前回表キャメロット編です、と言いながらめっちゃ裏キャメロット。
次回こそちゃんとやるので…
では、本編どうぞ。
「…陽のいと聖なる主よ。あらゆる叡智、尊厳、力をあたえたもう輝きの主よ。我が心を、我が考えを、我が成しうることをご照覧あれ。さぁ、月と星を創りしものよ。我が行い、我が最期、我が成しうる
「
迫りくるロンゴミニアドを撃ち落とす。槍のように紡がれた光の奔流はみるみるうちに解けていき、夜を照らす光と化した。
既に御技を放った者はいなくなった。
「…感服の他ありませぬ。星を落とす者は数あれど、星を砕く神技は他に無し。」
ただ一人、見送った弓兵は敬意を持って言った。
「まさに…見事なりアーラシュ・カマンガー。八幡大菩薩が宿るかのような、凄烈の一射であった。」
「…なるほどねぇ。流星一条を…」
「そしてそれが数日前という事実。決戦明日よ?」
「…ということは、期限は明日まで?」
「表と裏の時間の流れが一緒だったらな?正確な時間は分からないけど、体感一日も経ってねえぞ???」
そう気軽(?)に話す彼らの傍には人間の何倍もの大きさの龍の骸がある。
「なんとなく、こっちは解決したけど、他がなぁ…新世界に、厄災ガノン。」
「厄災ガノン…ちょうど戦ってるね。」
視線の先には、正気を纏った超巨大な怪物…魔獣状態となった厄災ガノンが暴れ狂いながら時折来る様々な攻撃に被弾している。
「お、けっこう体力削ってるね。今は三割弱削ってる。その調子で頑張って欲しいな。」
「ここからだと着いた頃には終わってるか…」
「まぁ、ぼちぼち進みましょうか。……ぼちぼちってこういう使い方だよね?」
「使い方分からんなら使わなければいいのに…」
@2チームの半分、不知火楓と勇凪理玖は竜と神様を連れて向かって行った。
「パンドラちょっと下がって三属性ビーム!ドロシーは無理に盾で受けないで回避!アラジンは…横に回避してから攻撃!ラプンツェルのそのぬいぐるみ…耐久力は!?」
「ヴィーちゃんだって!!!硬さはムジカ・マキーナとおんなじくらい!」
「ええい新しい単語出すな!絵留!翻訳!」
「サーヴァントステータスにして耐久B〜C!一回り大きいヴィーちゃんはA−くらい!」
「OK!じゃあ次の攻撃をガードして!その後ラプンツェルは大技!フランドールは各々の援護、遊撃ポジションを意識して!」
「分かったわ。」
「琴葉!しゃがんで!」
「ッ!」
対『魔獣ガノン』チームは大混乱。一瞬たりとも油断が許されない激戦。
「大技行くよ!右よーし、左よーし!ヴィーちゃんズ…かかれぇ!」
何十メートルという高さの塔を一瞬にして作る。
「アンリーシュ・イノセント!」
塔から雷のビームが放たれる。
「GAAAAA!!!!!」
「よし、効いてるぞ!」
「次は私ね!『禁忌「フォーオブアカインド」』、そして、『禁弾「スターボウブレイク」』!」
フランドールの背後に魔法陣が現れ、その魔法陣を通過すると四人に分身した。
さらに、四人全員が高密度の弾幕を放っていく。
「チッ…やっと半分切ったくらいだぞ、どうするんだ?このままじゃアイツ倒す前に全滅するぞ。」
「…琴葉、撤退だ。僕たちじゃ力不足だ。せめて楓と理玖の二人と合流してからじゃないと…!」
「ふははは!待て、しかして希望せよ!俺の名を呼んだな!ならば、虎の如く駆けつけるのみ!」
黄金色の光が魔獣ガノンにぶつかる。
「さぁ、やろうか厄災ッ!俺は、お前を越えてこそ最終段階を迎えられる!」
能力覚醒した勇凪理玖であった。
「な…理玖!?」
「………あの魔力、本当に人間?」
「…え?どういうこと?」
「あの人間に内包されている魔力、神と同じレベルのものよ。何がどう作用したのかは知らないけど…」
「…まさか、能力覚醒?」
「能力覚醒…?」
「説明は後だ。楓、いるんだろう!」
「はいはーい。追いつくのにけっこう苦労したんだからね?」
飄々としながら不知火楓は話す。
