インフィニット・ストラトス〜厄災の担い手〜   作:ユークレース

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第7話

「……厄いな」

 

自室で俺が目を覚ますと俺のベッドに何故か鈴が潜り込んでいた

 

「あー、これはあれか?この間まで両方のベッドを気分で使ってたから間違えたってやつか?そうだきっとそうに違いない」

 

『マスター、現実逃避は如何なものかと思います。この小娘はマスターに対して何かしらの好意を持っていると考えるのが一般的かと』

 

「何でそういうこと言っちゃうかなぁ⁉︎相手の気持ちとかさ、俺の緊張とか考えてくれないかなパンドラ」

 

『マスターはまだしも何故マスター以外の人間の羞恥心などを考える必要があるのでしょうか』

 

「それになぁ……こいつが俺に好意を持つのは無いぞ、多分こいつ一夏に惚れてるしな」

 

『………』

 

「何故黙ったパンドラよ」

 

「んん……?」

 

「ん?」

 

「ん……りょうがぁ……?おはよぅ……」

 

目を擦りながら鈴が起きた

正直に言うとめっちゃ可愛いです

思わず抱きしめたくなるがそんな事したら捕まるのでやらない

 

「おう、おはよう鈴。お前何で俺のベッドに入ってんの?」

 

「えっと…それは…その…」

 

「こんなとこ見られたら勘違いされることになるぞ。今日は間違えんなよ」

 

「えっ……う、うん……」

 

『間違えた訳ではなさそうですがね』

 

「へっ⁉︎そ、そんな事ないわよ。間違えただけ、間違えただけだから!変な勘違いしないでよね猟牙!」

 

鈴の顔は耳まで赤かった

そりゃあそんなこと言われたら恥ずかしいだろうな

 

「こらパンドラ、鈴が困ってるだろ」

 

「うう……」

 

「さてと、朝飯食ってくるかね。鈴はどうする?」

 

「あ、私も行く」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜学食〜

 

「猟牙〜、こっちこっち」

 

鈴が手を振って呼んだ

ふと鈴の朝食に目が行った

 

「……お前朝からトンコツラーメン?」

 

「何よ、文句ある?」

 

「いや別に。重くないのかな〜と思ってな」

 

「これくらい普通よ」

 

「マジか……」

 

俺朝からトンコツは無理だわ……

てか、中華そばじゃないのかよ

 

「猟牙君」

 

「ん?ああ、なんだ清香か」

 

「誰?」

 

「相川清香さん、俺のクラスメイトで数少ない友人」

 

「ふーん、私は凰鈴音。猟牙のルームメイトよ」

 

「る、ルームメイト⁉︎猟牙君一人部屋じゃなかったの?」

 

「…それいつの事言ってんだ?」

 

「暫く喧嘩して猟牙は教官室に行ってたから知らなかったんじゃない?」

 

「ふ、ふーん…そうなんだ…ねえ猟牙君、私も一緒に食べていい?」

 

「ん?別に構わないが」

 

「ありがとう、それとこれからよろしく鳳さん」

 

「鈴でいいわ、私も清香って呼ぶから」

 

「ええ」

 

そう言って二人は握手を交わした

 

「うし、それじゃあいただきます」

 

「「いただきます」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の午後は2クラス合同でISの実習だった

 

「では、これより専用機持ち二人に実戦形式の試合を行ってもらう」

 

試合か……俺やりたいな

 

「オルコット、鳳前に来い」

 

「は、はい!」

 

「はい!」

 

返事をしてオルコットと鈴が前に出た

いつも思うのだがISスーツはどうにかならないのだろうか

いつも目のやり場に困る

 

「で、私はこいつを倒せばいいのかしら?」

 

「あら、倒されればいい、の間違いではなくて?」

 

何故あいつらは仲が悪いんだ……

あ、織斑先生が武器振り上げた

南無三……

 

ゴン‼︎ゴン‼︎

 

「「いったぁぁぁぁあ⁉︎」」

 

