ヴンダー、発進!!~~~神殺しの船の艦隊勤務~~~ 作:ゴマだれ
ちょっとしたテコ入れと独自解釈が入ってますのでご了承ください。
ヴンダーside
妹達と感動(?)の再会を喫した次の日、一先ず未知の艦船ということもあり性能データを測ることとなった。
といってもやる事自体は俺の時と何ら変わらない。
ただ標的の材質が特殊装甲板と同一の物となり、追いかけっこのメンバーを変えて俺と吹雪も参加するというだけである。
<エアレーズングの場合>
『火力測定』
「先ずは火力を測る...正直やらなくても結果はわかるが、主砲一門であの的を狙ってくれ」
「わかりました!」ガコン!
ピコン!
ズガァン!
...ですよねー。
うん、木っ端微塵だね!これ深海棲艦死んだじゃないかな....というか火力そのものは艦船の頃と変わらない感じか...一斉掃射したら超広範囲攻撃になって味方が巻き込まれかねないぞ。射程も視線が通っていれば基本的にいけるだろうし。これは中々艦隊に組み込むのが難しそうだ...
「兄さん!出来ましたよ!」
「お、おう」ナデナデ
身長が20cmも上の妹に頭撫でるの何か複雑....嬉しいような悲しいような....
『装甲測定』
俺の時は長門に撃ってもらってその時の損害から測っていたがこれに関しては艦船の頃に俺の改修前の砲撃をペチペチと弾いていたので測る必要はないとのこと。
『航行測定』
俺の時と同じく鬼ごっこで測定。
メンバーは叢雲、雪風、吹雪、俺といった感じである。
俺の時とは違い長門や青葉は追い抜かれるのが分かっているので抜いてある。
「ハァ....ハァ....兄さんはともかく吹雪ちゃん早くない!?」
「一応改修受けて水上では俺とほぼ同速で動けるからな」
「いや、これに着いてくるレーズンさんもおかしいでしょ.....」
「速攻で捕まると自信が....」
「ヴンダーさんの時よりは遅かったはずなのに...」
うん、叢雲と雪風はそんなに気落ちする事はないんだが...ごめん
『艤装の詳細』
最後に艤装の詳細だ。
といっても俺の物と大まかな形状は一緒で二对の翼と全体的な黒のカラーリングと鋭く尖った衝角そしてクリスタルみたいな奴が特徴的である。性能は船としての能力は俺より下であり、戦闘能力は俺以上といった感じ。
ただ、俺のように妖精さんが乗っていない無人機みたいな感じになっている。多分NERV艦には妖精さんが乗れないのだろう。無人機としての運用を目指していたのが関係しているのか...。
「すごいですよ...この装甲板とかヴンダーのより強度も高い..!しかもこのレーザー...どうやって出来てるのかな」カチャカチャ
「ヴンダーの時みたいに中に動力源が....」ワキワキ
「おい」
「「!!?」」ビクッ
「何か変な事したら...分かるよな?」E:アンチマテリアル丸ノコ
「「はいぃぃぃ!!」」ガクブル
...いつも助かってるからどうとも言えないがいい加減その艤装解体しようとする癖直らんのかね....
<エルブズュンデの場合>
『火力測定』
「よし、主砲一門であの的を狙ってくれ」
「おっけ~。」
ピコン!
ズガァン!
うん、レーズンの時と威力は同じ...いや少し高いか?
「これで終わり?」
「いや、もうちょっと付き合ってくれ」
「りょうか~い」
詳しく調べた所、砲撃の威力はレーズンより少し高いらしい...砲撃型とでも言うべきなのかな?...いや、もしかして突撃して翼で叩けるくらいだし近接は弱いとかか..?
『航行測定』
メンバーはさっきと変えずに鬼ごっこ。
結果は叢雲と雪風が捕まっていたがレーズンの時より時間がかかっていたようで雪風を捕まえたら直ぐに終わりとなった
『艤装の詳細』
「何か変わった所とかあるか?」
「いえ、特にレーズンさんのと何ら遜色ありません」
となると艦娘になった事で得意不得意が出来たのか...よく分からんな
「取り敢えずレーザー砲台を4門増設したいんだが...出来るか?」
「出来ますよ、完成時にはレーズンさんと同じような感じになるかと」
「よし、ゲベートにも6門頼む。資材は俺から提督に言ってみる」
「了解しました」
<ゲベートの場合>
ゲベートには主砲が備わってないのでレーズンのレーザー砲台を一つ借りて行うこととなった
「よし、あの的を狙ってくれ」
「はい!」ガコン
ピコン!
ズガァン!
...あれ?今までの中で1番火力低い...?
艦船の頃に主砲なんて撃ったことないからか...?
