少しスランプのようなものになってましてなかなか更新できませんでした。
今回から1.5部開始します。
では、どうぞ。
転生者用掲示板 10スレ目 part1「間抜けは私1人だったというわけだな」
人理修復を終えた、そんななんでもない日…に見えるある日の事。
「ふわぁ…あ、理玖。おはよう。」
「おはようじゃないが?今午後3時だが?」
「そんなに変わらないよ。」
「変わるわ馬鹿。音切もそんなお前の惨状にあの世で泣いてるよ。」
「あれくらいじゃアイツは泣かないよ。」
「………まぁ、いいや。で、なんだ?お前が俺に話しかけるなんて珍しいじゃねぇか。いっつもお菓子ばっかり食べて俺らに見向きもしないくせに。」
「お菓子じゃないよ、スイーツ。」
「どっちも一緒だろ。んで、なんだ?」
呆れながらも、不知火楓の話を聞く体勢に入る。カルデアの食堂では珍しい組み合わせだが、それよりも珍しい組み合わせが出来たりするためあまり周りは気にしていない。
「理玖はさ、違和感感じない?」
「…あ?違和感?」
「うん。前々から気になってたんだけど、そんな暇なかったからね。」
「へぇ…で、どんなものだよ。言ってみろよ、今んとこなんも情報ないけども。」
「高野結菜の転生特典って分かる?」
「は?えーと…東方projectの霧雨魔理沙の能力だろ?」
「うん。そうだよね。」
「………で、それがなんだよ。」
「あー…流石に覚えてないか。」
「…?何をだよ。」
やれやれ、といった表情で楓はため息をつく。
「ロンドンの特異点でさ、絵留と結菜って合流したじゃん?」
「そう…だな?それが?」
「あの時私、あなた達にどう説明したか覚えてる?」
「……なんだっけ。忘れた。いちいち覚えてるわけじゃねぇんだわ。」
「ちょっと。…えーとね。掲示板そのまま読み上げるんだけど。」
と、楓は俺たち転生者だけに見える掲示板を読み上げた。
「えっと、スレ番120。『あ、でも転生者?っぽい感じ。転生者の親戚みたいな?なんか私らとは転生の仕方が違うらしい。あ、でも司書は別の転生してから私らと同じ転生したって。』...ってさ。」
「…転生者、っぽい?司書…は絵留の事だったよな、確か。あとは旅人ってやつと、ヘカTを名乗ってた結菜、だったよな。転生者じゃないのか…?」
「それはちょっと分かんない。だから、後で聞きに行こうとしてるんだけど。」
「なるほどな。確かに違和感、というか謎だな。…よし、俺も一緒に行くぜ。今、あいつどこにいたっけ…」
その時、カルデア内に警報音が鳴り響く。
「な、なんだ!?」
「えっと…あ、ついに始まったか。」
「始まったって…?あ、そうか、新宿。いや亜種特異点、だっけ?1.5部っていつも言ってたから正式名称がうろ覚えだわ。」
「新宿、ねぇ…」
『立香ちゃん、マシュ!あとリィンカーネーションズ!悪いけど今すぐ管制室に来て欲しい!緊急事態だ!』
「…とりあえず、行くか。」
「そうだね。…ところでさ。」
「あぁ?…いや待て、今思い出したわ。多分、言いたいことは一緒だろ。」
「「リィンカーネーションズ、半分くらい今カルデアいなくね…?」」
「つまり、時村創真、桃瀬星奈、書空院絵留の3名は今別の時代に行って仮面ライダーの力を、佐藤出流は体調不良、小鳥遊琴葉は日本に戻っている、と。」
「…その通り。だからリィンカーネーションズ…今更だけど長いなこの名称。今度略称考えるか…話ズレたな。結局満足に動けるのは不知火楓、高野結菜、勇凪理玖の3人だけ。」
「なんでこのタイミングで半分くらいいないのよ!」
「それを俺らに言われてもな!各々の行動を制限しているわけでもないからな!いや魔術の世界的にはなんか色々しがらみあるっぽいから本当は動かない方がいいんだろうけど!」
「…とにかくどうしようもないのならこれ以上議論しても仕方ない。」
