本当の事を言うとなんか面倒だっ(ry
一応一部は完結させます。二部は…ちょっとまだ分かりません。
まぁそれはともかく、本編どうぞ。
新たに発生したラフム達はどれもが俊敏かつ強靭であった。
「この力…神霊級か!藤丸ちゃん、ここは私に任せたまえ!…とか、一度言ってみたかったんだよね…」
「マーリン…」
「さて、こうなったら得意分野でやらせてもらおうか。」
マーリンは神造兵器エクスカリバーに似た剣を持つと同時にラフムの一体を真っ二つにする。そして次の個体に向けて攻撃に移る。
「柄では無いんだけどね…」
片手で鍔迫り合いをし、そのもう片方の手に持った杖から魔術を放つ。その魔術によってラフムは消し炭となった。
「これ、よくアルトリアも引っかかってたなぁ…」
だが、余裕があるのはマーリンのみ。
「…ッチィッ!」
ベースが人間であるリィンカーネーションズや、イシュタルなどは防戦一方である。
「せぇいっ!」
コピー能力ソード、ファイア、レンジャー、アイスを同時使用してようやく一体を相手できるか、という星奈。
「はぁっ…なかなか、強い…流石は、ラフム。」
「理玖、絵留。そっちはどう?」
「どう、だって?見て分からんか?キツいに決まってんだろうが。」
理玖の足元には剣だったものの残骸が多数。絵留も顔には出していないが肩で息をしており相当無理をしているというのが分かる。
その二人がようやく一体を抑え込んでいる、というのが新たに生み出されたラフムの強さを示している。
「だ、よね。」
「「キヒヒヒヒヒ!!!」」
「あー、キッツ。そんなことなら、」
二体のラフムの身体が細切れになる。
「油断大敵。特にアンタらはそうだよ。」
「…来るなら、もっと早く来いよ。楓。」
「仕方ないでしょ、琴葉にライドウォッチ渡してたんだから。」
「あぁ、誰から受け取ったかなんとなーく分かるけど誰も聞いてない令和ライダーのウォッチね…」
ラフムの後ろから現れたのは楓だった。
「まだたくさんいるし、倒れないでよ?」
「当たり前だ…と、言いたいところだけど流石に大変かな…」
「…はぁ、まぁいいよ。そろそろだと思うし。」
「…なるほど、王様か。」
無数の剣がラフム達を襲う。
「何を回りくどいことをしておるのか!」
ティアマトにも数えきれないほどの武具を射出している。
「この我が手を貸そう。サーヴァント、アーチャー。英雄王ギルガメッシュ。喧しいので来てやったわ。」
「王様!」
「でも、その姿は…」
『ギルガメッシュ王だって!?いや、サーヴァント!?まさか自力でやってきたのか!?』
「まぁ、彼ならば、可能だろうね。」
だが、ティアマトも負けじとビームを放っている。
「気を抜くな!目を逸らしてはいけない!」
と、その時。ティアマトの身体から蒸気が生じた。そして、目を見開くのと同時に無色の空間を発生させた。それはだんだんと大きくなっている。
「…馬鹿な!」
『ま、待て待て待て!これは、この反応は!』
『固有…結界!?』
「いや、これは…世界新生、ネガ・ジェネシス!」
拡大し続ける空間はラフムをも飲み込み消滅させていく。
「…天に絶界、地に監獄!我が踵こそ冥府の怒り!」
赤き光が空間の拡大を止める。
「開け、発熱神殿!
