ここは、感染者の居住区内。そこでは正しく修羅場ともいえる状態になっていた。
「ヒャッハー、感染者どもがうようよいるぜ。」
「これだけいれば、気持ちよく殺せるだろうな。」
「もう我慢できねえ、殺していいですか?」
ワールドの面々は、異常に士気が高まっていた。
「くそ、何なんだこいつら。」
「ただのチンピラのくせに何でこんなに強いんだ。」
「気を付けろ、奴ら蓄音機を持っているぞ。」
ウォルモンドの民兵は、ワールドの猛攻に苦戦をしていた。
「…おかしいな。」
「ああ、奴らさっきより動きが良い。」
「恐らく、リーダーが直接指揮を執っているんだろ。」
「それに、やつらの目がおかしい色になっていやがる。薬でブーストをかけていやがる。」
現場に到着した、サムスたちはこの状況を観察していた。
「いいか、感染者は殺せ。庇う奴らも殺せ。いるだけで害のある連中だ。殺せ。」
そういうのは、ひときわ大柄の男。その耳はクマのようになっている。所謂ウルサスである。
「……………」
リーダーの隣にいるのは、フードの男。手には、拳銃のような武器を持っていた。
「…サムス・アラン。」
フードの男はサムスを見かけると、サムスに向けて武器をむけた。
「…死ね‼」
武器が光った瞬間、光弾が発射されサムスに向かって飛んだ。
「!姐さん、危ねえ!」
クランはとっさにサムスを庇おうとした…が。
「遅い。」
サムスはいつの間にかチャージをした、ビームで光弾を相殺していた。
「ち、一発撃っただけで使い物にならなくなっちまった。やつに言わないとな。」
フードの男は、そう呟くといつの間にか設置した蓄音機を使用し始めた。
「させるか!」
クランも、いつの間にか槍をチャージしており、一気にフードの男に近づいた。
「!こいつ!」
「悪いが、邪魔させてもらうぜ。姐さん!この野郎は俺が食い止める。姐さんはあのクマ野郎を。」
「分かった。」
サムスは、敵をなぎ倒しながらリーダーのもとに向かう!
「邪魔だ。」
「ウゲラ!」
「どけ。」
「アミバ!」
サムスは、やがてリーダーのところにたどり着く。
「お前が、こいつらのリーダーか。」
「あぁ、あんだてめぇ。」
「しがないバウンティーハンターだ。お前にも、聞きたいことがあるからな。」
「聞きたいことだと。笑わせてくれるぜ、感染者を庇ってるくせに。」
「…お前は、感染者に恨みでもあるのか。」
「恨み?何故そんなこと気にしなきゃ、行けねぇんだよ。感染者は人じゃねえからころしても誰も文句は言わねえ!それに人を殺すとスカッとするんだ!それをじゃま」
ダン!
「もういい、しゃべるな。」
「どうやら、俺とやり合うつもりだな。このメタルジャイロ様に歯向かおうとはいい度胸だ!」
メタルジャイロはそういうと、ネックレスが光始め、こいつの体が鉄で覆われ始める。
「これが、俺の無敵のアーツよ!誰にも破れねぇぜ。」
メタルジャイロはサムスに右ストレートをぶちかまそうとした。ウルサルの身体能力はかなり高い。しかも鉄を身にまとっているため威力はかなり高い。だが、サムスは微動だにもしなかった。
「!こいつ片手だけで‼」
サムスはすぐさま、メタルジャイロを投げ飛ばした。サムスは鳥人族のDNAを持っているがゆえに、通常の地球人よりも身体能力は高く、更にパワードスーツの性能もありこのようなことを可能にしてるのである!二メートルほど飛んで行ったが、それでもダメージは少ない様子だった。
(肉弾戦では有効打にはならないな。ここはミサイルで応戦するのがよさそうだ。残弾数は残り、五発。ここで仕留める。)
「てめぇ、調子に乗りあがって。」
メタルジャイロはすぐさまサムスに振りかぶる。しかし、避けられてミサイルを撃ち込まれてしまう。
(これで一発。)
メタルジャイロはけりを打ち込もうとするが、アームキャノンで防がれてしまいまた、ミサイルを撃ち込まれてしまう。
(これで二発。)
メタルジャイロはベアバックを仕掛けるがしゃがまれてしまい。ミサイルを二発撃居こまれる。
(これで三発、四発。)
「て、てめぇ!」
メタルジャイロはまだ、倒れない。こんなやつでも、サムスと張り合えるほどの実力を持ったやつなのだ。ミサイルの数発では倒れない。
「こうなったら、俺のとっておきを見せてやる!」
メタルジャイロはいきなり丸まり始め、高速回転をし始めていく。
「これが、俺の必殺技よ!このままひき殺してやる!」
サムスは、鉄の玉を見つめていた。残り一発、距離10m。この攻防で勝敗は決まるだろう。
「死ねぇぇぇぇぇ!」
メタルジャイロが突っ込んできた。
残り8m。サムスは動かず
残り5m。サムスは微動だにせず。
残り3m。
残り2m。
残り1m。
残り0.1m。
ドゴン!
