インフィニット・ストラトス〜厄災の担い手〜   作:ユークレース

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第1話

チャリン

 

早朝のとある路地裏で金属音が鳴る

 

「はぁぁぁぁあ……」

 

この少年、名を白峰猟牙

現在転生により2度目の人生を謳歌している

 

「この『目に纏わる能力』は便利なんだけどまーだコントロールうまくいかないな……」

 

彼の転生した時の得点は5つ

一部能力が違うがメカクシティアクターズの目に纏わる能力

DX3rdのノイマンとモルフェウスのクロスブリード

そして、DMC4の魔人化の能力とそれに耐えうる体

 

ちなみに、転生者だということは忘れている

 

「やっと仕事完了……」

 

その手には不思議なエンブレムの付いたスーツケースがあるのだった

 

「今日は受験だってのに……疲れた」

 

そう言って彼は腕時計を見る

 

「うげっ⁉︎もうこんな時間かよ!報告は後だ、急がにゃ遅刻するべさ!」

 

そのスーツケースの名はパンドラ

彼の得点の最後の一つである

 

〜それからどうした〜

 

「さて……こいつらどうしようかね……」

 

彼は複数の悪魔に囲まれていた

 

「受験会場にこいつらが来るとは思わなかった。全く、厄いねぇ……」

 

だが、猟牙の口は軽い

 

「パンドラ!」

 

右腕を横に突き出すとパンドラが出てきた

 

『フシュゥゥゥウ……』

 

猟牙を囲んでいるのは鎌を持ち、黒いボロボロのローブをまとったやせ細ったドクロのような顔の悪魔ヘル=プライド

同じく鎌を持っているが、ローブの色は赤く、同じようにやせ細っている悪魔、ヘル=ラスト

 

「プライドにラストか……さーてと、パンドラ!コード023、ギルト!」

 

パンドラが強く光る

するとパンドラの形はアタッシュケースから変わり、一振りの大剣になっていた

その剣の特徴といえば黒く、所々に金のラインが入っている、さらに柄の先にはパンドラのマークが入っていた

 

「Are you ready?」

 

剣を肩に乗せ、左手の人差し指を立てる

 

「Let's dance!」

 

そう言うと一瞬で猟牙の姿が消え、いつの間にか悪魔の群れの中に居た

 

「オラァァァア!」

 

両腕で円を描くようにパンドラを振るう

 

『ギャァァァア!』

 

プライドやラストは断末魔を上げ砂になっていく

 

「この砂はモルフェウスじゃ扱えないんだよな……なら、少しだけ『目を隠す』か」

 

猟牙の目が赤く染まる

すると猟牙の姿が消える

 

「はぁぁぁぁあ‼︎」

 

姿を消した猟牙はパンドラに魔力を込める

 

「ドライブ‼︎」

 

パンドラを振るう、すると溜まった魔力が飛ぶ刃となり次々と切り裂いていく

 

「さて、そろそろ終わりだな。コード013エピデミック!」

 

再びパンドラが光る

するとパンドラの形は巨大なボウガンになった

 

「Brast!(爆ぜろ!)」

 

その一撃で悪魔の全てが消し飛んだ

 

……後ろの壁もろとも

 

「Oh……やっちまった……」

 

その奥に何か光る物体がある

 

「ん?何だあれ……」

 

そこには乗りての居ない機械があった

 

「これは……ISか?確か機体名はラファール・リバイヴだったか?」

 

猟牙は興味本位で触れた

 

「こんな風になってんのか……って、うわぁぁあ!」

 

バチバチと電気が流れた感覚がした

猟牙の頭には幾つものデータが流れ込んでくる

そして、猟牙はいつの間にかラファールに乗っていた

 

「一体何だったのさっきの爆発は……って、君!ここで何をやって……⁉︎また(・・)男が動かしている⁉︎」

 

「いや、俺も何がなんだか……って、また?」

 

「ここでじっとしていなさい!また報告しなくては……‼︎」

 

女性はバタバタとかけて行った

 

「あーもう……厄いな……」

 

 

 

〜それから数ヶ月〜

 

side 猟牙

 

「なあ、そこの少年」

 

「何だ?」

 

「見られてるよな俺たち……」

 

「ああ……」

 

「「はぁ……」」

 

俺はあの後、いろんな研究機関に追われながら悪魔狩りの仕事をしていた

申し遅れた。俺は白峰猟牙、悪魔狩りだ

俺が勤めている……正確には勤めていた会社は某国に本社がある悪魔狩り専門の何でも屋Devil May Cry(デビルメイクライ)の日本支社だ

とは言っても、職員は所長を含めて二人だが

俺は昔旅行に行った時に悪魔に襲われ、そこを社長……とは名ばかりの赤字製造マシーンのダンテさんに助けられた

そこで何の因果か彼の持っていた魔具、厄災兵器パンドラに懐かれ今では俺のパートナーとなっている

形態は666あるらしいがどうやら666の形態に変化できるだけで、形態は記憶させなきゃならないらしい

今のところ100くらいしかスロットは埋まっていない

他にも何やら変な能力があって俺は目に纏わる能力と呼んでいる

最近の悩みはここ、IS学園に入学することになったことだ

なぜならISとは本来女性にしか扱えない兵器でそれを教える学校がここIS学園なのだ

つまり、どういうことかと言うと周りは女子ばかりで俺ともう一人の男性IS操縦者は所謂パンダ状態

つまり胃が痛い

 

「自己紹介とかさせられるんだろうなぁ……」

 

「ああ……」

 

俺たちがそんな話をしてると教室に教師であろう人が入ってきた

……生徒じゃないよね?

