ただサボってただけです()
では本編。年内にもう一回更新出来るかどうかかなぁ…
「夜明けだ!みな十分な休息はとったな?では早速、昨夜の調査結果を知らせる!これを見よ!」
ギルガメッシュが言うと、皆の目の前にホログラムが現れる。
「まあ、ティアマト神の真体の全身図ね?良く出来てるわ、どうやったのかしらこれ?」
「頑張った。」
『うん…まぁ、そうなんだけど。正確には、僕とウルクの神官、リィンカーネーションズとの共同制作さ。主にそちらから情報を元にして作ってみたよ。』
「うむ、その件はご苦労。だが今は奴の脚に注目しろ。昨夜から末期にかけ、海岸線にて生き残った学舎から何度か報告があった。“ティアマト神は海水の上を歩いており、自らの重さを制御できているとは思えない。仮説だが、あの脚は巨体を支えるには細く海水の上でしか歩行出来ないと見るべきだ”とな。」
「ふむ、確かにあの巨体、立つのにも精一杯だろうに。」
「そうだ、この仮説は我もカルデアも当たりと見ている。そうでなければ大地を侵食する理由がない。」
「…つまり、通路にしている、という事?」
「無論、あの海洋を除去すればヤツの移動は止まる。よって我らの攻撃目標はティアマト神からあの黒泥に変更、物理的に除去をする!」
『カルデアはあの黒泥を侵食海洋ケイオスタイドと呼称し、現在急ピッチで元の海水に戻す手段を探している。間に合えばティアマト神のウルク到達を遅らせられるんだが…』
その時、ウルクの兵士が来る。
「ギルガメッシュ王!南部観測所より報告!ティアマト神、進行を再開しました!ギルス市跡到達まで三時間、ウルク市到達まで約八時間と推測されます!」
「…望み薄、ということね?」
『予想よりも半日も早いじゃないか!?そんなの解析が間に合っても分解薬が作れない!』
「ぬぅ、図体の割に寝起きの良いヤツよ。であれば不可能にもあの脚を破壊する他ない!戦士長、城壁より五十、精鋭を集めよ!打って出るぞ!」
「…いえ、その必要はないわギルガメッシュ。戦士達には城壁でティアマト神を撃つ役割があるでしょう?あの黒泥…ケイオスタイドの除去であれば私が行います。もちろん海洋全ては無理だけど、上陸したティアマト神の周囲程度ならば私の宝具で十分可能です。我が太陽遍歴ピエドラ・デル・ソルでティアマト神の足元の泥を蒸発させましょう。」
ケツァル・コアトルが言い放つ。
「おお、あれが在ったか!ついに灼熱の女、ケツァル・コアトルの本気が出るニャ!」
「ピエドラ・デル・ソル…もしや、それって…!」
「イエース!エリドゥの祭壇にあった私の宝具デース!立香さんがあの時、あの太陽石を砕いていたら使えませんでしたヨー!」
「そうね、ほんっと、すごい悪運。藤丸の場合、何が幸いするか分からないわ。」
「はい!あの時の破壊よりプランチャーにする作戦の成果がこんなかたちで返ってきました!」
「…ゴホン、それでケイオスタイドはいけるのかい?」
「ええ。でも危険なことには変わりません。太陽遍歴はとても体力を使います。だから私をティアマト神の足下まで連れて行ってもらって、その後、宝具使用時も魔力提供をしてもらわないといけません。」
「まわりに飛んでいるラフムたちを何とかしつつ母さんの足下まで接近…その後、ケツァル・コアトルが宝具を発動させている最中、ずっとその場に留まっていろってコト?」
「具体的に言うとそうなりマース!メチャクチャ危険デース!」
「よし、やろう!行こう、ケツァル・コアトル!」
藤丸立香がそう返す。
「よかろう。今の藤丸の返答をもってティアマト迎撃作戦、開始の号砲とする!全兵士、持ち場につけ!これよりジグラットに残る者は王のみである!何があろうと城壁から離れる事は許さぬ!」
「ハッ!ご武運を、ギルガメッシュ王!」
「ならば藤丸に俺も同行しよう。能力覚醒によって多少は戦える。」
「行きたいのは山々なんだが流石に俺が行くとな荷物が増えるだけ。大人しく城壁でここを守るとするよ。」
「では行け、カルデアのマスター。リィンカーネーションズからは勇凪理玖、桃瀬星奈、時村創真が着いて行くが良い。…事を成し終えた時、もう一度我の元に戻るがいい。暇つぶしに勝利の報告でも聞いてやるわ。あまり我を待たせるなよ?」
