最近キャラごとにイメージソング的なもの設定したんですけど開示するところがない。バビロニア終わってリィンカーネーションズの半分、時間神殿が終わって残り開示しますか。後特殊機密ファイルもほとんど作ってないですし。
では、本編どうぞ。
「お前が…ギルガメッシュ…」
「他の何に見えるか。…たわけ。」
「これが人間の、覚悟だァ!」
カルデア達が奮闘している間。
「…うーん、時期的にもうすぐか。ということは、そろそろ帰らないと。」
「何のかしら?それにそろそろって…」
「えっとー…とんでもなくやばい敵が来る日。エレちゃんも気をつけておいた方がいいよ。あ、彼岸花あげるね。プレゼント。髪にでも着けてね。それじゃ。」
「え?ちょっと!?少しくらい説明しなさーい!!!」
少女は行動を始める。
「準備…しないと。あの人の、最期の晴れ舞台だから。」
降り立つ。
『…お前なら来ると思っていた。』
「その姿は…」
『俺か?』
そう言って男…音切は嗤う。
『おっと、そういやこの姿になるのも久しぶりだったな。お前と出会った時以来か?フッ、あの時は本当に驚いたぜ。なんせ、霊体状態の俺をただの人間に発見され、あまつさえ転生者を吸収しかけるとはな。…だが、お前が聞きたいのはそんな昔話じゃないんだろ?』
「音切。…あなた、転生するのは一度目じゃないんでしょ?」
『ほう…!?なぜそう思った?』
「理由はいくつかある。まず、出会った時。あなたは覚えてないかもしれないけど、『今回はこういうのも興味深いな。』って言ってた。次に、セプテムでの出来事。ボイド擬きとしてみんなと戦ったけど、あなたがくれたモンスターハンターの能力のうちには不死鳥…火炎そのものになるというものは無い。そして、最後。そもそも、転生者が奇跡を起こすとか、誰にも教えられずに能力覚醒を知っていた事。絵留がちゃんと説明していたけど、あなたはそれ以前から知っていた。という事は…」
『分かった分かった。お前の予想通り、俺はこの世界で…◾️回目の転生だ。ついでに色々転生特典も持っている。なんなら、転生者どもを転生させた神とも面識がある。』
「転生するつもり?」
『…まぁ、そうなるな。こればかりは、あの能力でもカバーしきれんからな。なんせ、俺はお前達とは魂の格が違う。』
「魂の核…?」
『…言っとくが、心臓部という意味の核じゃねぇからな?規格、サイズ、器と言ってもいい。現地人…俺と会う前のお前とかだな。それを1とするなら、転生者という存在を認識した現地人…今のお前を3とするなら、転生者は5といったところか。』
「アンタは?」
『さぁ?ちなみにだが、転生する度にプラスされていくからな。だからといってリィンカーネーションズの奴らが何度も転生しているわけではない。転生者という事を自覚すると自動的に+4されるのさ。…まぁ、そこまで気にしなくていいさ。』
「…気にするよ。だって、貴方は…」
『私の片割れ、とかだろ?………自惚れるなよ?小娘。』
「…!」
『貴様なんぞ一捻りだ。無駄死になりたくなけりゃとっとと去るんだな。』
「…もう知らないから!勝手に死んじゃえ!そんで無事に転生しろ!」
『くく、やっぱお前面白いな。だからこそ…。あばよ片割れ。…いや、盟友。死なん程度に足掻けよ。もう助けはないからな。』
「さようなら。…盟友。今まで…ありがとう。でもやっぱり貴方嫌いだ!」
『はははは!そりゃいい!今までで1番面白い別れの言葉だな!』
「あーもう!じゃあね!バイバイ!」
『…ところであいつ、俺が残留思念という事に気が付かなかったな?既に知識のほとんどはあいつに伝承させているというのに…今更この世界で元の姿に戻れる力は無い。…さてと、最期の仕事をして、本体のところに行くか。さぁ、良い舞台を整えてくれよビーストさんよ?』
…もしも、それを見た者がいるのなら。その者は幻視するだろう。黒い光が突如辺りを支配する様を。
その黒光は、大量の色が混ざった黒。赤、灰、青、黄、緑、白、橙、桃…その果て。そして、それがただ一人の人間が生み出したものに気付かない、気付けない。
『くくく…早く来いよ?待ちくたびれて、思わず存在を消滅させてしまってもしらないからな?』
術者は嗤う。
「…ようやく戻ったか。」
「…うん。それに、別れの言葉も伝えて来れたし。」
「そうか…何か伝言はあったか?」
「いんや、何も。」
ローアにて、創真と楓が話している。
そこへ、星奈が料理を運んできた。
「一応聞くけど冥界じゃ何も食べてないよね?」
「もちろん。今死ぬわけにはいかないから。」
「別に死ぬわけじゃないんだが…まぁ結果的には同じか。」
「…それで、今の状況は?」
「原初の母の出待ち。」
「…もうそこまで?」