「多分、能力覚醒した理玖は厄災ガノンに特効状態。つーか、その点で行くと私ですら超えてるんじゃない?」
「…そんなにか。」
「見てたら分かるよ。どれだけ規格外なのかがね。」
その話の通り、理玖の動きは以前のものと全く違っていた。一条の光の線を出したかと思うと、その線を辿った高速移動を繰り返し、魔獣ガノンを翻弄している。
「…はぁっ!」
魔獣ガノンの前足部分に剣を突き刺すと、光で作られたたくさんの剣が後を追うように次々と刺さっていく。
「はっ、デカいのは図体だけか?なら、絶好の的になるだけだ!そらよっ!」
高速移動によって上空まで移動すると、弓を取り出し、引き絞る。
「この矢は『光の矢』。お前にはちょうどいい…ダメージになるっ!」
一発ごとに、角が折れ、肉を裂いていく。
そして、魔獣ガノンの額に、光の奔流が発生する。
「…チェックメイトだ。食らえッ!!!」
放たれた矢は、見事額の中心を射抜いた。
「GAAA…」
そして、魔獣ガノンは倒れ、数秒後には光の粒子となって消滅した。
「…くっ。」
「ど、どうかしたの?」
「まさか、どこか怪我を…!」
「ハイになってたから記憶がねぇ…!」
「…はい、かいさーん。」
「解散すんなよ!?俺なんか変な事言ってなかった!?」
「厨二病みたいな感じになってた。というかQuickのアヴェンジャーみたいになってた。」
言わずもがな、巌窟王の事である。
「…そ、そうか……」
「って、それよりもあれはなんなの!?」
「あれとは?記憶ないから何したか分からんのよ。誰か教えてくれ。」
「糸?を使った高速移動に謎の光で出来た剣、どこかから急に出てきた光の矢だね。」
「ふむ…高速移動はあれだ、スマブラの最後の切り札のやつ。トゥーンリンクとこどもリンクがやってたアレ。光の剣は…分からん。光の矢も同じく。」
「それに関してはあなたの中の物が作用しているんじゃない?」
「なるほ…いや、誰!?」
「…もしや、地獄を司る女神、ヘカーティア・ラピスラズリ殿では?」
「あら、知っていたのね?」
「一時期、お世話になりかけていたので…」
「…まぁ、言いたいことはあるけど今はいいわ。それで、これからはどうするの?」
「おっと、そうだった。パンドラ、これで帰…パンドラ?」
パンドラは深く考え込んでいるようで、気づいていない。
「…おかしい、空間が開かない。というか、急に乱れてきている。なぜ…?」
「待って?空間が乱れてきている?それって…」
「ブラボー、ブラボー…流石はリィンカーネーションズ。そこまで辿り着くとはね。」
「お前は…!」
「アナザーマホロア…!」
「やだなぁ。ボクはアナザーではない本物のマホロアだよ?」
「残念だけど、そんな隠す気のない邪気を放っておいてそれが通るとでも?」
「くくくっ。そんなこと言って、力量差が分からないなんてことないよね?」
「……」
「確かに、お前は強い。だけどな、お前の敗因は決まってるんだよ。」
「何…?」
不知火楓は得意げに言う
「能力がすでに働いたからな。」
突然、空中に赤い文字でこう表示された。QUEST CLEARED、と。
「QUEST CLEARED…クエストは達成され、今から帰還の時さ!侮ったな、アナザーマホロア!出てくるのが遅すぎたんだよ!」
「まさか…っ!?」
その瞬間、砂漠のど真ん中へと転移した。
「…も、もしや…『モンスターハンターというシリーズ全て』という能力覚醒の中には、システムの範疇であるものも含まれるのか!?」
「その通り。初めてでは絶対破れない、初見殺しの技だけどね?」
「お、掲示板システムも使えるようになってる…って、もう聖都に突入してる!急がないと!」
「そこのところどうにかならんのか?」
「行ったことない場所には行かないでしょ常識的に考えて。」
「なんだろうお前に言われるとすっごいムカつく。」
「ともかく、急ごう。向こうにアナザーマホロアが現れる可能性もゼロではないからね。」
全員、聖都の方向へと向かった。