「誰がお前達で戦えと言った。お前達の相手は彼女だ」

 

ふと上を見るとラファールと思われるISを身に纏った人が居た

その人はこっちに向かって飛んでくる

否、落ちてきてる⁉︎

 

「ど、どいてくださぁぁぁぁぁぁあい‼︎」

 

あれ山田先生だ⁉︎

 

「なあ一夏よ」

 

「なんだ猟牙」

 

「このままだと俺らのところに来るよな」

 

「多分」

 

「……身代わりの術‼︎」

 

俺は一夏を前に出して盾にして逃げた

 

「白峰君危ない‼︎」

 

山田先生がそう言った

そう、山田先生が(・・・・・)言ったのだ

 

「へ?」

 

俺が振り向くと目の前には立派なメロンが二つあった

 

「ヘブン⁉︎」

 

俺は突然のことで勢いを殺すことが出来ずに押し倒される形で倒れてしまった

 

「だ、大丈夫ですか白峰君……んあっ!」

 

「む、む"ー!む"〜‼︎」

 

「あっ……そ、そこで喋らないでくだぁっさいっ……ひぁっ!」

 

や、ヤバい……なんか山田先生がいろいろヤバい‼︎

何とかどけようと手を伸ばすと何やら柔らかいもの……言わなくてもわかるか……

 

「あっ……そ、そこは……ひぁっ!らめれすぅ……」

 

殺気を感じるなー……

 

「猟牙……?」

 

「……」

 

「山田先生、ちょっとどいてもらっていいですか?」

 

「は、はい……」

 

「猟牙……」

 

何でだろう、鈴の後ろにペルソナとかに出てくるモトとビシャモンテンが見えるな〜

 

「死ねぇぇぇえ‼︎」

 

「ひでぶ⁉︎」

 

甲龍を展開した右腕で思いっきり殴られた

 

「ふん!」

 

鈴はそのまま不貞腐れて歩いて行った

 

「はあ……鳳、オルコット、山田先生、模擬戦を」

 

そして模擬戦が始まった

 

結果は散々なものだった

鈴とオルコットのコンビネーションは最悪で面白いように誘導され迎撃されていた

 

「もう少し狙って撃ったらどうですの⁉︎」

 

「あんたこそ!もう少し当てなさいよ!面白いようにかわされていたじゃない!」

 

「まあ!ご自分の無能さを棚に上げて!」

 

「あーもういい加減にしろ‼︎」

 

俺はつい二人にげんこつを入れてしまった

 

「な、何するのよ猟牙……」

 

「痛いですわ……」

 

「まず鈴は衝撃砲をバカスカ撃ち過ぎだ、あくまで牽制くらいに使え。じゃないと直ぐにエネルギーが切れるぞ」

 

「うう……」

 

「次にオルコット、お前はビットに頼りすぎだ。元々ブルーティアーズは1対他数を得意とするISだ、チームを組んでる今では使うなら2機くらいまで、あとはスターライトかインターセプターを使い鈴のサポートをするべきだ」

 

「で、ですがそれでは代表候補生としての面目が……」

 

「お前は織斑先生の言葉を聞いてなかったのか?」

 

「え?」

 

実戦形式での(・・・・・)模擬戦と言われたはずだろう。お前は実戦でも代表候補生がどうとか面目がどうとか言うつもりか?」

 

「そ、それは……」

 

「俺は別にそのプライドを捨てろとは言わない。だがな、実戦ではさっきのように協力せずに自分が自分がで仲間が死ぬこともあるんだ、それを忘れないでくれ」

 

「は、はい……」

 

「お、おい猟牙!言い過ぎだろ!セシリアだって頑張ってただろ!」

 

「お前は黙っていろ論外‼︎」

 

「論外⁉︎」

 

「ワンオフを手当たり次第に使い肝心なときにエネルギー不足、自分のセンス任せに弾丸をかわそうとして簡単に狙い撃たれる、近接戦でも手を抜いた俺や鈴に負ける、辛うじて勝てるのが篠ノ之くらい、そんなお前がこれまで努力してきて代表候補生まで登りつめたオルコットが出した結果に対してお前はよく頑張ったなんて言えると思っているのか?」

