今回は話があっちこっち行きます。さらに複雑。なので後書きで改めて説明をします。
では、本編どうぞ。
それぞれの事情
カルデア内の食堂。そこで、ほとんどのサーヴァントが集まっていた。リィンカーネーションズの面々を囲むように居る。
「………で、ロンドンから帰ってきて1日も待ったんだ。説明をしてくれるかい?」
キャスター、レオナルド・ダ・ヴィンチが問いかける。
「それは、何に対して?」
「リィンカーネーションズという組織について、そして目的、どうやってレイシフトしていたのか。後、その力について。」
「…どう話したもんかな。」
「だよなぁ。実際信じられるか?って話だし。」
「まずは、そちらの見解を話してくれないか?」
オルガマリー・アニムスフィアが口を開く。
「名前からして、転生に関する物。つまり、何らかの魔術で人間を辞めた集団ってところかしら。」
「…んー、半分、いや1/3くらい正解?」
「転生はそうなんだけどね。まぁ、答え合わせといこうじゃないか。」
司書、と呼ばれていた青年が言う。
「僕たちは全員転生者。転生者っていうのは…ライトノベルなどを読む人物なら分かりやすいかな。この中にいるかい?」
カルデアのサーヴァントは数人、職員の中から数人、藤丸立花、ロマニ・アーキマンが手を挙げる。
「…なるほど。ほとんどが知らないと思うから説明すると、転生者とは、その名の通り、一度死亡してから別人に生まれ変わる事を言う。この間に特殊能力を得たりするけどね。」
「お前の場合、その能力があの姿変化の魔術ということか?」
「いや、正確にはあれは魔術ではない。…うん、そうだね。ではせっかくだし自己紹介でもしようか。」
しかし、それに待ったをかける人物がいた。勇凪理玖である。
「でもよ、本当に良いのかよ。今まで隠してやってきたんだ。話さなくても良くないか?」
「でもそれってさ、カルデアの情報を一方的に知ってるだけ卑怯では?」
「だが、話したら最悪封印指定受けないか俺たち。」
「はっ、それこそサーヴァント級じゃないと勝てるわけないだろ。」
「そういうところが封印指定受ける羽目になるのでは?」
「でもさ、このまま行くと…」
「あ、そっか。うーん。じゃあいいか。」
「軽ッ!お前な…」
「と、いうわけで話が纏まったから話そう。」
「よし、じゃあまずは俺からいこう。あ、質問は後でな。」
一歩前に出たのは時村創真。
「俺の名前は時村創真。歳は18。転生特典は仮面ライダージオウだ。よろしくな。」
「…やっぱり。じゃああの時の仮面ライダーディケイドもどきは…」
「もどき…まぁ見方によってはそうなるな。ま、詳しくは後で話そう。じゃあ、次は…」
「俺が行く。俺は勇凪理玖。19歳。特典はブレスオブザワイルドのリンクの全能力。」
「じゃあ、次は私が。桃瀬星奈。18歳。特典は星のカービィシリーズの全能力。」
「…じゃあ次は私かな。名前は不知火楓。まぁ、第二特異点では色々とご迷惑をおかけしました…と。あ、特典はモンスターハンターシリーズのモンスターの能力。」
「次。佐藤出流です。あ、転生特典はダンガンロンパのカムクライズルの才能そのもの。よろしくお願いします。」
「では。…うん。西園寺林檎。…いや、うん。私は少し複雑な事情があるから偽名になるけど。多分、明日くらいには心の準備も出来るから、それまで待ってほしい。そして、私の転生特典は魔術の才能。」
「…とりあえず、リィンカーネーションズはここまで。だが…」
「うん。皆気になっているだろうし、明かしておこうか。」
そう言って、彼は前に出る。
「僕はエル・グリム・ツヴェルク。書空院絵留と普段は名乗っている。そして、特典はグリムノーツという作品の変身能力さ。」
「…おい、召喚能力を忘れてるぞ。」
「…あぁ、あれは別に特典じゃない。前世から使える技さ。」
「…は?」
「まぁ、その辺りの擦り合わせは後で行こう。次、どうする?」
「どうするったって、私は自分の世界に帰る予定だし、別に必要ないから。」
「んー。じゃあ私だな!私は高野結菜。転生特典は東方projectの霧雨魔理沙というキャラクターの力だ!あ、あとこんなナリだが日本人だぜ!」