「………本当に、モンスターハンターの能力の範疇のものなのか…?」
司書に、疑問を残して。
「いいいいいやあああああああああああ!!!!!」
「今度は吸われねえぞ、あっ、やべっ。」
「ちょっ、理玖ぅ!」
「…破壊。」
「フランさんマジフランさん。一生ついて行きますぜ。」
「フランの姉貴、なんなりとおもうしつけくだせえ。」
「そこまでふかくかんがえなくてもいいか。」
絵留は匙を投げた。
「…ふむ、なるほど。星の夢。カービィのやつだってのは分かるけど、そんな凶悪な性能してたっけ?強制的に空間に引き摺り込むとかヤバすぎんだろうがよ。」
「そうは言ってもね…まぁサーヴァントを引き込むくらいだし言いたいことは分かるけど、もうフランの姉貴が壊したから…」
「そのフランドールはどこに?もしかしてあの化け物?」
『化け物だなんてひどいわね。』
「うわぁ喋った!?」
何重にも布団を被ったような布の化け物…もといフランドールが不満げな声を上げる。
『私たち吸血鬼は弱点が多いの。その一つが日光。』
「まぁ、そこあたりは有名だよな。あとは、十字架とか、にんにくとか、水もだっけ?」
『というわけで、こんな熱い布切れの中にいるのよ。幸い氷の魔女が、頑張って冷やしてくれてるけどね。』
「私もまさかこんな形で能力を使うなんて思わなかったなー…」
「で、ここどこ?」
「砂漠で遭難とか一番終わってるパターンだろ。」
「仕方ない…テッテレー!千里眼の薬ー!さぁ誰か飲め。」
「仕方ないな〜。勇凪理玖、イッキ行きます!」
「ゆっくり飲めよ。」
「ゴクンゴクン…ヴォエ!まっっっっず!!!!!」
「だってわざとそういう風に調合したし。」
「クソが…しかも効果はちゃんとしてるところが腹立つ…」
「そう褒めるなよ。照れるやい。」
「……?????」
『もしかしてコイツら、いつもこんな感じなのか?』
「ごもっとも…」
「見つけましたよ、次代の超高校級の希望。」
誰にも視認されず、戦火の中を突き進む。
そこで、彼は理解する。
「まぁ、予想通りでしたか。分かっていたとはいえ…ツマラナイ。」
「本当にそうかい?」
「…夢魔、ですか。」
「正解。お姉さんに話してごらん?」
「時間の無駄ですね。異世界の魔術師。」
「…へぇ。」
「遅かれ早かれあなたが来ることは予想していました。そして、問いかけましょう。」
「そのくだらない物真似はやめたらどうだ?」
「…ツマラナイね、君。そうは言うけど、君だってその物真似とやらをしてるじゃないか。」
「それは違うぞ。消したい過去とはいえ、これも俺だ。」
「ふうん。」
「そして、慢心したな、マホロア。おおよそ、準備は整っているんだろう?」
「本当にね。これきりにして欲しいくらいだよぉ。で、君はどうするの?」
「まさか。俺1人じゃ勝てないことくらい分かっているさ。だからこそ、こうして時間稼ぎしているわけさ。」
「何っ!?」
「はぁ…原作外のキャラとかやめてほしいよ。」
「そうは言うなよ。助かった、日向創。」
「それはよかった。」
そう言うと、日向創の霊基が崩れていく。
「今度は簡易召喚じゃない、ちゃんとした召喚で呼んでくれよ?」
「出来たらな。」
「…頑張れよ、出流。」
「分かってるさ。あなたと出会えて、ちゃんと決めれたからな。感謝してる。」
「…無理はするなよ。」
「さぁ、アナザーマホロア。今までのツケを支払う時だ。」
「とりあえずマスパをぶっ放すぜ。避けるなよ?」
「このメンツの血の気が多いこと…」
「そうは言っても、お前だって頭に来てるんだろ?」
「もちのろん。さぁ、覚悟しな。」
突然のカムクライズルもとい日向創くん。
そのあたりは次回に。…次回こそは予告通りに。
次回はステラを撃った後の@1チームの視点です。
「お気に入り登録」「乾燥」よろしくお願いします。
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では、また。