 

「そ、それは……」

 

「俺はもう目の前で誰かが死ぬのはゴメンなんだよ……」

 

「え?」

 

「いや、何でもない」

 

「ふむ、そこまで言うのなら白峰、お前はやれるんだろうな?」

 

「と、言いますと?」

 

「誰かとタッグを組み、山田先生に勝てるのかと言っているんだ」

 

「んー、やれないことはないと思います」

 

「ほう……では白峰、織斑と組んでみろ」

 

「おっふ……ま、言っちゃったもんはしゃーないよな……じゃあ、頼めるか?」

 

「お、おう……」

 

「さーてと、じゃあ準備してきまーす」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ピット〜

 

『マスター、何をお使いになられるので?』

 

「アロガンスは必須だ、後はジェラシーか。グリーフに、フロウド、後はブラスフェミーを突っ込むか」

 

『ブラスフェミー……あのじゃじゃ馬をですか?』

 

「無制限に爆弾作れるのは強みだ。相手を警戒させられるからな」

 

『なるほど……』

 

「まあ、あいつのサポートが今回の目的だからな。ブラスフェミーは最終手段だ」

 

『了解しました』

 

「さーて、コード555、プライド」

 

『コード確認。プライド、起動』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて一夏、やるぞ」

 

「おう!」

 

「よ、よろしくお願いします!」

 

『では、始めろ‼︎』

 

瞬間、山田先生の手にサブマシンガンが握られる

そして無数の弾丸がばら撒かれた

 

「はっは……早いな、コード258アロガンス‼︎」

 

『コード確認、アロガンス起動』

 

パンドラの形が巨大な盾に変わる

 

「一夏、下がってろ!」

 

俺が一夏の前に出てその弾丸を受ける

 

「ちっ……面倒だな……」

 

隙作るってもな……

 

「ま、やれるだけやるか」

 

アロガンスはゲージ消費するしな

まずは……

 

「コード262、ジェラシー‼︎」

 

『コード確認、ジェラシー起動』

 

「おらぁぁぁぁあ‼︎」

 

「くっ……相変わらず得体が知れない兵装ですね……でしたらまずは織斑君から‼︎」

 

そう言って山田先生はロケットランチャーを出して一夏に狙いを定めた

 

「ちぃっ‼︎」

 

一夏のやつ……動けてねえ!

 

「こっちですよ!」

 

俺はまた山田先生にジェラシーの弾を撃ち込む

 

「きゃぁぁぁあ!」

 

「まだまだ!コード023、ギルト‼︎そして、Sword Master!」

 

ブーストで一気に近づく

 

「ミッドナイトパニッシャー‼︎」

 

エネルギーの刃が山田先生の周りに出現し攻撃を始める

 

「くっ……ですが、この距離なら!」

 

山田先生が今度はグレネードを取り出す

そしてピンを外して俺の方に投げてくる

 

「これで終わりです‼︎」

 

ドガァァァアン‼︎

 

と爆音が轟く

それにより、パンドラのシールドエネルギーが残り1割を切る

 

「やっべぇ……こりゃ負けたかな……俺一人なら(・・・・・)

 

「……しまった‼︎」

 

俺は視線を山田先生の後ろに向ける

それに気づいたようで山田先生もそっちを向く

 

「ウオオオオオオオオ‼︎」

 

そこには零落白夜を発動した一夏と白式が居た

 

「やれ、一夏‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『織斑一夏、戦闘続行不能‼︎』

 

「「は?」」

 

俺と山田先生は状況が掴めていなかった

 

「えーっと、すまん猟牙。二人の戦いの流れ弾に当たりまくった結果がこれだ」

 

「こんの馬鹿たれがぁぁぁぁあ‼︎」

 

 

試合?

負けましたよ

ツッコミ入れてる時に後ろから一発やられました

なお一夏は織斑先生の特別訓練があるそうです




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