インフィニット・ストラトス〜厄災の担い手〜 作:ユークレース
「さーて、決闘まで何しようかね……」
実際IS動かさないと感覚掴めないんだよね……入学試験の時の実戦もボッコボコにされたし
「まずは剣か……確か剣道場があったよな、木刀でも振るうか。ギルトとは形違うがまだマシだろう」
そんな独り言をブツブツ言いながら俺は剣道場へ向かった
〜剣道場〜
「一夏!何だその様は!」
一夏が女子に竹刀を向けられていた
あれ?
もしかしてあれって……
「もしかして君、篠ノ之箒ちゃん?」
「確かにそうだが……お前は確か白峰だったな」
「やっぱりね……」
「何で私を知っている?」
「いや、自己紹介の時篠ノ之って珍しい名字だな〜って思って覚えてただけ」
本当は束さんに毎日のように自慢されてたからなんだけどね
「そうか……ところで白峰は何でここに?」
「ああ、近接武器の剣の練習をしようと思ってね。木刀貸して貰える?」
「ああ、そこにあるのを好きに使ってもらって構わない」
「了解」
さーて、適当に選んでっと……
スタイルアーツの練習だな……
「……ふぅ…!Sword Master!」
ソードマスター
近接武器の扱いに特化するスタイル
ノイマン使わないとスタイルアーツは全然使えない
ダンテさんはマジですごいと思う
「Stinger!」
右腕と腰の回転を使い、突き刺すように木刀を振るう
結論から言う
「あ"っ……」
壁壊しました
「「………」」
「ごめんなさい‼︎すぐに直しますから!」
……少しくらいなら大丈夫だよね?
俺が傷を指でなぞると傷はまるでなかったかのように消えた
「「⁉︎」」
「傷なんて無かった、いいね?」
「「アッハイ……」」
「さて、続きをさせてもらうぞ」
突きはまずいよな……ドライブも無理だし……ダンスマカブルもダメだ……
「普通に振るうか。はあ!」
横薙ぎ、縦切り、突き、突き、突き、ミリオンスタップ
バキバキバキィ!
またやらかしました☆
〜少年修理中〜
「な、なあ白峰。私と勝負しないか?」
「いいのか?俺のは剣道じゃなくて実戦剣術だぞ?」
「それでも構わない。私が頼んでいるのだからな。剣士として手合わせしてみたくなった」
「そうか、なら篠ノ之は防具を付けてくれ」
「白峰はいいのか?」
「ぶっちゃけると型にはまった剣道の技を見きれないほど鈍っちゃいないさ」
「……ほう、いいだろう!」
「おい猟牙、箒は強いから防具付けた方が……」
「大丈夫だって、俺は負けないよ」
「準備出来たぞ」
「一夏、審判頼む」
「分かった。では、篠ノ之箒と白峰猟牙の試合を開始する。礼!」
「「よろしくお願いします」」
「開始!」
「やぁぁぁぁあ‼︎」
篠ノ之は上段に構え、向かってくる
「……隙がデカイな……」
まずは、腹
バァン‼︎
「うっ……‼︎」
「やべっ、やりすぎたか……」
「………えっ?」
「まさか、見えて無かったのか一夏」
「ま、全く……」
「篠ノ之は見えたか?」
「ああ、なんとか……」
「やっぱ織斑先生に稽古付けてもらうかな。あまり見えてないんじゃ怪我させちまうし」
「ぐぬぬ……すまん、私の力不足で……」
「いや、いいんだ。それと、踏み込みの時もう少し前に足を出して見な、多分良くなる」
「分かった、実践してみよう。なら、一夏」
「いやーな予感がするんだが箒、一応聞いておく。何だ?」
「
「ひっ、ヒイイイイイ‼︎」
一夏、ご愁傷様だ……
「じゃあ、俺は帰るぜ。お疲れ様」
〜その日の夜〜
ppp……
「電話か……げっ、所長だ……もしもーし」
『もしもしりょーくん?やっほー!みんな大好き束さんだよ!』
「俺は嫌いだがな」
『ガーン!ショック!な〜んて、連れないな〜りょーくんは。今度会った時に束さんのパーフェクトボデーに埋めてあげるね!』
「……そんな無駄話するために電話掛けてきたんですか?」
『ぎゃー!ごめんごめん!切らないで!』
「……はぁ、それで何なんですか?」
『えっとね、りょーくんのISが出来ました〜!パチパチパチ。そういうことで、事務所に来てくれる?』
「うぃーっす、じゃあ今から行きますわ」
『はいは〜い』
ピッ
「さて、魔力移動苦手なんだよな」
俺は魔力を使って空間に穴を開け、そこに飛び込んだ(バージルやアサルトが使っているあれ)
〜デビルメイクライ日本支社〜
「所長〜、来ましたよ〜!」
「りょーくーん‼︎」
と、後ろから衝撃を感じ背中に柔らかいものが当たった