一通り説明が終わると、カルデアトップ3人は言った。
「…とりあえず、理解するための時間を…」
「あぁ…胃が痛い…」
「と、そういうわけだ。正直私も半信半疑ではあるが、本当なんだね?」
「もちろん。嘘なんてつくわけないだろう。」
「まだ冗談って言われた方が理解できるのに…」
「…少し、休憩時間をくれないか?」
「いいんじゃね?俺らも俺らで話したい奴がいるしな。」
そして、与えられた小休憩。もちろん、書空院絵留の事である。
「………生きてたんだな。」
「…うん。あの時、本気で死にかけていたけれどね。ウォズさんが助けてくれたのさ。」
「えっ、ウォズが!?…って、そういえばウォズは?」
「未来に帰ったはずだよ。多分。」
「…それも気になるが。で、その後は?」
「傷を治してから、取り返した姿の確認。これは、問題はない。で、別口で知り合った2人と、さらに協力者と。君たちの特異点修復を手伝っていたよ。」
「…手伝ってた?いつ?」
「…あ、もしかして気づいてない?えー、あ、なるほど…セプテムでは通りすがりの魔女として、オケアノスでは能力の覚醒を手伝ってたんだけどな。」
「通りすがりの魔女…ファムか!?」
「えっ、あ、そうなの!?」
「本当その節はご迷惑を…」
「で、ロンドンではあの特典奪いをとっちめていたよ。だから、今の僕はフリー。あと結菜もね。もう1人は、別の世界の転生者だからもうそろそろ帰るけどね。」
「あ、そう…」
と、とりあえずは落ち着いたのか、カルデアトップ組が再び話しかけた。
「…信じられないけれど、とりあえずは納得したわ。いくつか知らないものもあるけれど、数点は該当作品がある。ので、一応…一応!あなた達の事は信じます。」
「あ、はい。」
「そして、だ。リィンカーネーションズ。少し聞きたいのだが、あのカルデア爆破事件の時…」
「あ、待って。童話ニキ、いや絵留。あの時保存した本は?」
「あの時?」
「ほら、血反吐吐いて保存したやつ。」
「………あ。」
「(顔を覆う)」
「(マジかよ、という顔)」
「せっかく2部防げたと思ったのにー!」
「いや、連鎖で来るから意味ないよ。」
「あー…どうぞ、続けて?」
「………」
「だよね、そりゃ無視できないよね!あーもう、どう説明すれば良いかな…」
「もはや俺たちの正体を全て明かすべきでは?少なくとも妖精眼sにはバレてるし。」
「うーん。よし、そうだな!」
「勝手に騒いで勝手に納得しないでくれるかい???」
閑話休題。
「まず、リィンカーネーションの目的は?」
「人理の救済。つまり、ソロモンを倒す事。」
「…リィンカーネーションズとは?」
「私たちが勝手に言ってる組織、というか、グループ?」
「構成員は?」
「この場にいる転生者。後サーヴァントが2人。」
「たびたびしていたレイシフトの方法は?」
「単純にタイムスリップ。もしくはタイムトリップ。」
「…それって、第五魔法じゃなかったかしら。」
「ちなみにこの中でタイムスリップが出来るのは、創真、星奈の2人だぞ。」
「…ふぅ。ロマニ、ダヴィンチ。あとよろしくね。」
「ちょっと待って所長現実逃避しないで!」
既に大混乱。そしてさらに楓が爆弾を落とす。
「で、これが多分特大級の事なんだけど。」
「よし分かった。ちょっと待とうか。」
「いいや待てない!言うね!」
「待ってそれジョジョのネタじゃ、」
「私らの前世で、FGOってスマホゲームがあったんだよ。正式名称はFate/GrandOrder。そのストーリーのあらすじはね。…焼却された人理を戻すため、主人公が最後のマスターとなって、特異点を巡る物語。」
「………え。それっ、て。もしかして。」
「だから、私らはソロモンの正体も知っているし、今後の特異点の場所、その展開。色んなサーヴァントの秘密を知っていたりするんだよ。」
沈黙が訪れる。
「…………清姫。判定は…?」
嘘を見抜けるサーヴァント、清姫に聞く。
「…嘘は言っておられません。」
「………なるほど。」
「え、じゃあ…私達は、物語の登場人物…?」
