転生者たちで行くFGO   作:よっしぃぃぃい

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アーマードコア6楽しいー!

はい、更新遅いのどうにかします。多分。めいびー。

本編どうぞ。


目覚める力の覚醒

「寝るな!理玖!このままじゃ侵食が…!」

「ど、どうしよう!?このままじゃ理玖が死んじゃう!」

「…クソ。」

 

今の理玖は本当に死ぬ…いや、黒泥に乗っ取られ生まれ変わる直前。トライフォースの聖なる力によってギリギリのところでせき止めている状況。何か策を講じなければそのまま勇凪理玖という人間が死ぬのも自明の理だった。

 

「どうしよう、どうしよう…!?」

「……」

 

…掲示板にも特に効くような策は提示されていない。…ならば、こうするしか無い。この場に他の転生者がいたならば状況は変わったのであろうか?だが、この場においてそんなIFを考えてみても意味がない。

 

「…許せとは言わない。」

 

こちらに注意を向けていなかった楓に近づく。

そして、モンハンの睡眠属性のブレスを手から放つ。

 

「…!いず…る…!な……に………を……………」

 

最初は驚いていたものの抗えなかったのかそのまま眠りについた。

 

「…はぁ、本当に嫌になるぜ。」

 

思えば気付かなかっただけで最初から精神構造が作り替えられていたのだろう。星奈あたりは気づいている節はあったが。そうでなければ通常なら取り乱したり、絶対に取らないような考えも思いつきはしない。だからこそ、この選択を取れてしまう自分が嫌になる。

 

「…さようなら、勇凪理玖。」

 

これ以上ケイオスタイドが侵食しないように堅牢な棺を作り出し、理玖をその中に入れ地面に埋める。

 

そして、眠ってしまった楓を担ぎそのままその場を離れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…あ?」

 

気付けば真っ白な部屋…よくある転生する時の部屋にいた。

 

「………もしかして死んだか?見るからになろう系に出てくる転生者用の部屋じゃんか…」

 

と、その時声がかけられる。

 

「こんにちは、勇凪理玖さん。」

「…お前は。」

「はい。あなたのご存知の通り…」

「不審者か?」

「普通流れで察しませんか???」

 

ガチ困惑しているクール系美少女がいた。

 

「冗談だっての。遊び心が足りないぜ?…で、俺は死んだのか?まぁケイオスタイドに落ちたし…トライフォースで中和を試みたとはいえ、たかが転生者一人で原初の女神に勝てるはずもねぇからな…」

「あの、その事なのですが…」

 

「正確には死んじゃいねーぜ。悪運が強い事だな。」

「お前は…楓?いや、違うな。もしかしてお前音切か!?」

「御名答。この姿に関しては少々見た目を借りてるだけだ。無論、元の俺の姿に戻ることも出来るぜ。」

 

そこには既に消えたと思われていた音切がいた。言葉の通り黒髪の青年へと姿を変えていた。

 

「つーか、死んじゃいないってどういう事なんだ?お前がいるって事はさ、ここって死後の世界とかそういう感じのやつじゃねぇの?」

「うーむ。説明するには難しいな。死後の世界じゃなくて、もっと高次元的な空間なんだ。…とりあえずあれだ、意識だけこっちに来てるってやつだ。」

「分からないけど分かったことにしておくよ。それで、どうして俺はここにいるんだ。死んだんじゃないならここに来る理由が無い。」

「それについては能力覚醒が関係してくるんだろう。その辺りの事情は俺より女神の野郎に聞いた方が早いぞ。」

 

「え?なんですか?」

 

会話に入ってこないと思っていたらタブレットPCで何かをしていた。

 

「…おい。」

「あ…コホン。私に何のようですか?」

「真面目にやれ。」

「…もう、まだデイリーミッション終わってないのに…」

「随分と…えー……アレな女神なんだな…」

「直球に言っていいぞ。ただのニート女神ってな。」

 

「コホン。…さて、本題に戻りましょう。貴方をここに呼んだ理由は一つです。それは、能力覚醒のために必要だからです。」

「必要?なぜ?他の奴らはそんな事言っていなかったが。」

「…あなただけは例外なのです、理玖さん。特典の都合上ここにくる必要があったのです。…あなたは、転生する時になんと言ったかを覚えていますか?」

「…あぁ、不本意ながらケイオスタイドに侵食された衝撃で思い出したぜ。」

「俺は知らないんだが、どんな事を話したんだ?」

「要約すると、ブレワイの続編、ティアキンの能力も望んでたんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…はぁ?容量不足だって?そんな事が転生特典であり得るのかよ!」