絵留と楓が城壁の上に立っている。
「…あ、掲示板でティアマトを倒しきれんかったって報告が来た。」
「やはりか…でも、そこまで期待はしていなかったかな。そもそも今のティアマトは実質不死だからね。」
遥か遠くにティアマトの姿が見える。
「…いよいよだな。」
「うん、最後の特異点、絶対魔獣戦線バビロニア。知識としてはあったけどまさかここまでとはね。」
「確かにな…理玖も死にかけたし、それに音切も…」
「…でも。それでも、出流と理玖の能力覚醒も出来た。…ねぇ、絵留。」
「ん、なんだい?」
「他の転生者がいない今聞きたいことがあるんだ。」
「…何を?」
「転生者のデメリットって何?」
「…なんでそれを聞きたいんだい?」
さっきとは変わり、真剣な顔になる絵留。
「私はセプテムから、つまり絵留と入れ替わりで来たから伝聞にはなるんだけどオルレアンの時に他の皆から死んだと思われていたんでしょう?それで、もう失わないように、と気を引き締めた。だけど、どう?理玖はケイオスタイドに侵食されて…つまり油断してたりしてまるで変わっていない。私はそもそも転生者じゃないし最初誰も信用していなかったから何も言えないんだけど本当に強くなる気あるのかな、と。そう思ってね。」
「…それについては難しいね。音切から何も聞いていないかい?」
「アイツはそう言う事に関しては全く言ってなかった。だから知りたいんだ。」
「…それは多分、転生者という存在がそういう風に設計されてるんだと思うよ。」
「設計?」
「だってギルガメッシュ王も言っていたよね。『輪廻を外れた者』。輪廻を外れると、精神構造や思考が変わるのかも。だって、齢20前後の若者が転生して武器を取って、能力を使って、死ぬかもしれない戦いに身を投じて、それでいて特に恐怖心を抱いていない。それは、異常だよ。だから…これは僕の予想になるんだけど。僕達は神の見世物かもしれない。」
「…見世物?」
「そうさ。だって、そうでもないと人間を転生なんてさせないだろう?」
「え、でも…神だよ?そんなことするわけ…」
「おかしな事を言うね。一部例外はあるけど、神が、たかが人間数人のために無駄な労力を割くわけないだろう?」
「は…?」
絵留が悪い顔で嗤う。
「創作物でよくある神なんてまやかしさ。…そしてそれは、君が1番分かっているはずだよ。1番辛い時に何も助けてはくれない。そうだろう?」
「っ…、確かに神頼みした事はあるけど…」
「…まぁそういうわけで。話がズレたけど僕の1番言いたいことは、そんな神に作り変えられたからこそ転生者というのは油断しやすいのさ。」
「そ、そんな話だったっけ…?」
「ははは。…さて、今から気を引き締めるよ。この特異点で無駄話をするのもここで最後。」
今も向かってきているティアマトを見る。
「…だね。」
「言っとくけど、他の皆には言わないように。彼らは彼らで転生というものを夢見ているからね。夢を壊すことはないだろう?」
「…はーい。」
そこでふと、ある事に気付く。
「…あなたはどうなの?」
「え?」
「他の転生者とは違うのは分かってる。だけども、転生者。その割にはその神からの干渉は無いように見える。」
「…あぁ、その事か。」
「僕にはね、頼れる先輩と最高の天使がいるからね。」
「…先輩と、天使…?」
「さ、今度こそ気合い入れるよ。」
「ま、そのうち教えてもらうからね。準備OK、…魔力起動。」
「ヒーロー召喚、雪の女王パンドラ、かぐや姫、ラプンツェル。」
『やっと呼んでくれたね。エル。』
『まったく、待ちくたびれたのじゃ。』
『そんじゃエルっち!ラプちゃん達の力見せてやろう!』
「あぁ、みんな行くよ。」
「…あなたも大概ヤバいよね。さて、古龍変生『バルファルク×メル・ゼナ』。」
絵留は三人のヒーローを召喚、楓はバルファルクの高速移動、メル・ゼナの高火力の攻撃力をその身に宿す。
「さてと、最終決戦だ。行くよ。」
「言われなくても。」
次回ティアマト戦突入。ケツァルコアトルの宝具シーンとかカットしたのはわざとです。全部やってたら本当に終わらないので…
それにしても琴葉の能力覚醒どうしようかな。ぶっちゃけるんですけどオルレアン書いてた時には能力覚醒なんて考えてなかったので困ってる。過去の自分に刺されてるぜ…