「そうだね。件の特異点って新宿でしょ?」
「…相変わらずその知識は便利だね。で、なんだけど。これ以上彼女…立香ちゃんに戦わせるわけにはいかないんだ。心身どちらを取ってもね。」
「うーむ。これ以上負担を負わせるわけにはいかないか…」
「でも!私はまだ大丈…」
「大丈夫なわけがある?私らは複数人で特異点を交代で攻略してたけどアンタは1人で今までやってた。自分で気づかないかもしれないけどさ、想像以上に疲労してると思うよ。」
「楓ちゃん…早口で何言ってるか分からないよ…」
「草」
「…ゴホン、つまり何が言いたいかというと…今回は私と結菜、理玖で攻略する。」
「へ?」
結菜が呆けた顔をしながら気の抜けた返事をする。
「へ、じゃないよ。何自分関係ないって顔してんの?逃がさないからね?」
「それにお前、実力隠してんだろ?俺知ってるぞ。スペルカード、まだ半分も使ってないの。」
「…いつ知ったの?」
「あ、本当なの?マッジで言ってる?鎌かけた俺が言うのもなんだけどお前マジで言ってる?もっと使いどころあったろ?終局の時とかさぁ!」
「…あ。」
「ま、今はそんなこと別にいいや。というわけだから、俺らに任せろ。移動手段は…無いわけではないからな。」
そう言って、ディケイドのライドウォッチを見せた。
「…それは?」
「あぁ、これ?これは創真から借りパクした。」
「は???」
「創真が可哀想。」
「人のこと言える?」
「人の心ある?」
「なんでそんな言われないといけねぇの?なんか恨みでもあんの???…おい、藤丸。お前からもこいつらに何か…」
「勇凪さん…盗みは良くないよ。」
「至極真っ当な正論」
[転生者3人]チキチキ!新宿崩壊RTA[他は休み]
1:一般通過勇者
はい。
2:開拓の狩人
はいじゃないが
3:カルデアのマスター
これ、何?
4:万能の天才
なるほどね…これが君たちがいつも使っていたシステムか。とても興味深い…
5:一般通過勇者
今回はカルデアの面々も見られるようにしてあるからどうぞ。こうなんか…招待制のほとんど使ってなかったなって思ってさ。最初の頃に琴葉のサーヴァントちょろっと招待したっきりだし。後は脱法で絵留関係とか来たくらいだし。
6:開拓の狩人
いつもみたいにふざけられないじゃんよ。
7:幻想郷の魔女
そう思ってるのは多分あんただけだろ。
8:開拓の狩人
ほうほう。つまり、間抜けは私1人だったというわけだな。チクショウ!
9:ソロモン諸島
いつもとキャラが違いすぎる…
10:ソロモン諸島
待って僕のネームソロモン諸島なの!?
11:一般通過勇者
だって思いつかなかったし。
12:カルデアのマスター
これ、勇凪さんが付けてるの?
13:開拓の狩人
私ら転生者以外はね。
14:地球国家元首
へぇ…どういう仕組みなのかしらこれ。
15:地球国家元首
地球国家元首…???
16:開拓の狩人
おい一般通過蛮族。おい。
17:一般通過勇者
蛮族言うな。まぁ、一応カルデアの面々に説明するとだな。
一般通過勇者が勇凪理玖こと俺。
開拓の狩人が不知火楓。
幻想郷の魔女が高野結菜。
カルデアのマスターがそのまんま藤丸。
万能の天才もそのままでダヴィンチ。
ソロモン諸島がロマニで地球国家元首がオルガマリー所長。
18:幻想郷の魔女
後ろ2人のネーミングセンス…
19:ソロモン諸島
まぁ地球国家元首よりはマシか…
20:地球国家元首
ロマニあなた減給ね。
21:ソロモン諸島
理不尽すぎないかい?
22:開拓の狩人
そういやいつもとコテハン違うじゃん。なんで?
23:一般通過勇者
そりゃお前もな。だって、前まで使ってたブレワイ星人だけど、ぶっちゃけるとブレワイだけの能力じゃないし。一応他の作品も使えるしなんなら腕がティアキンのものだしな。お前は?
