ヴンダー、発進!!~~~神殺しの船の艦隊勤務~~~   作:ゴマだれ

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追記1/11
誤字の指摘をもらいました。
ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします


神殺し 断罪をするー決戦、第一佐世保鎮守府!ー

ヴンダーside

遂にこの日が来た...

ようやくあの豚野郎に屈辱を与えられる!

いやぁ、この2週間中々長く感じたな...

陸奥さんのお陰で俺も長門も超強くなったな。昨日様子を見に来た提督がドン引きしてたな...あはは。

まぁ、俺達の成長率が異常なのはわかっていたが....

だが、今の俺ならATフィールドと妖精さんの支援を封印しても陸奥さんに勝てるだろう。

 

「いやぁ!君がAAAヴンダー君か....報告書では聞いていたがこれが主砲のレールガンか!」

 

「は、はい...」

 

この人は海軍の元帥らしく提督の信用できる人物とは彼の事だったらしく士官学校の教官だったようだ

ただ、この人は艤装に目がないらしく

従来の艦とは異なる技術を持つ俺にとても

興味を持っている。

 

「ふむ、見たことの無い装甲板だな...」

 

「はい、複数の金属を混合させた特殊装甲板です。詳しい材質は極秘となっています。」

 

「ほぉ、流石に量産は無理か..」

 

「先生、そろそろいいですか?彼も演習がありますので」

 

「おっとすまんな!私もここからモニターで見させてもらうよ!頑張りたまえ」

 

「はい!」

 


 

あの豚野郎の指定した海域に向かう

演習は豚野郎の鎮守府の近海で行われる。

あのクズは海岸付近の観測所にいるらしい。

 

『ヴンダー、開始まで1分を切ったわ』

 

まもなく始まる

向こうの数は3艦隊...つまり18だ。

だが、負ける気がまったくしない。

 

『ヴンダー、これが演習前最後の通信よ。...今の貴方には帰るべき場所がある。必ず帰還してきなさい。』

 

「...はい!」

 

そして、遂に始まった。

 

「総員、第1種戦闘配置!用意!」

 

『『『『了解!』』』』

 


矢矧side

 

『あの男との演習に勝てば君達と姉妹艦の待遇を改善すると約束しよう』

 

それを聞いた時、藁にもすがる思いで出陣した。らしくもない入渠を済ませて出撃する。

あの時、あのクソ野郎の付き添いで第3鎮守府に行った時彼と会った。

私の事を心配してくれたが、今では彼の敵としてここにいる。

こちらの戦力に対して向こうは単騎

とてもだが相手に勝機があるようには思えない。

 

「矢矧ちゃん?大丈夫?」

 

「え、ええ...瑞鳳さん、これは戦いと呼べるのでしょうか...」

 

「...ま!これが終わったらみんなでご飯食べに行こうよ!」

 

「....はい今はズドン!ズドン!ズドン!ズドン!ズドン!ズドン!...へ?」

 

私達の旗艦を勤めていた戦艦が主力が

一瞬で演習弾のインクに染まった

 

「ほ、砲撃?!一体どこから....」

 

「そ、そんな...!?」

 

「瑞鳳さん!艦載機は?」

 

「...全艦載機、落とされた!?

 

「な?!」

 

そんな...情報ではまともな対空兵器は積んでなかったはず!?

 

「クソっ!!」ダッ

 

「矢矧ちゃん!?どこに...キャア!?」

 

私は提督から渡された()()()()()()()を手に、砲撃の主の方に向かっていった


 

ヴンダーside

 

『目標に命中!轟沈判定です!』

 

「はっ、ちょろいちょろい!」

 

まったく...この感じだとあの野郎、寄せ集めみたいな編成の組み方したな...

無能すぎて言葉もでない

既に第一、第三艦隊は壊滅...所詮数だけだな。

 

 

『10時方向より敵航空機部隊を確認!

総数70!』

 

「主砲装填せよ!70発でケリをつけろ!」

 

『了解!誤差修正完了!』

 

「撃ち続けろ!!」

 

ズガガガガガ!!

 

文字通り、一撃も外さずにすべて落とす

こんなの....

 

〈特訓にて〉

 

「貴方には対空兵器がない...だから今から私が撃つ砲弾をあなたの主砲ですべて迎撃して」

 

「え?いや!?この距離で!?」

 

「行くわよー!!」

 

「え、ちょ、ぎゃああああ!!」

 

〈回想終了〉

 

陸奥さんの砲撃に比べれば鈍すぎるんだよォ!!

 

俺の速射能力があれば艦載機なんぞ

主砲で落とせるわ!!

 

『敵第二艦隊を補足!既に撃てます!』

 

「ならば結構、撃てぇ!」

 

ズガガガガガガガガ!!