エレシュキガルが杖を構える。すると、ティアマトの身体周囲の地面が隆起しティアマトを抑え込む。それと同時に空間の拡大も止まった。
「止まった…?」
「ビーストを封印!?エレシュキガルすごい!」
「ネルガルから授けられた神殿の具現化か、確かに奥の手に相応しいが…」
「えぇ、そうよ。悔しいけど、時間稼ぎにしかならない。あの空間は、また再侵食を図るでしょうね。」
「そんな…!」
「マーリン、さっき言ってたネガ・ジェネシスって…?」
「あいつは、冥界そのものを塗り変えるつもりだ。」
「塗り変える…?」
「ビーストを中心に広がるあの空間に取り込まれたが最後、全てのサーヴァントは、消滅する。」
「そんな馬鹿げた権能…」
「…ちなみに、それって俺らも含まれてるのか?」
「分からない。一応、転生してるとはいえ、君たちは死人に変わりはないからね。」
「…マシュ。」
「は、はい!」
「奴の忌々しい結界に相対するには、お前の力がいる。かの王が思いを馳せた白亜の城。その顕現であれば、拮抗することは可能だろう。」
「マシュのロード・キャメロットをぶつけるって事!?」
「それで防げたとしても…」
「あぁ、マシュが踏ん張ってくれている間にビーストにトドメを刺す必要がある。だが、それが出来るのが…。ネガ・ジェネシスは、旧来の生命を否定し、新たな命を生み出そうとする空間だ。故に、生者のみがその存在を許される。」
「じゃあ…」
「…行きます。」
藤丸が言う。
「…本気?今までとは違って、サーヴァントもいない。己の力だけでやらないといけないんだよ?英雄願望とかならやめといた方がいいよ。私も生者だし、代わりにやってあげるよ?」
「…英雄願望とかじゃない。ここまで本当に多くの人に助けられてきた。その身を犠牲にしてまで助けてくれた人もいた。だったら、その人達に、今まで助けてくれた全ての人に報いるためにも、私は行く。」
「…そう。…それでこそ……」
「…決まったか?ならば、これを持っていけ。」
黄金の波紋から一本のナイフが出現する。
「あれを展開中は動けまい。頭を狙え。弱点とはそういうものだ。」
「でも、あの中では私の特権も効かないわ。」
「では、マシュと同時に私も宝具を使用するよ。君の道を作ろう。」
「…私も、協力する。嫌いだとかそんな事は一旦置いておく。」
「もう、結界が持ちそうにないのだわ!」
確かに、隆起して作られた岩にヒビが入り始めている。
「では、やろうか。」
マーリンの足元に魔法陣が展開されていく。
「星の内海、物見の台。」
「真名、開帳。私は災厄の席に立つ。」
「楽園の端から君に聞かせよう。君たちの物語は、祝福に満ちていると。罪なき者のみ通るがいい。」
「それは全ての傷、全ての怨恨を癒す我らが故郷。顕現せよ!」
結界が破壊され、再侵食を図り始める。
「
「
白亜の城が顕現し、花の祝福が二人を包む。
「よし、行くよ!」
駆け出した二人を見つつ。
エレシュキガルが倒れ込む。
「エレシュキガル!」
思わずイシュタルが駆け寄る。
「おかしいと思ってたのよ!冥界の禁を破ってまで生者に力を貸した挙句、これだけの権能を使って無事で済むはずがないわ!?」
「…それが、どうかしたかしら。私は冥界の女主人。冥界を守るために1番可能性の高いものを取っただけ。」
「せっかく話し合えるやつと出会ったんでしょ!?ここであなたが消えてどうするのよ!」
「次はもっと、ドラマティックな出会いとかないかしら…?私の基本の性格って、今よりちょっとだけ、暗いものね…上手く会話出来ないかも…。…それでもいいわ…だって私は、今の私が好きなんじゃなくて、あの人間達の在り方が気に入ったの…」
「エレシュキガル…」
「…すごい…私の冥界に、こんなに一杯の、花が…」
あぁ、そういえば。あの時の花のお礼、言えなかったわね。
「もっとスピード上げて!」
「もうしてるよ!」
「あーもう仕方ない!地衝斬!」
咄嗟に大剣を召喚し、降ってくる岩を破壊していく。
「…あ。」
「え、どうしたの!?」
「マッズいかも。ラフムが再生してる。」