「申し訳ございません。」

「はぁ…まぁ、なんとなく予想は出来るがな。右腕だろ?」

「…はい。」

 

ティアーズオブザキングダムのリンクはある事件により右腕をロボットアームのようなものに変わる。おそらくそれが問題なのだろう。

 

「ブレワイの能力だけなら行けるんだよな。他の…歴代ゼルダ作品の能力は?」

「…申し訳ありませんが…」

「だよな。一作品が限度か。」

「…一応、抜け道のようなものはあります。」

「抜け道?」

「記憶を消して、ある条件を達成した時再度この空間に来訪し、ほかのゼルダ作品の能力を付与する、といったものです。」

「…なるほどな。多分、たくさん能力付与されても使いこなせる気がしねぇし、ティアキンのやつで頼むぜ。…いや、使わない能力でも無いよりはマシか?一応てんこもりでお願いしたい。流石に、駄目か?」

「いえ、構いません。では、そのようにしましょう。では、肝心の条件とは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…え?五百…たった、の…?すみません、今の報告は間違いです、よね…?」

「事実だ。ラフムの二度の襲撃と海洋の侵食によりウルク第一王朝は崩壊した。たとえこの窮地を乗り越えようと、この人口では王国は維持できぬ。衰退するのみであろう。」

「な…」

「案ずるな。我らが滅亡しようとシュメルの文化が生き残れば後に続くものが現れよう。次に…」

 

「ふざけないで!」

 

「今の声は…不知火さん、でしょうか?」

「喧嘩してる…?」

「…ハァ、つくづくあの娘も甘いものよ。犠牲なしでここまで来たというのが奇跡に近いというのに…」

「…もしや、先ほどから勇凪さんの姿が見えないのは…」

 

「…ごめん、騒がしくしたね。今は何の話をしてる?」

「ええと確か…書空院さん?」

「物語を紡ぐ者か。何用だ。」

「ティアマト神には僕たちも全力を尽くして対処しなければならない。そこで作戦等あれば共有したくてね。作戦の齟齬があってティアマト神を倒せなければ僕らもカルデアも、ウルクの人々にとっても最悪だから。」

「…で、あればこれ以上の自由行動は許さないと輪廻外の者どもによく聞かせておけ。先ほどの話の続きだ、ラフムの行動は二つに分かれた。日没と共にその場に球体となって停止するもの。母ならティアマトの下に飛翔し、この周囲を守護するものとにだ。ではロマニ・アーキマン。半日近くあったのだ、かの神の解析は終わっているな?」

『もちろん。あのティアマトのスペック、能力は提出した資料の通りだ。君たちも後で目を通しておいてくれ。端末のマテリアルデータを更新してある。』

 

そう言うとギルガメッシュは資料に目を通す。

 

「なるほど、よく出来ている。ほうほう、ほうほうほう。………ええい、貴様ティアマトの太鼓持ちか!弱点らしきものが一切書かれていないではないか!」

『ボクだって攻略法の一つくらい書きたかったよ!でもこれが現実なんだってば!あれは物理的にも神話的にも欠点のない完全な存在だ!ボクらでは太刀打ちしようがない!』

「むう、涙目で言われては我も引き下がらざるをえんか。ご苦労だった、持ち場に戻っていいぞ。だが我らは癇癪を起こす訳にはいかん。ジャガーマン、どうだ。貴様の眼から見たティアマトは。」

 

「でっかいわ。とっても。そしてとてもカッコイイと思うわ。」

 

「…たわけ、貴様に人としての理性など求めておらん!野生の勘を語れ、野生の勘を!」

「あ、そっちの話ね!」

「むしろなんでこの話の流れでそっちだと思ったんだ…」

「あのスピードだと岸にあがるまで半日、岸からウルクまで一日と見たわ!」

「流石原初の神。その短期間なら迎撃しか策が無い、か…」

「あの、そもそもどうしてまっすぐウルクに来てるんですか?」

 

ふと疑問に思ったのか藤丸が訊ねる。

 

