日本国召喚〜カンピオーネをそえて〜   作:メカ好き

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|□¯)ソォー
キョロ(・ω・`三´・ω・)キョロ
( ´・ω・)⊃文 スッ
└(―_―;)_―;)―;);))┐こっそり退却!


閑話

日本国 東京 首相官邸 総理執務室

 

そこでは閣僚が揃いロウリア侵攻未遂事件の顛末について報告を受けていた。

 

「ふう、一時はどうなるかと思ったがなんとか終わったな」

「むしろ我が国にとってはプラスな結果となりました」

「正史編纂委員会によりますとかの王の今回の差配、後始末を任せる上での御配慮であるとの事」

 

それを聞いた総理は表情を引き締める。

 

「なるほど、ならば抜かりなく行かねばならんな。かの王は敵対者の次に上に立つ者の怠慢に厳しい」

 

 

 

 

第三文明圏 パーパルディア皇国 国家戦略局

 

薄暗い部屋に、ほのかなオレンジ色の明かりがついている。光源は光の精霊の力で輝かせたガラスの玉で、その光は二つの影を映し出していた。

 

「・・・それは、本当なのか?」

 

影を作る2人の男たちの内の一人が信じられないと言わんばかりの表情で問いかけた。

 

「はい、間違いありません。ロウリアの侵攻軍は全滅しました」

「原因は!?」

「分かりません。しかし、ロウリア国内で凄まじい魔力を持つ何かが暴れ回っているとの情報が入っています」

「何?信憑性は?」

「ロウリアの王宮主席魔導師ヤミレイの証言だそうです。またロウリア国内の自身以外の魔力を感じ取れる魔導師は全て発狂して再起不能に陥っているそうです。派遣した人員にも被害が出ています」

「何だと・・・」

 

説明を聞いた男の顔に冷や汗が浮かぶ。それはもう一人の男も同じだった。

 

「・・・どうします?」

「直ぐに人員を撤収させろ。正体は分からないがその様なモノがマトモである筈がない!目を付けられれば次は我が身だ!」

「我らが得た情報は、外務局にお伝えした方がよろしいのでしょうか?」

「お前、死にたいのか?ロウリア王国に一体いくら支援したと思っている? もちろん隠蔽工作はするが、皇帝のお耳に触れたら国家戦略局そのものが危機にさらされるぞ! そうなれば、お前も私もただでは済まん。ロウリア王国で起こった一部始終と支援の履歴はすべて焼却しろ!!我らの関わりを一切残すな。 国家戦略局と自分、そして家族のためにもな」

 

 

 

 

 

グラバルカス帝国 通称「第八帝国」 情報局

 

並べられた電気式受信機に、電子音が連続して鳴り響く。 現代の者がその音を聞けば、信号形式は違えど、モールス信号と思うだろう。

 

「閣下、ロデニウス大陸の情報について、現地から緊急報告が届きました」

 

きらびやかではあるが、スッキリとした黒い制服の男が報告を始める。

 

「何?概要は?」

「はっ! ロウリア王国のクワ・トイネ公国並びにクイラ王国への侵攻は、謎の勢力により越境も出来ずに失敗に終わった模様。侵攻軍及び関係基地は文字通りの全滅となり、現在ロウリア国内で混乱が起こっているとの事です!」

「何だと!詳細は!?」

「手段は不明ですがロウリア国内で強大な魔力が暴れ回っていたという噂が流れています。また、現地諜報員が確認できている戦場跡は辺り一面がマグマになっていたり海が燃えていたりなど有り得ない現象が起こっているとのことです」

 

閣下と呼ばれた男の片眉が吊り上がる。

 

「魔法だったか?そこまでの事が出来るものだったとは・・・」

「ロウリアで改めて魔法に関して調査した結果、個人の素質に左右されるものなのだそうです。しかし、今回の下手人クラスになると伝説の存在と同等かそれ以上だとか」

「・・・これは、この世界では神話や伝説は法螺等ではなく事実である可能性が出てきたな。しかし、突拍子が無さすぎてこれだけの証拠では上層部は信じまい。ロウリアを破った勢力や魔法に関する情報を最優先で集めさせろ!」

「了解しました!」

 

 

 

 

 

アニュンリール皇国 皇都マギカレギア オラナタ城

 

アニュンリール皇国皇帝ザラトストラは皇帝の間で行政部門の長たちから報告を受けていた。

 

「続きましては数日間にわたり起こった国内の魔力計測機器全てが異常をきたした事件に関する続報です。どうやら国内だけでなく、国外に出ている魔帝復活対策庁復活支援課の職員達の持つMR5型携帯型魔力計測器も同時刻にメーターが振り切れるか振り切れた後そのまま故障していた事が分かりました」

 

その報告に長たちはどよめき出す。MR5型と呼ばれる携帯型魔力計測器は、魔導機関の内部流量を測るための超高魔力対応品だ。各地に散らばる魔帝復活対策庁復活支援課の職員達の持つそれらのメーターが全て振り切れ、あるものはそのまま壊れたと言うのだ。只事ではない。

 

「またクイラ王国に向かった同課職員達との連絡が途絶えた一件ですが、医療施設に入院している事を確認しました」

「入院?」

「はい。面会した職員によりますと酷く精神的に不安定な状態だそうです。聞き込みの結果、凄まじい精神波動を伴った膨大な魔力に当てられ発狂してしまったそうです。また、その発生源と見られるロウリア王国では同じ様な症状の魔導師が多く発生しています」

「何だと!?」

 

精神波動を伴っているという事はつまり、その魔力は生物が発しているものであるという事。一生物がMR5型携帯型魔力計測器を破壊する魔力を放ったかもしれないという事実に長たちは狼狽えた。

 

「静まれ」

 

静かで軽やかな声が皇帝の間に響き渡る。長たちはその声音により混乱から立ち直った。

 

「国外工作計画を無期限凍結とする。浮いた人員全てを回してこの一件に関する情報収集を始めよ。魔力の発生源の事だけでなくそれに気付いた国や組織の動向も我が国の秘匿を第一に可能な限り探れ」

「「「「「はっ」」」」」

 

 

 

 

 

 

徐々に、世界は神殺しを知り始める。それが、如何なる未来に繋がるか、誰も知らない。




因みにこの時ダクシルドたちも魔王の封印破壊直後だった為に、エルヤちゃんを始めとする鬼人族は無事です。
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