「嘘ぉ!?」
「嘘じゃないって。つーか、嘘ついてどーすんの。…今すぐジャンプしてッ!」
「えっ?…ったぁぁぁ!」
ジャンプした直後、先程まで走っていた場所がラフムの強襲により崩れていく。
「ティアマトから出てる…仕方ない。走って!ここは私が対処する!」
「…!ありがとう楓ちゃん!」
「世話がかかるなぁほんと!」
大剣を消し、太刀とハンマーを召喚する。
「クラッチクロー!ラフムを…よし、掴んだ!消えろ害虫!」
クラッチクローで近づき、ラフムを粉砕、切り刻む。
「藤丸は…!」
見れば、フォウの助けもあり、ティアマトの正面に転移したところだった。だが、少しばかり距離が足りない。
「ほんっとうに世話がかかるなぁ!」
近くに移動して藤丸を掴む。
「体勢整えてね!…思いっきり、やっちまえっ!!!」
「うおおぉぉぉぉ!!!!!」
一瞬の間、時間が止まったようだった。そして、空間にヒビが入る。そして、完全に破壊された。
「っ、ギルガメッシュ王ー!!!」
「藤丸は任せて!絶対助けるから!」
「…決着が着いたようだな。藤丸立花、不知火楓!ならば、この一撃を以て決別の儀としよう!」
黄金の波紋から、一振りの剣が現れる。
「原初を語る。天地は別れ、無は開闢と言祝ぐ。世界を裂くは、我が乖離剣!」
刃が回転し始める。
「星々を回す臼、天上の地獄とは、創世前夜の祝着よ!死を以て鎮まるがいい!」
剣先にエネルギーが集中していく。それは、対界宝具に分類される、ギルガメッシュ最大の切り札。
「
轟音とともに膨大なエネルギーがティアマトに向かって一直線に放たれる。
視界を、白く染めた。
「ぃぃぃぃいいいいいやあああぁぁぁぁ!」
「ティアマトを倒した俺たち。気付くと何故か、空に放り出されていたーー。」
「モノローグ語ってんじゃないよ。というか理玖、その甲高い声どこから出してるの?」
「あーもう!天翔ける船ローア!来て!」
「…もうめちゃくちゃだよ。」
「後でマーリンに復讐しようか。」
「…そうだな。ところでローア来ても自由落下の衝撃で潰れない?」
「………仕方ない。全員私に掴まっ…いや、いいか。」
「はぁ?なん…」
『壮大なる物語!』
その音が聞こえたのと同時に緑色の風が落下を受け止め、ゆっくりと浮遊させながら降りていく。
「あれは…」
「どうやらみんな無事だったようだね。良かったよ。」
変身を解除した琴葉が話しかける。
「琴葉か。そっちもどうやら無事だったみたいだな。」
「はぁ?何を言ってやがりますかこのヤロウ。無事なわけねーでしょ!…コホン、まぁともかくラフムも全滅、ティアマトもといビーストIIも無事討伐。万々歳だ。」
「あぁ、残るは…ビーストI、魔術王ソロモン…いや、ゲーティア。」
「とりあえずは…頑張るしかないな。作戦なんて立ててもどうせ崩壊するし。」
出流が肩をすくめる。
「だが大まかには決めておこう。大規模攻撃が出来る俺、星奈、楓が主に攻めに出る。あぁ、結菜もか。」
創真が考え込む。
「ということは、出流と理玖、それと琴葉はカルデアの防衛?」
「うん、その方が良さそうだ。…それと聞きたい事があったんだ。」
「聞きたい事?」
「…あぁ、時間神殿に行くのっていつだっけ。」
「え?確か、七つの特異点を修復したカルデアが吸い寄せられる形で…………あ。」
「それ、ヤバくない?」
「そうだなそうだよな!星奈!ローア起動して…いや、待てよ。どうしてローアが特異点に行けるんだ…?」
「…気になる事はたくさんあるけれど、今はとにかく戻ろう。それからでも遅くはない…はず。多分。」
「はぁ、このメンバーだと、結局シリアスって続かないんだな。」
「思ってても言うなよそれ。」
一部終わった後は、転生者行くブルアカとツイステを進めたい。あとibも。まぁ、何ヶ月後になるんでしょうね…
そういやこの小説では藤丸「立花」でしたが、藤丸立香に統一することにしました。そのうち書き直して行きます。
もしまた小説更新が遅れるようならばはよやれとでも言ってください。
では。バビロニア編がほぼ一年間ってマジ…?