サムスはアームキャノンでメタルジャイロをぶん殴った!すかさずビームを発射しダメージを与えていく。
「ぐぉ!」
メタルジャイロは思いっきり吹き飛ばされ、地面に落下した時には体が地面に刺さって抜けなくなっていた。
「し、しまった。早く抜かねぇと!」
サムスはこの隙を逃さなかった。チャージビームをたて続けに当てていく。1発、2発、3発。メタルジャイロの鉄の鎧にもひびが出始め、あと少しで砕けそうになっていた。
「くそぅ。おい、ファン!この俺を助けろ!」
しかし、誰も来なかった。誰もが目の前の戦闘にしか集中できなかったせいか、あるいは護衛を付けなかった慢心か、どちらにしろ誰も助けに来ないだろう。
「…最後に言い残すことはないか。」
「ゆ、許してくれ。もう感染者は殺さないから、だから命だけは」
「ああ、命だけは助けてやる。」
サムスはミサイルをメタルジャイロに向け発射し、その装甲は粉々に砕け散った。
「ぐわぁぁぁぁ!」
一方クランは、フードの男の戦闘に苦戦を強いられていた。
(何だこいつ、手ごたえがねぇ。槍を何度も何度も刺してるのに、ぴんぴんしていやがる。攻撃をすり抜けるアーツを使っているのか。)
「…………」
「おい、何かしゃべったらどうだ。」
「…………」
(気味が悪いな、姐さんも無口な感じだがこいつはまるで幽霊だ。)
フードの男は何もしゃべらなかった。お前にはなすことはないと言っているように。
クランは攻撃を何度も当ててるつもりだが、ダメージを受けたような感触はなく、逆に男の投げナイフを食らってしまっている。ジリ貧だが、どうしようもないというのも事実である。
「おい、ファン!この俺を助けろ!」
いきなりメタルジャイロの大声が聞こえ、フードの男は戦闘の手を止めた。
「…所詮はその程度か。」
「おい、仲間が呼んでるぜ。助けに行かなくていいのかよ。」
「奴は仲間ではない。」
そう言い放つとフードの男はスモークを炊いた。
「ゴホ、おい、逃げるな!」
そういう頃には、フードの男はいなくなっていた。
メタルジャイロが倒されてから、ワールドの士気が大幅に低下し、連携も取れなくなっていた。
「じゃ、ジャイロさんが。」
「おいそこどけ!クロスボウが撃てねぇじゃねか。」
「もうだめだ、お終いだ。」
「奴ら、連携が取れなくなってるぞ。このまま攻め続けろ。」
民兵のリーダーらしき男が、そう指示を出す。
「トールワルド!」
「父さ、いやセベリン憲兵長。」
「状況はどうだ。」
「あの、鎧の人が奴らのリーダーを撃破しました。奴ら大分士気が落ちています。我々の勝利は目前です。」
「そうか、分かった。」
この戦いは、驚くほど早く終わった。それも、サムスたちのおかげだとウォルモンドの住民は理解していた。
ワールド壊滅!
サムスの強さを見せつけた回になりましたが、どうでしょうか。他のキャラももっと活躍させた方がいいのでしょうか。
ご意見・ご感想はぜひ感想に書いてもらえるとありがたいです。
次の話はどうするか。
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まだ本編に合流しなくてもいい。
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いきなり本編と合流してもいい。
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そんなんことよりアダムは?