 

『命中!敵第二艦隊を全滅させました!』

 

よし、これで...俺の勝

『!?レーダーに反応です!第一艦隊の生き残りかと!高速で接近してきます!』

 

「何?もう勝敗は...っと」

 

どうやら軽巡みたいだな...あれ?

あの子は視察の時の....それに何か持ってる?

 

「妖精さん解析頼む...っと危ない」ヒュン

 

あの子の砲撃を躱していると

 

『解析完了...!?大変です!あの子が持っている魚雷、内部構造が爆薬に置き換わってます!』

 

「な!?つまり爆弾!?」

 

『敵艦、さらに速度をあげてます!』

 

「総員、直撃に備えろ!」

 

接近してきた彼女は「ごめんなさい...!」といって栓を抜いた。

俺が彼女を爆弾から突き飛ばした瞬間あたりが光に包まれた。


矢矧side

 

──い、....か?!

....何だ?誰かが私に...

──しろ!いま.....ける!

 

「......ぁ」

 

「よし!目を覚ました!妖精さん、俺より彼女を!」

 

『は、はい!』

 

「な....んで...」

 

私は貴方を......

 

「どうせあいつの指示だろ...沈むなよ、

気をしっかり持て!」

 

『修理完了しました!!』

 

すると、沈みかかっていた私の傷が中破くらいまでになっていた

 

「そんな....いったい..!?」

 

「立てるな?とりあえず移動するぞ!」

 

「貴方...頭から血が..!?」

 

それだけではない

艤装の一部は変形し、翼も黒く焦げてしまっている

 

「大丈夫だよ、こんなんかすり傷だから」

 

『クソっ!何故沈んでいない!!』

 

私の通信機からあの男がきこえる

すると、彼が通信機をとり...

 

「よぉ、糞野郎...やってくれたな?」

 

『き、貴様...!!』

 

「あんなので俺が沈むと思っているとは...随分とおめでたい野郎だな。」

 

『ならば!貴様ら諸共、ミサイルで木っ端微塵にしてやる!』ブツン

 

「ったくあの野郎...整備長、首輪どうだ?」

 

『もう少し...よし、これで!』

 

カチャン

「!首輪が....!」

 

「よし、これで『12時方向!ミサイルがきます!!』...なるほどねぇ」

 

「な!?私をおいて逃げて!お前だけなら「そんな頼みは聞けないな....妖精さん、救命艇に行け!これから先は軍規に反する領域になりかねない。」

 

『何を言ってるんですか...我々は貴方と共にこの世界にきた時点でそんな事とうにわかってるんですよ』

 

『そりゃそうだ!違いねぇ!』

 

『全くもって違いねぇ!』

 

「お前ら...フッ主機点火用意!」

 

『『『了解!』』』

 

「...君、名前は?」

 

「...矢矧だ」

 

「よし、矢矧。俺を信じてくれ...」

 

「...あぁ!」

 

『プライホイール!規定値に突入!』

 

『了解。時空間制御を開始。立体指揮操舵に移行します』

 

『ミサイル着弾まで30秒!』

 

『回転数36000。オールグリーン』

 

『コンタクト、いけます! 』

 

『カウント省略。メイン接続!』

彼が私を抱き上げる

 

すると

物凄い衝撃波と光が辺りを覆い尽くして行く。

私達に迫っていたミサイルが光に飲み込まれる。

 

そして、彼はこう言った。

 

「行くぞ……ヴンダー、発進!!」

 


ヴンダーside

 

矢矧をお姫様抱っこで抱き上げ宙を舞う

 

「!?空を....飛んでる!?」

 

『ミサイル接近!』

 

「主砲発射用意!エネルギー貫通弾装填!」

 

『装填完了!いけます!』

 

「撃てぇ!」

 

ズガガガガガガ!!

 

「...凄い!全部...撃ち落とすなんて....」

 

「再装填!照準、ブタ野郎!!」

 

『測的誤差ギリギリまで修正中!』

 

『各砲直接照射及び手動追尾はいけます!』

 

「ならば結構!撃てぇ!」

 

ズガガガガガガガ!

 


二男side

ミサイルが着弾した瞬間、あいつらが光に包まれ、宙に浮いていた。

それどころか残りのミサイルを主砲で迎撃しやがった!

そして、主砲をこちらにむけているのがわかった。

それに気付いたまわりの使えないゴミどもがわたしを突き飛ばし、出口に殺到した。

 

「ま、待て!だれか助け

 

ドカーン!ドカーン!




ゴミ掃除完了です!
あれ?ヒロインが増えそうな....
すいません、中の人が矢矧好きなんです...許してください

NHGシリーズ(エアレーズング、エルブズュンデ、ゲベート)は出した方がいいですか?

  • 出すに決まってるだろ!
  • ヴンダーくんだけでいいです。

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