この作品は、自分のことについて考えていた時にふと思いついたことをもとに書いております。おそらくほとんどの確率で人の世に流れるという事はないと思いますが、一部の男子高校生が普段妄想しているようなことが実現したらどのような物語になるのかといったことを意識して書きました。
もしよければぜひ見ていってください。
ジジジ...
「今朝、千葉県の四街道市在住の30歳、会社員の平坂容疑者が殺人未遂の疑いで逮捕されました。情報によると平坂容疑者は、私はやっていないと容疑を否認している様子です。また、平坂容疑者は、家族関係が上手くいっておらず、...」
ブチッ
「被告は2024年4月9日に千葉県の四街道市の自宅にて、妻と口論の末台所にあった包丁を用いて殺人目的で妻に傷を負わせた...間違いないな」
「確かにその日は酔いつぶれて家に帰宅して何も覚えていなかった、それに妻との仲もあまりよくなく口喧嘩はしょっちゅうだった...だけど、私は違う。妻を傷つけてなんか...」
「まだ言うか、実際に被害者の妻本人が言っているんだぞ、それに見ての通り腕と背中に深い傷を負っている」
私は妻の方をみた、そこにはニヤニヤしながら腕を上に挙げ腕の傷を見せびらかしている妻と、裁判所の雰囲気に圧倒されているのか今にも泣きそうな表情を浮かべながら震えている娘がいた...そうだ、これは冤罪なんだ、すべて妻に仕立て上げられた。私は妻の手のひらで踊らされている、妻はさぞ気持ちがいいだろう。
「私は...私は...」
「いい加減諦めて罪を認めたらどうなんだ、このまま粘っても罪が重くなってくだけ」
裁判官が呆れたように言う
「はい...私が...やりました...」
違う 違う 違う 違う 違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
そう心の中では思っていた。しかし私は何も言い返せなかった。私が罪を認めたとき娘は一層悲しそうな顔をしていたような気がした。確かに私は夫としてあまりいい人ではなかった。特に夫婦の仲が悪くなってからは毎晩のように酔いつぶれるまでお酒を飲み家では暴力をふるっていた。今回の事件はそのことも災いしたのだろうか。
「懲役7年だ」
裁判官が待ってましたかというように言った。
妻もその瞬間とてもうれしそうにしていた。
私はいつからかすべてのことが上手くいかなくなっていた。いつから道を踏み外したのだろうか...妻との関係が悪くなってたからだろうか。
いや、もっと前から
ふとあの時の記憶が脳裏によみがえった。
忘れもしない、唯一の友人を失ってしまったあの時だ。
最後までご視聴ありがとうございます。
とても短いプロローグとなってしまいましたが今回はここまでです。
今後も不定期にはなると思いますが、どんどん続きを書いていこうと思います。
どうかよろしくお願いいたします。