日本国召喚〜カンピオーネをそえて〜   作:メカ好き

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懲りずにまた新作です。こんなのありそうで無かったなと思って投稿しました。ではどうぞ。


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グリニッジ、賢人会議レポートより抜粋

 

 カンピオーネ同士での戦いでジャイアントキリングは度々起こる事ではありますが、そのまま古参のカンピオーネが完全に滅殺された例は記録上初の事でした。

 

 第七のカンピオーネ、久我陽火は僅か11歳で神殺しを成し遂げました。その半年後、彼は最古参の神殺しヴォバン侯爵が行った神の招来の儀式に乱入し、かの王を滅殺して多くの権能を簒奪しました。それから今日にかけてまつろわぬ神や他のカンピオーネとの戦いに全て勝利しており、その様から『簒奪王』『無敗王』とも呼ばれています。

 

 かの王の勝利の原動力となっているのはどの様な劣勢や危機、強敵を前にしても僅かにも臆することの無い精神力と、戦いの場においても絶え間なく強くなり続ける成長力と底なしの潜在能力です。亡きヴォバン侯爵との戦いにおいてはその卓越した権能の扱いを、サルバトーレ卿との戦いでは奥義である無想剣を、羅濠教主との戦いでは超常の領域にある心眼を戦いの最中で獲得し勝利を納めています。

 

 かの王は自由をこよなく愛する風来坊な気質の持ち主で、行く先々で大小様々なトラブルに遭遇しています。しかし、善良な信奉者が多く、戦いにおいても出来る範囲で周りに配慮する良心のある王です。

 

 しかし、敵対する相手がどの様な存在であろうと全力で排除に当たります。事実、某大国がかの王の逆鱗に触れて滅びかけました。忘れてはなりません。かの王もまた、神殺しを成した埒外の存在なのですから。

 

 

 

 

 

 中央暦1639年4月11日午前―――ロウリア・クワトイネ国境付近 ロウリア王国東方討伐軍先遣隊 本陣

 

 クワトイネ公国外務部から、何度も何度も国境から兵を引くよう魔法通信にて連絡があったがすべてを無視する。

 

 もう戦争することは、決定しているのだ。

 

 「明日、ギムを落とすぞ」

 

 ギムに攻め込む先遣隊約3万の指揮官の任を与えられたBクラス将軍パンドールは、満面の笑みを浮かべ部隊を見つめていた。

 

「ギムでの戦利品はいかがしましょうか?」

 

 副将のアデムが話しかける。彼は冷酷な騎士であり、ロウリア王国が領地拡大のために他の小国を統合した時代、占領地での残虐性は語るに耐えない。

 

「副将アデムよ、お前に任せる。」

 

「了解いたしました。」

 

 アデムは、パンドールに一礼すると、後ろを振り返り、すぐさま部下に命じる。

 

「ギムでは、略奪を咎めない、好きにしていい。女は嬲ってもいいが、使い終わったらすべて処分するように。一人も生きて町を出すな。全軍に知らせよ」

 

ゴオッ!!

 

 非道な命令を言い終わるや否や、凄まじい炎がアデムを一瞬で灰にした。

 

「「「ッッ!?」」」

 

 パンドールを始めとする本陣にいる軍人全員が時が止まったかのように停止した。

 

「はあ〜」

 

 そんな本陣に場違いな溜息が響き渡る。パンドールが声の方を向く。そこにはベージュのチノパンに白のソーカット、その上から黒の上着を着たシンプルな出で立ちの少年がいた。

 

 少年を見咎めた瞬間、パンドールは恐怖で身体の震えを抑えられなかった。魔法に関して門外漢であった彼でも化け物だと理解する程の膨大な魔力を少年から感じたからだ。それは他の者達も同じであり、魔導士に関して言えば全員が泡を吹き失禁しながら気絶していた。

 

 そして当の少年は、パンドール達を蔑んだ目で見ながら口を開いた。

 

「消えとけ」

 

 その一言と共に彼等の視界が真っ白に塗り潰され、永遠に意識を失った。

 

 

 

 

136:国と一緒に召喚された神殺し

···やりすぎたぜ(汗)つ【あたり一面マグマが煮え立っている画像】

 

137:名無しの転生者

ふぁ!?

 

138:名無しの転生者

オイオイ···

 

139:名無しの転生者

唐突に割り込んで凄いのぶっ込んできて草

 

140:名無しの転生者

>>136 というかまたお前かよ!

 

141:名無しの転生者

>>136 召喚先でもやらかしてて草

 

142:名無しの転生者

>>140、141 私新人なんだけど彼って有名人なの?

 

143:名無しの転生者

>>142 カンピオーネ!の世界に転生した転生者で神殺しになって半年でヴォバン侯爵を滅殺したヤベーヤツ。

 

144:名無しの転生者

 

145:名無しの転生者

新人ちゃんもびっくり

 

146:名無しの転生者

カンピオーネ!を知ってる人からするとどうしてこうなったって話だよな

 

147:名無しの転生者

脱線してるぞ

>>136 説明はよ

 

148:国と一緒に召喚された神殺し

まず俺のいる場所は異世界のある2つの国家の国境付近。そこにいた数万の軍勢の本陣でギムって言う俺が世話になった街を襲うだの略奪を許すだの嬲った女は殺しとけだのふざけた事抜かしてたからキレて太陽に偏在して軍勢ごと消し飛ばした。

 

149:名無しの転生者

うわ〜

 

150:名無しの転生者

うわ〜

 

151:名無しの転生者

うわ〜

 

152:名無しの転生者

何がうわ〜かって略奪強姦を許した上で皆殺しにしろって言う軍隊に対してもだけどキレてすぐさま数万も皆殺しにする神殺しニキにもうわ〜だよ

 

153:国と一緒に召喚された神殺し

でもこいつら人間種以外(エルフや獣人、ドワーフ等)の殲滅を掲げるクズだぞ

 

154:名無しの転生者

良し、許す

 

155:名無しの転生者

寧ろもっとやれ

 

156:名無しの転生者

>>154、155 手のひらく〜るく〜る

でも気持ちは分かる

 

157:名無しの転生者

典型的な異世界害悪国家だなそれ

 

158:国と一緒に召喚された神殺し

と言う訳でいっちょこの国滅ぼしてくるわ

 

159:名無しの転生者

ちょっ

 

160:名無しの転生者

>>158 まてまて

 

161:名無しの転生者

やべえぞ、根絶やしにされるぞ

 

162:名無しの転生者

神殺しニキ身内には優しいけど敵対者にはマジで容赦無いからな

 

163:名無しの転生者

某大国は滅びかけたしね

 

164:名無しの転生者

あん時のジョンさんには痺れた

 

165:名無しの転生者

おかげで某大国は守られた

 

166:名無しの転生者

あれ、思ったけど神殺しニキと言う抑止力が無くなったアッチの世界って···

 

167:名無しの転生者

あ(察し)

 

 




某大国
某特務機関が陽火の逆鱗を踏み抜いた事で滅びかけた過去を持つ。呪力が底付きズタボロのフラフラに成りながらも立ち向かおうとしたジョン・プルートー・スミスの勇姿を見た陽火が彼女を称えて見逃した経緯がある。

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