24:開拓の狩人
狩人はモンハンから、開拓はスターレイルから。
25:一般通過勇者
知らねー作品だな。まぁいいや。で、魔女は…前のやつなんだっけ。
26:幻想郷の魔女
えっ。
27:開拓の狩人
申し訳ないんだけど、あなた影薄いんだよ。たまに忘れちゃう。
28:地球国家元首
で、早く特異点に行って欲しいのだけれど、まだ準備終わらないの?というか対面で無言で虚空見つめてるの軽く怖いんだけど。
29:一般通過勇者
もう終わってるぜ。こっから作戦会議な。あとその絵面は多分一生直らん。
30:カルデアのマスター
作戦会議?
31:一般通過勇者
そ。狩人と魔女に聞くんだけど、新宿の特異点の内容覚えてる?
32:開拓の狩人
知らない。
33:幻想郷の魔女
忘れた。
34:一般通過勇者
よし、作戦会議終わり。ちなみに俺も覚えてないぜ。
35:ソロモン諸島
駄目じゃないか。
36:一般通過勇者
うっすら覚えてるのは、新宿のアーチャーがホームズの宿敵ジェームズ・モリアーティで、逃げた魔神柱と手を組んで何かしらしてるって事くらいだな。
37:万能の天才
ほぼ分かってないかいそれ?
38:開拓の狩人
ところがどっこい展開の全てを忘れてるため対策が立てられない。
39:カルデアのマスター
…でも、それって絶対必要な事?いや重要ではあるかもだけど。
40:一般通過勇者
…というと?
41:カルデアのマスター
その未来知識で今までやってきたのかもしれないけど、今後その未来とは異なる未来になるかもしれない。そうなった場合間違った未来に進んでしまって取り返しがつかないことになるかもしれない。そうならないように、事前知識を基にした対策は立てない方がいいんじゃない?
42:開拓の狩人
…確かに。第七特異点以外イレギュラーがいたし、今後はそもそも知識が当てにならないかもしれない。それの予行演習として、今回は行き当たりばったりで行っても良いかもね。
43:幻想郷の魔女
一理あるね。
44:一般通過勇者
…よし、じゃあ十分後に出発するか。オーロラカーテンで上空に出るから落下中に色々場所など確認しておく事。
45:開拓の狩人
はーい。
46:ソロモン諸島
ちなみに、マシュはここに招待されているのかい?
47:開拓の狩人
いや、あの人は呼んでない。こんな最底辺の掃き溜めを見せられないから。
48:一般通過勇者
だからお前マシュを入れるなって厳命してたの?あとここのこと掃き溜めって思ってたの?
49:地球国家元首
なんでもいいからはやく準備なさい。
50:一般通過勇者
うるせぇ〜〜〜!!!正論は人を傷つけるって知らないのか!?
51:幻想郷の魔女
このカスどもがよ。
52:ソロモン諸島
言葉強っ。
新宿。その地の上の上の…遙か上空。
もやがかかっている灰色の壁、あるいはカーテン…それが現れた。
その中から現れた3人の人間。
「そらっ、と。」
「よいしょ、っと。」
「なんでそんなに軽いの?」
「素手でも飛べる奴が何を言うんだ。」
「むしろアンタが私らを持ってくれてもいいんだけど?」
「なんか今日当たり強くない?」
「だってー、新宿だるいしー。」
「初めて新宿行くならちゃんとしたやつがよかった。」
「…それは後で行こうな。」
この3人、こうやって駄弁ってはいるが現在地点は上空の遥か彼方、進行形で落下しているのである。
「まぁ、いいや。とりあえず、地形覚えておけよ。今回事前知識マジでないからな?」
「どうせ火力でゴリ押せるし良くない?」
「良くない。今はいいとしてもオリュンポスやブリテンだったらどうするんだよ。」
「確かに。機械神とかたけのこがいるからね。」
「お前もしかしてケルヌンノスの事たけのこって呼んでる???」
「緊張感…」
と、その時。
「落下する少女を救う。それはまさに少年の役割であり、すなわち大抵はここから始まる恋と希望の物語!君はこの後、何か適当にいちゃつきながら頑張って奮闘して特異点を修正したりしなかったりするわけだ!いいねェ、実によろしィ!だがしかーし!だーがーしーかーしー!残念!君を助けたのはひたむきな少年でも、見目麗しい少女でもなく!胡散臭いヒゲのおじさんでしたー!ってあれー!?3人!?」