「の、はずなんだけど。正直関係ないよ。登場人物だから何?」
「…お前な。俺らが言わなかった事言うなよな。…。続きはまた、今度にするか?」
「…明日で。」
翌日。
またもや、食堂に。だが昨日よりはサーヴァントが少ない。
「…昨日の出来事を一応、記録した。確かに、君達の行動には未来を知っていなければ不自然な点がある。だから、きっと真実なんだろう。その上で聞くが、今後の特異点の内容など話してもらえないだろうか?」
「…どうする、皆。」
「いいと思う。」
「けど…」
「やっぱ、そこだよな…とりあえず俺たちがプレイしていたのを原作、と呼ぶぞ?原作では滅多にコラボなどしていなかったんだ。…つまり、何が言いたいかというと、セプテムで帽子屋や時計ウサギが登場しなかったし、オケアノスでメタナイト達もいなくて、ロンドンで謎のタワーも無かった。この時点で俺たちの知っている原作とは展開が違う可能性がある。だから、余計な事は言えないんだ。間違った事を教えてしまえば最後、道半ばで終わってしまう可能性があるからな。」
沈黙が訪れる。
「…だけど、これだけは言える。俺たちはカルデアの味方だ。」
「…リィンカーネーションズ…」
「ねぇ待って、もしかしてまだ個人で認識してない?ちなみに俺の名前は分かる?」
「………」
「ちょっとカルデアトップ組?目を逸らすな???」
「…そういえばなんだけど。あ、今の話と全く関係ないんだけど、なんで不知火はゲー、ソロモンに従ってたの?」
「あぁ、それね。まず、私がリィンカーネーションズに来たのって、セプテム前じゃん?実はその時に死にかけててな?半分サーヴァント?みたいな状態でさ。レフと会った時にちょっと面倒な魔術掛けられたから。あ、それはもう解除されてるよ。」
「待て待て待て。情報量が多いし濃い!」
「…半分サーヴァントとは?」
「冬木の特異点でのオルガマリーみたいな状態。」
「なーるほど。」
「で、結局。西園寺林檎の本名って何?」
「…本当に言わなきゃ駄目?」
「駄目に決まってるだろバカヤロー!」
「あー、うーん。…うん。流石に、隠し通せないか。まず最初に言っておきたいのは、不可抗力だからね、これ。」
「おうおう。で?」
「まず、えーっと。小学校低学年くらいの時に死にかけたんだ。」
「お前もか…」
「話続けるよ?死にかけた時に、助けてくれたのが…」
「助けてくれたのが?」
「…青い髪の人。」
「………え、それだけ?名前は?」
「知らん。多分ジョセフって顔してた。」
「適当かよ!えーと、他なんか特徴とかは?」
「変な本持ってた気がする。なんか、絵留が持ってるようなやつ。」
「………ウィズ!?日本で何してんの…」
「知り合い?」
「知り合いっていうか…前世の仲間。」
「…うん。うん?前世の?仲間?」
「いや、それは今度聞こう。西園寺、話の続きを。」
「で、それから普通の一般家庭に養子登録されて生きてきた。西園寺林檎はその養子登録された後の名前。」
「じゃあ…一概に偽名ってわけではないのか。」
「その後色んな出来事があったなぁ…爆弾に巻き込まれたり、一緒に巻き込まれた人の友人と爆弾に巻き込まれたり。」
「爆弾多くね?つか、よく生きてたな。」
「それは…幼馴染がなんでも出来るやつだったからね。」
「へぇ。会ってみたいな、その幼馴染。」
「…もしかして。」
「ん、どうかしたのか。…出流?」
「……なぁ。一つ聞きたいんだが…改名前の、名前、ってさ。もしかして、小鳥遊、琴葉、だったりしないか?」
出流が震える声で言う。
「……大正解。やぁっと、分かってくれたね。出流。」
「嘘だろ…本当か?なぁ、本当に琴葉なのか?」
「そうだよ。ごめんね、出流。本当の両親も既に亡くなってる事は分かってる。その場で見たからね。…ごめんね、心配かけて。」
「心配どころじゃない!本当に、俺のせいで死んだかと、思って…っ!」
「出流のせいじゃないよ。多分、あれはたまたま運が悪かっただけ。それだけだよ。」
「いや、違う!あの時、俺が…!」
「…もう。君、そんなに泣き虫だった?」
「…だって。」
「はぁ。これ以上話出来なさそうだね。」