「それはこの市とギルガメッシュがシュメルという文明の象徴だからよ。ティアマト神は私たちとは違う視点を持っている。彼女からしてみれば、人間も土地も一つの命なの。ティアマト神は生命体としての本能で、この土地の心臓であるウルクを目指しているのよ。」

「逆に言えば、それ以外の土地には興味ないと言ってもいい。イシュタル神の神殿があるエビフ山が無くなったところで文明は続くからね。」

「…それはそうだけど、そう冷静に言われたらムカつくわ。でも、そうね。ここでウルクとギルガメッシュのバカが消えてしまえば、メソポタミアの文明そのものが消える。」

「そういう事だ。人類史を守りたければ、貴様らはここで何としてもティアマトを止めねばならん。だが、ティアマト神にはありとあらゆる攻撃が通用しない。牙を使ってみたものの、まさかあれほど巨大とは思わなかった。音切とやらが作った壁もあるが、あれらでは足止めにこそなれ、撃退はできん。そもそもなぜティアマトは無敵なのだ?」

『…ああ、その点についてボクの私見なんだが、ティアマト…いや、ビーストの特性にはそれぞれ個体差があると思われる。』

 

通信のロマニが険しい顔で話す。

 

『その中でも、生まれつき「死」がないのがティアマトだ。彼女には何をやっても生命としての死が訪れない。それは海上で一度ティアマトの頭脳体を撃破した立香ちゃんが証明している。』

「死した後に再生した、というヤツか。それは単なる蘇りではないのか?」

『いや、違う。あれは再生というより逆行だった。…乱暴な仮説ではあるんだけど、ティアマトは現存するすべての生命の母だ。ボクたちが生きている、という事自体が彼女の存在を証明してしまう。だから滅びる事がない。逆説的にではあるが、地上にまだ生きている生命がいるかぎり、ティアマトに死は訪れない。彼女は始まりにして終わりの女。この地上で最後に死ぬ事で、ようやく通常の物理法則を受け入れるんじゃないだろうか。』

「な、なんという…デウス・エクス・マキナよりも理不尽じゃないか…!」

「そ、それでは本当に倒せません!いえ、意味がありません!ティアマト神を倒すには、まず人類が…地球上の全生命が死に絶えなければならないなんて!」

「…では、その逆はどうだろうか?」

「…その通りだ。我と同じひらめきとは、図書館の傍観者にしては小癪なヤツよ。…エレシュキガル!エレシュキガル!エレシュキガルはいるか!」

 

ギルガメッシュがそう叫ぶと、その場にうっすらとエレシュキガルの姿が現れる。

 

「…半透明。まるで幽霊みたい…いや、サーヴァントが一種の幽霊のようなものか。」

『うるさいわね、軽々しく女神の名を呼ぶものでなくてよ!?こっちは昨日から魂のケアに忙しいの!見た事ないモンスターも現れるし…ワニの尾も借りたいっていうの!そもそも、アナタの話し相手になるために冥界の鏡を…』

「あー…女神エレシュキガル。お話中失礼するが、こちらも大変切羽詰まっているんだ。単刀直入に言うと、ティアマト神がウルクに向かっているんだ。到着まで約二日。そこでかのティアマト神を冥界に招待して貰いたい。ティアマト神はその性質から地上では一切の攻撃が効かないが、逆説的に最後の命となる冥界に落としてはどうだろうか、そう思ったんだ。」

『は?突然何を言ってるのだわ?母さんを冥界に呼ぶ?というより、そもそもアナタは誰なのだわ?』

「はぁ…楓!少しこっちに来て欲しい!」

 

外に向かって叫ぶと、非常に傷だらけの不知火楓が入ってきた。

 

「あ?何の用?しょうもない用事だったら斬るから。」

「…はぁ、少しエレシュキガルと話してくれ。僕じゃ聞いてくれそうもない。」

「…へぇ、今更頼むんだ?人間一人見殺しにしたくせに?」

「いや、あれは…。…待て、何か勘違いしているけど理玖は死んでいないぞ。」

「は?いや、あれはどう見ても…」

 

『ちょっ、あなた誰なのだわ…!?って、あなたあの時の剣士!』

『やあやあ、その節はどうも。ったく、絵留もそんな急かさなくてもいいだろうに。おーい、聞こえてるか?』

 

「…何事?」

 

