『僕二乃ちゃんの事が大好き!でも、今の俺じゃ君を幸せに出来ない………だから、だからもっと大きくなったら僕と付き合ってください!』
え、誰よこの子は。まず私、この子に告白されたことあったっけ?
『なんで今じゃ無理なの?私も────のこと大好きなのに!』
ん?ちょ、ちょっと待ってよ。この感じって両思いじゃ……。え、私いつの間に両思いしてたの?記憶にないんだけど!?
1回この私がどんなこと言うか聞いてみる必要があるわね。
『ごめん、本当にごめん。明日家を引っ越すんだ』
『え、嘘……。な、なんでもっと早く言ってくれなかったの?』
『だって言ったら、二乃ちゃん悲しむと思って』
『そうだけど、で、でも前日は無いよ!───が居なかったらもう私どうしたらいいのよ。明日から生きていけないよ!うわぁーん』ダキ
『ごめん、ごめんよぉー!うわぁーん』ギュー
……なにこれ。私小さい頃こんな大胆だったの?ていうか相手の名前がなんで出てこないのよ。そこ1番大事でしょ?ん?ちょっと待って……、引っ越すってことは今もどっかに居るってことよね?なにか手がかりがあれば良いのに……。てか、いつまで抱き合っているのよこの2人は!思い出そうにも思い出せないじゃない!!!
……早く思い出さないといけない気がするけど、全然思い出せないわね。目覚めたら、この男の子のことを徹底的に調べてやるわ!
『────、分かったよ。じゃあ高校生になったら私がそっちに行くから!待っててよね!』
『うん、高校生くらいになってからね!』
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よし、目が覚めたわ!今日は入学式だったわね。その前に写真を探そう。あ、朝食食べてからしないと……
「二乃ー!朝食はまだですか?というかいつまで寝てるんですか?」コンコン
「五月?ちょっと待っててね、今すぐ作るわ」ガチャ
「やっとですか、早くよう……い?」
「ど、どうしたのよ?なんか顔に付いてる」
「えっと……二乃はなんで泣いているのですか?」
「え?」ポロポロ
「わぁー、ちょっと二乃ー!どうしたのですか?みんなー、二乃がー!」
ダダダー
「どうしたの、五月?って二乃ー!なんで泣いてるの?も、もしかして入学式を楽しみにしすぎて?」
なんでかは分からないわ。でも今日の夢が原因なのは確か。あと入学式はそんなに楽しみではない
「四葉静かに。二乃はそんなんで泣かない」
「あ、そうでしたー!」
「もう今日の朝ごはんはカップ麺で我慢しますか……」
それじゃ、栄養が偏ってしまうわよ!
「そうですね、そうしましょう!じゃあ私は一花を起こしてきますね」
でも、なんで泣いているんだろ、多分あの男の子が原因なんだろうけど……。でも名前が出てこないんじゃ……。
私こう見えても人の名前はすぐに出てくるはずなのになんで出てこないのかしら。あーあ、早く涙収まってくれないかな。
こうして知らぬ間に学校に行き、入学式は終わっていった。あの後、涙はすぐに収まってくれたけど、心のモヤモヤが残ったままだった。なので、家に帰ったら早速、昔の写真を見返したりあの子らに聞きまくった。しかし、あまり情報が手に入らなかった。唯一分かったのは、一花が何かを知っているということ!一花から情報を聞き出して探して見せるわ!あの男の子のことを!
しかし、決意したのはいいものの1年が経ち、高校2年生になっていた。