「えー、本日の休みは友介君だけですね」
珍しく友介は休みだった。
「あいつが休むなんて珍しいこともあるもんだな」
そんな程度に思っていた。
「おにい!」
その一言でその考えは打ち砕かれる事となった。
声の主は健一の妹だった。
会話を聞く限り今から友介の家に行くといった内容だった。
「やはり、間違いない。友介に何かあったのだ。」
そう思った真は放課後に健一の家に行くことにした。
「あら、どうしたの?久しぶりね。」
そういっていつも通り出迎えてくれたおばさん...友介の母親はどこかやつれているように見えた。
「あの、友介いらっしゃいますか? 様子を見に来たのですが」
「あら、申し訳ないね。友介は部屋で寝てるからまた今度にしてもらえるかしら?」
私は友介の母の言葉に違和感を覚えた。
「寝ていたとしてもせめて部屋にぐらいは通すのではないだろうか。」
「もしかしたら、見せたくない何かがあるのではないだろうか。」
俺はそう考えた。
昨日はそのまま帰ってしまったが明らかに昨日の友介の母の挙動は不自然だった。
まるで何かに口止めをされているような...そんな雰囲気だった。
「そういえば今日も友介休みなんだな、珍しい」
久しぶりに健一に話しかけることにした。
彼が何かしらの鍵を握っている気がしてならなかったのだ。
「...」
明らかに彼は動揺していた。
彼が関与していることは疑いのないことであった。
「まさか友介が亡くなるとは...」
今まで彼に無関心であったオカルト研の人たちもこの話題で持ちきりだった。
いつもオカルトなんてこれっぽっちも信じなかったオカルト研のメンバーが呪い殺されただの神の逆鱗に合っただの話し合っていたのはとても滑稽であった。
「あっ」
そんな中だった。
オカルト研中に驚きの声が響き渡った。
声を発したのは天岸唯だった。
どうやら友介の席の近くに紙袋があるのを見つけたらしい。
ただ他の人は呪いだのなんだのを怖がって触らなかった。
それもそうだ、急死をした上にいまだに死因はわかっていない。
ましてやあの友介だ、一つや二つ呪いにかかっていても何ら不自然ではなかった。
意を決して中身を見てみるとそこには一枚の紙きれとたくさんの資料があった。
そこには何かしらのURLが書いてあった。
URLを検索してみると
『悪魔の降臨方法』
そう書かれたホームページにつながった。
そこには降臨体験のようなものがずらずらと書かれていた。
そうだ、これは友介の体験日記だったのだ。