『お、その声は絵留。という事は…今どこ?ティアマト神が来てたから…丁度ティアマト神冥界落としに誘ってたところか?邪魔して悪かったな。っと、そうだな。

 

勇凪理玖、ただいま帰還したぜ。つっても、冥界にだけどな!』

 

「そうはならんやろ。」

「なってんだよなぁ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「条件とは、まずここでの会話…つまり、私との会話を自分で思い出す事。次に、あなたが望んだもの以上の能力は使えない事。最後に、あなたに付与するトライフォースを充分に使い熟す事。それでようやく覚醒の条件が整います。それからは…そうですね。まずはもう一度ここに来る事が条件です。…では、あなたの転生者ライフをお楽しみください。」

 

 

 

「で、それが転生前の話。」

「ほう…お前もなかなか規格外の特典を選んだな。」

「そうか?」

「特に考えずにそれか…よく考えろ、ゼルダの伝説という物語は聖杯の如く…いや、もしかしたらそれ以上の力を持っているトライフォース。それから創世の三女神。それらが根幹になっている以上下手な神話よりも強力だ。それに、冒険の助けとなった様々な道具。下手すればどんな特典よりも強いかもしれんぞ?」

「はぁ…で、それは分かったが結局俺の右腕はどうなるんだ?」

「知るか。というよりお前、内容を知らずに特典選んだのか?」

「いやいや、一応トレーラーとかで知ってはいるさ。実際にやった事は無いけどな。発売する前に死んだし。」

「…でしたら、今やってみますか?」

「今???」

「この空間は特殊でな、時間が独立している。そう望めば外界の時間は止まるし、逆に時間の流れを速くすることも出来る。」

「…ということは、向こうの1秒がこっちの100年とかでもいけるのか?」

「そういう事だ。で、どうする?」

「やるに決まってんだろ。」

「現金なやつだな…」

「あぁ。というわけでゲームソフトをローアに送っておいてくれ。」

「…今、やらないのですか?」

「まさか?アイツらが必死になって戦ってんだ。俺一人だけゲームする訳にはいかない。…で、音切。」

「なんだ。」

「本当に戻らないんだな?」

「あぁ、能力はアイツへと引き継いだし、心残りはねぇよ。」

「…分かった。女神、俺を早く改造して第七特異点へと送ってくれ。」

「…了解しました。では…」

「勇凪理玖。」

「ん?どうした音切…」

「悪いな。」

 

その瞬間俺の意識はぷっつりと途絶えた。

次の瞬間、まず目に入ったのは色々な漫画に目を通す音切の姿だった。

 

「…あ、ようやく起きたか。」

「いやいや!?お前何してくれて…」

 

その時、視界の端に見慣れないものがあった。それは自分の腕だった。本当に改造されていた。

 

「くぁwせdrftgyふじこlp!?!?!?!?」

「うるせえ。さっさと準備しろ。」

「どうしてそんな冷静なんだ???」

「その程度前の……いや、何でもない。」

「むしろそっちの方が気になるんだが???前って何???」

「五月蝿え黙れ。早速だが向こうに送る。怪我するなよ。」

「いや、説明ーーー!!!」

 

その後無視して転移作業する音切に呆れて何も言えなかった。というかそれって女神の仕事なのでは???

 

「…勝手に消えた俺が言えた事では無いが…アイツを、頼んだぞ。」

「…!あぁ、分かってるさ。そのうち、また来いよ。」

「俺に死ねと言うのか?はっ、面白いやつだな。…気が向いたら行ってやるよ。」




これで、残り覚醒は時村創真と高野結菜と小鳥遊琴葉のみに。創真と結菜は決めてるんですが琴葉の能力覚醒どうしようかな…

一応能力覚醒したそれぞれの能力についておさらいしておきます。

勇凪理玖 ゼルダ作品の『リンク』が使える能力全て。
佐藤出流 完璧な才能の使用。また、使用範囲の拡張。
桃瀬星奈 カービィ作品の敵味方合わせた全ての能力(システム面含む)。
書空院絵留(エル・グリム・ツヴェルク) グリムノーツ、グリムエコーズのヒーローの強化。
音切 モンスターハンターの全武器使用、モンスターの能力の使用。

ちなみに不知火楓は能力覚醒していません。というか、そもそも転生者ではないので彼女自身の転生特典は無く、単に音切の転生特典の1つを継承しただけですので。


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