「気づくまで長かったな。」
「年取って目悪くなった???」
「…とりあえず、着地よろしく。」
「ぬぅ!」
3人を抱え、ビルの上に無事(?)に着地する。
「あ、アラフィフ紳士にはな、中々骨の折れる救出劇だった…」
「助かったわ。」
着地時の埃を払いながら、理玖が感謝を述べた。
「よし、無事で何よりだ。という訳で...地獄へようこそ、カルデアのマスター達よ!」
「カルデアのマスターいな、むぐ。」
楓が理玖の口を塞ぐ。
「今は勘違いでもこう言っておいた方がいいの!」
「えぇ…」
器用にも小声で叫ぶ楓に呆れた目をする理玖。
「…見たまえ、君たち。この街の有様を。」
そう言われ、ビルの下を覗くと辺りには不良、ヤンキー、それに謎のオートマタ。
「魔術使い、魔獣、動く人形。そして雀蜂と呼称される軍人もどき…善人はそのほとんどが死に絶え、特急の悪人だけが生き残った正真正銘の世紀末。外界と隔絶した監獄の街、魔境にして魔郷、そしておぞましき悪都。即ち…隔絶魔境新宿と、我々はそう呼称している!」
「厨二病?」
「やめてあげろよ。」
71:カルデアのマスター
隔絶魔境新宿…
72:開拓の狩人
ちなみに新宿は壁によって物理的に隔絶されてて壁の外への通信もできないらしいよ。
73:地球国家元首
職員からも、新宿区以外の一切が解析不能と来たわ。隣接区は僅かに痕跡があるみたいだけど…
74:一般通過勇者
ま、無駄だろうな。
75:万能の天才
君たちの能力で今すぐ西の塔に行けたりしないのかい?
76:開拓の狩人
行けはする。ただ、新宿のアーチャーに私カルデアのマスターって言ってるし…あと、ついでに言うなら、縁を作っておきたい。
77:ソロモン諸島
縁って…それカルデアとの縁じゃなくてリィンカーネーションズの縁じゃないかい?
78:一般通過勇者
………あーーーーー。本当だ。えー、どうしようかな。うーん。
79:カルデアのマスター
やっぱり、私行こうか。
80:開拓の狩人
いや、絶対来るな!
81:幻想郷の魔女
どっかで合流してくれたらいいんだけど。
82:開拓の狩人
は???
83:一般通過勇者
でも、縁については本当にどうしようか。藤丸を休ませようっていって俺ら来たわけだし。
84:幻想郷の魔女
…良い案があるんだけど。
85:ソロモン諸島
良い案とは?
86:幻想郷の魔女
藤丸、仮面ライダーにならない?
87:カルデアのマスター
………はい?
「…それで、俺らを呼び戻したわけか。」
深くため息をつく創真。
「ふむ。新宿…か。僕たちにとってはある意味で馴染みがある場所だね。」
「馴染み?」
「一部の微小特異点を除いて、日本の特異点というのはこれが初めてだ。だからね。」
「…そうだな。(新宿行った事ほぼ無いんだよな)」
「…まあね。(新宿…何も思い出無いなぁ)」
上から創真、星奈である。
「…で、話すは戻すが。」
ロマニは厳しい顔をして、リィンカーネーションズに問いかけた。
「さっきも言った通り、立香ちゃんに重荷を背負わせられない。」
「分かってるって。だから、これを使う。」
取り出したのは、ライドウォッチ。
「仮面ライダーダブル。2人で1人の仮面ライダー。こいつで精神のみを向こうに送る。」
「そんな事が可能なのかい?」
「貴様仮面ライダーを知らないとは何事だぁ!?」
「創真、何徹目?」
「知らない。」
「寝ろ!」
恐ろしく早い手刀で、意識を刈り取る。
…しかし、それを上手く回避する創真。
「残念だったな、その未来はもう見た!」
「とりあえずダブルウォッチ渡さないかい?向こうにも送らないといけないし。」
程なくしてダブルウォッチがオーロラカーテンにより楓たちに送られ、送る際の騒動のその顛末について掲示板で知らされ、呆れる3人がいたという。
そのうちブルアカやツイステの方も更新します。
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モチベになります。