゴンの眠る谷を発動!このカードの効果で、デッキからドラゴン族を一体特殊召喚する!星屑から生み出されし龍よ!力を貸せ!スタードラゴン!!」

「ぎゃぁすぅ!」

 

スタードラゴン (レベル1・チューナー) ATK 100 DEF 100

 

「チューナー…だとぉ?」

「あぁ、これが君を倒す希望のロードだ!僕はレベル8のイエロードラゴンにレベル1のスタードラゴンをチューニング!」

僕がそう言うと、イエロードラゴンとスタードラゴンが空に舞う、そしてスタードラゴンが光の輪となりひとつの大きな光となる。

「星々の力を借り、新たな力を得よ!シンクロ召喚!来い!彗星龍・コメットドラゴン!!」

 

彗星龍 コメットドラゴン (レベル8 シンクロ) ATK 2500 DEF 1900

 

光となった龍がそのまま地面に衝突するように堕ちてくる、轟音と共に地面に着陸すると二本足で立ち上がり余った足を手のようにして組む。

「コメットドラゴン、効果発動!手札を1枚捨て、デッキからカードを1枚ドロー!」

僕はブルードラゴンを手札から捨て、1枚ドローする。…なるほど…これをこうすれば…!

「道は作った…後はそこを往くだけ!この時、ドローしたカードがモンスターであった場合、特殊召喚する!地球の力を受け継ぎし龍よ!僕に力を貸せ!ガイアドラゴン!!」

 

ガイアドラゴン (レベル6) ATK 0 DEF 3000

 

地面が割れ、コメットドラゴンの隣に新たな龍が現れる。

地球の名をいただく最上級のドラゴン、それがガイアドラゴン…

「ガイアドラゴンのモンスター効果!墓地に還ったドラゴンの枚数分カードを君のフィールドのカードを破壊する!」

「なに…!?まさか!?」

「そう…さっきのコストで僕の墓地には3体のドラゴンが眠っている!破壊せよ!ガイアロード!!」

ガイアドラゴンが地響きを鳴らすとリトルデビルと伏せカードが破壊される

「お、俺の…可愛い…可愛い悪魔が…だが…!お前はまだ俺を倒せない!その、シンクロモンスターで俺を倒せないだろ!更にリトルデビルは破壊された次の自分メインフェイズ中に本物のアクマとして召喚されるんだよ!!」

確かに攻撃力2500のコメットドラゴンだけじゃ、あいつのライフを削りきる事は出来ないし、そのアクマとやらも恐らくコメットドラゴンより強いのだろう…だが

「それはどうかな!」

「なにっ?」

「ガイアドラゴンは破壊したカードの数だけ攻撃力を500ポイントアップさせる!つまり!ガイアドラゴンの攻撃力は1500だ!」

「なにぃ!?」

ガイアドラゴン ATK 0→1500

「行け!ガイアドラゴン!コメットドラゴン!コメットロードバースト!!」

2つのブレスが混ざりあっていき、そのまま立木に当たる

「ぐ、ぐぁぁぁぁあぁぁぁ!!」

そのまま立木は大きく吹き飛び、ディスクからLPが0を示す音が響き渡る。壊れた地面も所詮ホログラムだったため、地面が治っていき2頭のドラゴンも光の粒子となり消えていく。

そこに取り残されたのは僕と気絶している立木…そして周りで僕達のデュエルを見ていた一般市民の方だけだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ついに動き始めましたか…」

遊理という少年を監視カメラで観察しながら呟く。

彼が、『あのお方』を復活できる…器らしいが

「………私がやることは全て、『あのお方』のため…」




なんか、初めてこういう風なものを書いたんでめちゃくちゃ見ずらいと思いますし、文字もぐちゃぐちゃです…よければ感想をお聞かせください!!


…伏線の張り方も見え見えじゃね?とか言う感想は無しでお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。