「………そろそろいいかい?」
恐る恐るロマニが話しかける。
「うーん。といっても、もう話す事はないよ?本名は小鳥遊琴葉。小さい頃に、この出流と事件に巻き込まれた。それだけの事だよ。」
「そ、れだけって。もっとなんかあるだろ…」
「無いよ。私の中でアレは過去の事だって既に割り切ってる。」
「いや、そういうことでは…」
「…あぁ、そういうことか。なるほどね。いや、君の事情も分かる。だが、特にあの事件について言う事はないよ。例え、なんと言われようとね。」
「…そうかよ。」
「なんだなんだ。理玖も関わってんのかよ?」
「…何、その口調。不知火お前、ついに頭まで…。……いや、な。俺自身が関わってるんじゃないが…友人の親がな。」
「……なるほど。」
「…結局、それぞれ色んな事情があるが、特異点に関しての話はないって事だな。これで、解散でいいか?」
「…えぇ。もう特にないわ。好きに過ごしてもらって構わないわ。」
「…よし、じゃあまずは召喚室でサーヴァント召喚するか!」
「待て不知火。お前だったらスルト呼びかねん。却下だ。」
「理玖こそ。カーマ呼んでも知らないからな?」
「俺がそんな奴呼ぶと思ってんのか。」
「当たり前。」
「よーし分かった。お前が俺のことどう思ってるかをな!着いてこい今から殴り合いするぞ!」
「私に勝てると思ってるのか?」
「ふはは。対策は練ってるに決まっている!」
「つまり、本気出していい?」
「いや待て。せめて小型モンスター程度にしろ。俺が負ける。」
その様子を見て、落ち着いた出流が言った。
「お前らシリアスのすぐ後にはコントしか出来んのか!」
「(お前いつもそっち側だけどな?という顔)」
「(むしろ今は色々あって落ち着いてるだけだからな?という顔)」
説明をします。
まず、リィンカーネーションの+αの自己紹介。1人していないのは仕様です。これからも出てきません。もしかしたら他の小説シリーズで出るかもしれませんが。ちなみに特典は「原神のキャラクター」です。名前も決まってないので表記としては「別世界の転生者」になります。
司書=童話の召喚者=エル=ファム。
ヘカT=高野結菜。別案では高野詩音でした。しかし、2部でシオンというキャラクターが登場するので没に。
ちなみにウォズは別に時村創真に仕えているわけではありません。「我が魔王」に仕えています。つまり、どういうことか分かりますね…?
ここで、クリプター達を保存した本が紛失していることが判明します。理由は絵留が死にかけた時に落としました。つまり、どういうことかというと、特異点修復時に保存(保護)した本が一緒に消えたので、保存した事実が無くなり、FGO原作通りになりました。
そして、カルデアにFGOの事を話しました。そのせいでSAN値チェックが入りましたが大事には至っていません。
ですが、FGOの内容はほとんど話していません。既に原作と乖離していますからね。
そして、不知火楓がゲーティアに従っていた理由が判明。これは原作のオケアノスのメディアリリィ、ロンドンのマキリと同じような感じです。ふわっとしてますが、そういう設定です。はい。
ちなみに半分サーヴァント状態とは魂だけの状態です。不知火楓はロンドンでとある人物と出会い、ちゃんと肉体を獲得しています。つまり、不知火敵対ルートもありました。構想内では。
西園寺林檎の本名。それに関連して佐藤出流の過去。これは裏設定の一つでしたが、考えた結果明かす事に。
リィンカーネーションズは、それぞれ過去に重い事情を抱えています。詳しくはキャラ紹介で。…ネタバレverを更新していないので今後しないといけませんね。
では、この辺りで。また会いましょう。
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…活動報告もしっかり見てくださいね。今後について重要なものですので。
第一部終了後二部に繋がらない平和軸を
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それより転生者ツイステを更新しやがれ