「言っとくが、随分前倒しにしてるからな。本来ならもう数週間はかかっていた。」
「…急に兄貴風吹かせてたやつね。」
「あー…それはまぁ仕方ないというか。結局転生者達って身勝手だからさ。仮にも助けを求めてる女の子を放ってはおけないわけで。」
「助けなんて求めてないけど。」
「心が助けを求めてた。このままじゃ、貴方は壊れていたよ。話を聞く限り、非常に典型的な毒親。確かに貴方は大切な仲間。だけど、その性質まで私達に似る必要はない。転生者にはね、転生神から精神防壁のようなものが付与されている。そうじゃなきゃ、人理修復なんて頭のおかしい事、数人のチームで出来るはずがない。」
「はぁ…」
「だから…」
「死のうなんて考えないで。」
「…何の事?」
「とぼけなくても分かってる。アイツのプロファイリングによると、第七特異点、もしくは終局特異点で死ぬつもりだろ。誰からも必要とされないから、と。」
楓は、顔を俯かせる。
「………だったら何?貴方達には関係ないじゃない。リィンカーネーションズの中で唯一仲間外れだし、勝手に死んでようと勝手でしょ!」
「勝手なわけないでしょ!それに仲間外れなんて…!」
「思ってない?よくそんな事言えるね!ちょっとでも見下していたら分かるんだから!」
「そんな事…!」
「もうほっといてよ!どうせ貴方も私の事を憐れんでるんでしょ!だったら関係ない!どこで私が死のうと…」
言葉が止まる。
「だから…もう、放っておいて。関わらないで。…お願い。」
いつのまにか大粒の涙を流していた。
「…チッ。」
星奈が小さく舌打ちする。
そして、楓の頬を叩く。
「何言ってるのよ。貴方は…それでいいの!?そうやって、逃げてばっかりで!確かに私はアンタの事を憐れんでた。だから何なのよ!」
「だ、だって…」
「予想はつくわ。どうせアンタのクソみたいな親戚どもでしょ?憐れむだけ憐れんで、何もしない。私達がそんなゴミどもと同類に見えるっていうの!?」
「…そんなこと、ないけど…でも、もう嫌なの!娯楽も無くて、自由も無くて、全て決められた予定で過ごして…そんな生活に戻るくらいなら、」
「死んだ方がマシだって?…ふざけるのも大概にして。どうして、自分を大事に出来ないの。そんなゴミどもを見返したくはないの?」
「…もうそんな事は諦めた。どうせやっても無駄だから。」
「…いいわ。決めた。私は貴方を絶対に殺させない。」
「え…?」
「貴方がどう思おうと、私や創真、リィンカーネーションズのアイツらは貴方のことを大事に思ってる。貴方のことを最優先に出来るくらいはね。」
「…その通りだ。」
今まで静かにしていた創真が話す。
「確かに君がどのような環境で生きてきて、そう思うようになったか俺たちには全てを理解する事なんて出来やしない。だからこそ、寄り添う。確かに今は人理焼却という非常事態だが、それでも…」
「なんで…」
「…うん?」
「なんで、そこまでして、私を…」
「…アナタねぇ、ここまで言って分からないの?」
ギュッと楓の事を抱きしめる。
「貴方の事が大事なの。貴方は自分ではしっかりしてると思ってるかもしれないけど意外とおっちょこちょい。よく無理に気を張ってるのも分かってるし、私達全員に気を遣っている。だけどもう…そんな事はしなくていい。家柄のしがらみなんて取っ払って、素の貴方で過ごしていいのよ。」
「……ッ。」
言葉にならない声を上げてポロポロと涙をこぼす。
「(創真、アナタは退室しなさい。いいわね?)」
「(は?いや、しかし…)」
「(退室しなさい?)」
「(仰せのままに!)」
目線だけで会話し、創真を退室させる。
一通り泣いて、落ち着いたのかおずおずと楓は話してくる。
「あの…ごめんなさい。」
「いいのよ。貴方より精神年齢は高いからね。」
「…身長は低いけどね。」
「何か言った?」
「イイエ、ナニモ。」
「ま、そんな冗談が言えるなら大丈夫そうね。…こら、目を擦らないの。腫れるわよ。」
「なんか…お姉ちゃんみたいだね。姉妹とかいたりしたの?」
「あいにく、前世合わせてもいないわよ。…こんな生意気な妹はね。」
「…今度からお姉ちゃんって呼んでもいい?」
「構わないわ。じゃあまずは不知火家から親権を取らなきゃね…」
「星奈サン???」
「冗談よ。…絵留か出流あたりなら詳しく知ってるかしら…」
「桃瀬星奈サン?????」
次回からラフムおよびティアマト戦です。
今回不知火楓が情緒不安定だったのは、心の拠り所であった音切との決別、母に良くも悪くも影響されているキングゥと出会いそれに影響した結果。
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では。