「どうですか?ゲベート頑張りました!」エッヘン
「おう、いい子だな」ナデナデ
「えへへ♪」
ホントに戦艦か?ていうくらい駆逐艦ぽいな。まぁ、可愛いからいいけど
「そう言えばゲベート」
「なんですか?」
「持ってた両刃の大剣?みたいな奴って見た事あったりする?」
「いえ...まったく知りません。気づいたら手に持ってて...」
気付いたらか....もしかしてNERVテクノロジーの代物だったりするか?
『航行測定』
メンバーは同じようにやってみたんだが...
「あれ、早くね?」
「確かに...小柄だからとかかな...」
「あっ!もう捕まった...」
「雪風ちゃん覚悟ーー!!」
「うわあああ!二人とも助けてー!」
いやコレそういうのじゃないから、助けるとか無理だよ...
「次は二人です!」ダッ
「やっべ!逃げろ!」
結果的に吹雪と俺は捕まらなかったが所々やや危ない場面はあった。ただあの二人よりも小回りがきいている気がした。
『艤装の詳細』
艤装そのものは他の二人とは変わらない....ただ問題は
「この剣だよな....」
調べてみたが特殊装甲板やプログレッシブナイフなどの材質とは異なる未知の原料が使われているようで耐久性や切れ味なども比にならないほどの性能を持つが....
「重た...これをゲベートは軽々と持ってたんだよな?」
「はい...正直渡された時ビビりましたよ。夕張と二人がかりでようやく運べるレベルですからね...」
...もしかして単純な腕力とかならゲベートが最強なんじゃ....
「他に何か分かったか?」
「一応海に落としても沈まないくらいしか....」
十中八九ロンギヌスとかカシウス系のNERVテクノロジーが一枚噛んでるだろ。だとしたら修復とか復元、改修は不用意に出来ないだろう。
「...という感じになりました」
「姉妹も中々にチートね」
仮にも未完成の俺とは違って完成形だから武装もそれに合わさったものが作れる訳だからな。
「一つ聞きたい事があるんだけど」
「なんですか?」
「『主機』ってなに?」
「...あれ?俺説明してなかったっけ?」
「うん、多分貴方の過去に関わってくるからあんまり聞けなかったんだけど....」
「分かった、先ず俺らの動力源ってのは━━━━━━━━━━━━━━━という事だ。わかった?」
「ちょっと待って?情報が多すぎる...」
うん、ごめん。流石に1回の説明じゃ理解しきれないよね....
「つまり、貴方の動力源は神様擬きの力でレーズン達はその神様擬きの素体を使ってるって事でいいの?」
「理解としてはそれでいいと思う。」
「...とんでもないわね、貴方達。」
「仮にも空飛びますから」
「一応聞くけど仮に貴方とレーズン達が戦ったらどうなるの?」
「...タイマンならギリ勝てるかも?」
「勝算はあるのね」
「さっきも言ったけど主機の性能は俺の方が上だからそれを用いて発生させるATFの性能も俺の方が上だから装甲面はそれでカバーできる。火力は改修したおかげで十分に通用するくらいにはなってるから問題はない。それに艦船の頃にはなかった近接とかでも優位が取れるからそこそこ戦えると思う。」
「3人だったら?」
「良くて2人、最悪誰も落とせない可能性すらある」
「性能差は明白...か。改修とかは?」
「材質が不明な上に変にいじって世界滅亡とかになったらシャレにならない。俺達の主機は人類の知識とかじゃ解き明かせない未知の領域だからな」
「取り敢えずしばらくは経過観察ね」
「練度上げは誰がやるんだ?」
「レーズンとエルブズは陸奥でゲベートは吹雪辺りに任せようかと思ってるけど」
それなら大丈夫そうだな...後はエルブズとレーズン専用の武装を作ってやるか
「でも妖精さんを乗せられないのは意外ね」
「人が乗れる環境でもなかったからじゃない?現に俺と戦った時は誰も乗って...いや居たわ」
「え?」
「乗ったら死にかねない環境下を気合いで耐えてた人いたわ....」
「絶対人間やめてるじゃん...」
■おまけ
ヴンダー「ゲベート、あの剣重くないのか...?」
ゲベート「いえ?寧ろ軽いくらいです!」
ヴンダー「(え、軽い...?)そ、そうか」
━━━━━━━━━━━━━━━
ヴンダー「...なぁ、レーズン。これ持ってみてくれ」
/諸刃の剣
エアレーズング「...?はい...重ッ!!」ガクン
ヴンダー「...うん、そうなるよな...」
エアレーズング「え?どうかしたんですか?」
ヴンダー「いや、実は....」
エアレーズング「....え?嘘でしょ....」
ヴンダー「(ゲベートってもしかして...フィジカル最強...?)」
ゲベートちゃんは超力持ちです。
その為下手したらNHG兄妹で腕相撲したら勝てるまであります。
因みに遠距離だとエルブズュンデ、近接だとゲベート、総合ではエアレーズングという割り当てにしています。
余談ですが最後の話に出てきた人はガーゴイル冬月です。