 

「えーっと、私が皆さんの副担任の山田真耶です。一年間よろしくお願いします」

 

………って、みんな無視かよ!

ほら!山田先生涙目じゃん!

 

「山田先生、よろしくお願いします」

 

「よ、よろしくお願いします‼︎」

 

俺の元にかけて来て俺の手を取った

 

「せ、先生近いです……」

 

揺れる揺れる二つのメロン

年頃の男子には目の毒です

 

「あっ!ご、ごめんなさい!じゃあ、今日は自己紹介をしてもらいます。出席番号順にお願いしますね」

 

そして俺の番が来る

ちなみに、一夏の時に俺たちの担任である織斑千冬が来た

すっげえ怖い

 

「おい白峰、いま失礼な事を考えただろう?」

 

「イエソンナコトナイデスヨ」

 

バッシィィィィィン‼︎

 

「痛ってええええ⁉︎」

 

何これマジで痛え⁉︎

俺基本魂にダメージ食らわなきゃ痛み感じないんだぞ?

この人の出席簿魔具なの⁉︎

 

「さっさと自己紹介をしろ」

 

「へーい……」

 

「返事は短く一度だ」

 

「へい」

 

バッシィィィィィン!

 

「痛ってえ⁉︎」

 

「返事ははい、だ」

 

「は、はい‼︎」

 

やっぱ怖えええええ‼︎

 

「えーっと、みなさん始めまして白峰猟牙です。趣味は料理、得意な事は身体を動かす事です。一応事前にISの知識は詰め込んで来ましたがなに分整備は実践あるのみなので整備科の方々にはお世話になると思います。一年間よろしくお願いします」

 

こんなもんかな

 

「では、次!」

 

そんなこんなで自己紹介は終わった

そういや俺の後に自己紹介したセシリアとかいう奴めちゃくちゃ俺たち睨んでたな……

ってかオルコットなら織斑の前なんじゃないのか?

 

 

〜休み時間〜

 

「はぁぁぁぁ……やっと終わった……」

 

「随分と疲れてるようだな織斑」

 

「なんだ白峰か……俺のことは一夏でいいよ。千冬姉……織斑先生も居るしややこしいだろ?」

 

「そうだな。なら一夏、俺のことも猟牙でいいぞ」

 

「分かった。ところで猟牙、お前授業分かった?」

 

「余裕だったが?」

 

「何でだよ!」

 

「いや、だってここに来るのが決まった時に情報いろいろ(作った本人から)集めたし」

 

そうそう、所長の紹介を忘れていた

所長の名前は篠ノ之束

ISを生み出した人物だ

世界中を逃げ回ってた時にダンテさんや俺と逢いついで悪魔の事も知ったらしい

あの人は本当にすごい、身体能力は俺やダンテさん達には及ばないが人間としては多分最強クラスだと思う

しかも、特製のガントレットを作って悪魔狩りもやり始めた。そしてダンテさんが悪乗りして束さんが所長になったってわけだ

で、俺がIS動かした事であの人の研究者魂に火がついたらしくて散々調べられた

 

「ちょっとよろしくて?」

 

「あ?」

 

「何だ?」

 

ああ、さっきのオルコットさんじゃないか

 

「まあ、何ですのその態度は。この私セシリア・オルコットが折角声をかけて差し上げたというのに……やはり男ですわね、教養の欠片もありませんわ」

 

「……いやいやオルコットさん、俺たちあんたほど育ち良くないからさ。話してる時にいきなり声かけられたらこんな反応になるって」

 

「私はそんなことありませんわ」

 

「はぁ……もういいや……。で、何の御用ですかなミスオルコット」

 

「そうでしたわ、貴方達がどうしてもとおっしゃるのであればこのイギリスの国家代表候補生であるセシリア・オルコットがご指導して差し上げようと思ったのでお声をかけたのです」

 

「んー、俺はいいかな。まだISの動かし方もよく分かってないのに代表候補生の人に教えてもらってもまだ理解出来ないだろうしね。それに、さっきちょっと調べてみたけど君のISは狙撃型だよね?なら、恐らく訓練機を渡される俺たちの戦闘スタイルに合わないんじゃないかな?」

 

「……それもそうですが……そちらの男はどうさなさるおつもりで?」

 

「なあ、猟牙……」

 

「どうした一夏」

 

「代表候補生って何だ?」

 

ガタタタン!