「所長、いつも言ってるでしょう。それは辞めてくれと」
「だって〜、久しぶりのりょーくんなんだもん!もっと抱きつきたい〜」
「はぁ……分かりましたよ……」
「えへへ〜、やったー!あ、そうそう。りょーくんのISはこっちだよ」
「楽しみですね」
「そうそう、りょーくんのISはパンドラに取り込んでもらうからね」
そう言って所長がパソコンを弄ると金庫が現れ、開いた
「じゃじゃ〜ん!コアでーす!」
「これを取り込めばいいんですか?」
「うん!」
「じゃあ早速……パンドラ!」
俺の手にパンドラが現れる
そして、パンドラが開きISのコアを挟んだ
「ひゃー、何度見ても不思議だよねこれ」
「もう慣れました」
数十秒すると、パンドラが光り始めた
「お、出来たみたいだ。早速使うか……コードは555、プライドか」
パンドラが光る
俺の体を包むようにして展開される
「おー!かっこいー!りょーくんの好きなゲームに出てくるあれみたいだね」
「確かに、『ペルソナ3』のヘルメスみたいだな」
金と黒がメインカラーの
「りょーくん、武装はどうなってるの?」
「……どうやらパンドラの変化形態のうち5つまでストックして変化出来るみたいだ。今のところギルト、アーギュメント、ジェラシー、グリーフ、オーメンをセットしてある」
「へー……パンドラの形態の一つだから
「もちろんです。まあ、メンテナンスは自分でやりますけどね」
「うん、それでいいよ。パンドラの形態っていってもこれはISだからね。メンテナンスはちゃんとやってね」
「了解です」
「さみしいけどそろそろ帰らないと時間が……」
「ですね、では俺はこれで」
「……うん」
束さんは少し残念そうな顔をした
「また来ますから。そう残念そうな顔しないでください」
どうしてもこの顔には弱いんだよな……
「うん!約束だからね!」
「職場なんですから、当たり前ですよ」
「えへへ、そうだったね。じゃあいってらっしゃい」
「ええ、いってきます」
俺は再び魔力で移動した
〜自室〜
「どこへ行って居た白峰」
「……失礼いたしまっす‼︎」
織斑先生が居た
しかも俺のベッドに座ってた
そして若干散らかってた
「待たんか‼︎‼︎」
「は、はいぃぃ‼︎」
つい止まってしまった……
「どこへ行って居た貴様」
「……仕事場です」
「理由は?」
「……所長にコア貰いに行ってました……」
「はぁ……あの馬鹿は……」
「てか、何でここに居るんですか織斑先生」
「今は仕事ではない、千冬で構わん」
「じゃあ千冬さん、何でここに?」
「そろそろお前の本職を教えてもらおうと思ってな、何故世界を逃げ回っている束の元へ簡単に行けたのか、さっきのお前の移動は何だったのかをな」
「……嫌だな千冬さん、ちゃんと書いたでしょう?便利屋だって」
「その便利屋が何かと聞いているんだ」
「いたって普通の便利屋ですよ」
「……なら、お前が出てきたあれは何だ?空間移動は普通の技術では不可能なはずだが?もちろん、束ですら無理だ」
「あちゃー、痛いところ突かれちゃったか……ちょっと待っててください」
俺は束さんに電話を掛けた
「束さん、千冬さんに暴露ました。と言うか隠せる気がしません」
『ちーちゃんになら話していいと思うよ、フォルトゥナの事が世界に知れてるしりょーくんのことくらいなら話しても大丈夫だと思う』
「了解しました。では、失礼します」
「おい!電話の相手は束か?」
「ええ、そうですよ。許可も出ましたしお話します」
俺は1時間ほどデビルメイクライについてを話した
「なるほどな……つまりあの時のお前は全力どころか一割ほどの力も出してなかったということか」
「ええ、まあ……」
「そのくせに私のシールドエネルギーを半分削ったのか」
「でもそのあとボッコボコだったじゃないですか」
「当たり前だ、ISで負けるほどではない。実戦なら分からんがな」
「いやいや、魔力使わなきゃ俺負けますって」
「それで、オルコットとの試合ではそれを使うのか?」
「もちろんですよ。あいつにはお灸を据えてやらなきゃ気がすみません。まあ、面倒なことやらかしたな、とは思いましたが」
「全くだ。そのせいで仕事が増えただろう」
「すみません……」
「さて、私はそろそろ帰る」
「織斑先生」
「何だ?」
俺はあることを思い出し先生を呼び止めた
「ご自分が散らかした分は片付けていきましょうよ」
「………分かった」
その後さらに散らかったのは余談である
おそらく次回辺りに戦闘入るかと