俺を含めたクラスのみんなが予想外の質問にずっこけた

 

「え?」

 

「一夏よ……お前マジで言ってんのか?」

 

「お、おう……」

 

「ほ、本当におっしゃっているのですか?」

 

「あ、ああ……」

 

「はぁ……一夏がここまでとは思わなかった……」

 

俺は携帯で入力していく

 

「こう書くんだ。字を見たらわかるだろ?」

 

「ってことは……国の代表の候補ってことか」

 

「ああ、そういうことだ。つまりはエリートだな」

 

「そう!私はエリートなのですわ!」

 

「ってな訳で、俺はまだ自分の動きを掴んでないから他の人に教えてもらうレベルじゃないってことだ。特に代表候補生とかにはな、そんで一夏はどうするんだ?」

 

「俺もやめておくよ、こんな状態でまだ覚えることがあると思うとマジでテンション下がるから……」

 

キーンコーンカーンコーン

 

「あら、そうですか。では、これで失礼いたしますわ」

 

 

なんか一悶着ありそうだよな……

俺の悪魔的勘もそう言ってる

 

〜それから二日後〜

 

「そういえば再来週行われるクラス対抗戦の代表を決めてなかったな」

 

織斑先生や、そんな重要なこと早めに決めときましょうや……

そんなことを言うと出席簿が飛んで来るので言わないでおく

 

「自薦他薦は問わん、希望者は居ないか?それと、白峰は強制だ」

 

「アィェェエエェエ⁉︎ナンデ⁉︎強制ナンデ⁉︎」

 

「先ほど失礼な事を考えていた罰だ」

 

「罰で代表決めないでくださいよ‼︎」

 

「これで頭を100発とどっちがいい?」

 

千冬は出席簿を構える

 

「喜んでお引き受けいたします‼︎」

 

「先生!」

 

「どうした相川」

 

「私は織斑君を推薦します!」

 

「はあっ⁉︎」

 

「私も!」

 

「私も!」

 

「私もです!」

 

「俺も!」

 

「ちょっと待て、最後猟牙混じってるだろ!」

 

「ちっ……」

 

「舌打ちするな!」

 

「でも先生、これどーするんですか?候補が二人になっちゃいましたけど」

 

「投票でいいだろう、他に誰もいなければこのまま……「納得いきませんわ!」……どうしたオルコット」

 

「男がクラス代表だなんて恥をこのセシリア・オルコットに一年も味わえと?そんなこと許せませんわ!」

 

「おーおー、オルコットさんやる気だねえ、よしここはオルコットさんに任せようそうしよう」

 

「茶化さないでください!こんな極東の島国に来ることすら耐え難い事だと言うのにさらに男に劣っただなんて思われたとしたら母国に顔向け出来ませんわ!」

 

「………」

 

「私はISを学びに来たのです、極東のサルのサーカスを見に来た訳ではありません!大体こんな文化的にも後進的な……「おい、いい加減にしろよ金髪ドリル」……今何と?」

 

「いい加減にしろよ金髪ドリルって言ったんだよ、頭に何も詰まってないから耳も聞こえなくなったのか?」

 

流石に俺はキレるぞ

ここまで母国をバカにされて黙っていれるかってんだ

 

「なっ……!この私を侮辱しましたわね!イギリスの国家代表候補生である私を!」

 

「ああ、そうだ。お前理解出来てないのか?今のお前の状況を」

 

「な、何を言って……」

 

「お前が自慢しているISを作った篠ノ之束博士も世界最強のブリュンヒルデ、織斑千冬さんも、クラスの副担任の山田先生も、クラスのメンバーやこの学園の殆どの生徒も日本人だ。お前のさっきの発言はそれら全てを敵に回すことになるんだぞ?」

 

「そ、それがどうしたと言うのです?私にはISがありますわ、いくら男が群がってこようとも……」

 

「お前の言うISってのはこれか?」

 

俺の手にはオルコットのイヤーカフスが握られていた

 

「そ、それは‼︎」

 

「そう、お前のISの待機形態だ。お前の自慢のISが無いこの状況で同じことが言えるか?」

 

「……っ!」

 

「お前はISが無けりゃ俺たち男、ましてやお前が極東のサルとバカにした女性達と同じ人間に過ぎないんだよ!」

 

「…………」

 

「これは返す。分かったらきちんと謝罪してくれ」

 

「……ですわ」

 

「あ?」

 

「決闘ですわ!このセシリア・オルコットに恥をかかせた事を後悔させて差し上げます!」

 

「……効果なし……か……いいぜ、お前の土俵で戦ってやるよ」

 

「なら、クラス代表をそれで決めろ」

 

と織斑先生

 

「いつ頃にアリーナは空いてますか?」

 

「来週に取っておく、それまでに準備しておけ」

 

「はい」

 

「覚悟しておくことですわね……‼︎」

 

はぁ……厄いな……




ではまた次回
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