タコピー鬼つええ!このまま逆らうやつら全員ブッ殺していこうぜ!
すごいですねあれ。漫画でもすごかったですがアニメになったらbgmとかあるので尚更すごい。
すごいしか言ってない?見たら分かります。
漫画版はジャンプラかな?アニメ版はAmazonプライムとか色んなところで見れるはず。興味があれば見てみてください。
では前書きが長くなりましたが本編どうぞ。
日本にて。
「ふう、これで別れも済ましたし、悔いはない。…いや、本当はあるけど、変えられないし。覚悟は決めた。」
そう呟くのはとある少女。
「に、しても全然転生者掲示板が活発じゃないな…まぁ第一部から第二部に移行する空白期間らしいしそりゃそうか。お、この本も良さそう。買っておこうかな。」
彼女は久方ぶりの平和を享受していた。というのも、つい先日まで人理修復という大仕事があり、休まるという事があまり無かったからだ。
「…こうして改めて考えると、他に比べて私の特典って弱いよね…皆みたいに覚醒出来れば良いんだけどな…」
少し憂鬱な表情をしている。
「今も近くにいるのは分かるけど…」
チラ、と視界の端を見る。
そこには、半透明な姿でこちらを見ている己のサーヴァント。
「えーと…あ、そうだ。お土産も買わないと。何が良いだろ…」
そうやって歩くのは転生者の一人。小鳥遊琴葉。
「………それにしても、どうしよっかな。」
「カルデアまでどう行こうか。楓か理玖のどちらかに気づいてもらわないと帰れないし…」
ちなみに創真、星奈、絵留が帰って来ていることに気づいていない。
爆発音が響く。その後、光弾が地面、壁…あらゆる場所を削っていく。
暴食、ルーミア、結菜と亡風郷のキャスター。
三つ巴の戦いは未だ続いていた。
「せめてどちらか倒れてくれないか?特にルーミアだな。お前そんなに強かったのか?」
「え、私なの?あっちの喧しい男じゃなくて?」
「ふん。喧しい?お前達の方がよっぽど邪魔だがな?」
「なんでもいいですけど、さっさと倒れてほしいですね!」
弾幕を張り、それを防ぎ、避け、そして反撃にさらなる弾幕を張る。
それぞれが互角の戦いをしている。
「そろそろ終幕と行こうかゴミども!」
暴食が上空へと浮遊していく。
「『イオグランデ』+『デスボール』+『アステールメテオ』」
爆発、エネルギーの塊、隕石。
それらが同時に放たれる。
「へぇ…では、こうしよう。」
『ディ・ディ・ディ・ディケイド!』
オーロラカーテンを展開する。
そして、暴食の真横に繋げる。
「なっ!?」
「この間抜けが!遠距離攻撃の相手は散々やってんだよ!対処法くらい分かる…!」
あれだけ高火力の攻撃を受けたのにも関わらずさほどダメージにはなっていない。
「…そして今、お前がソレを使ったことにより無敵能力のカラクリが分かったぜ。」
だが、掲示板から繋がる優秀な仲間が特定してくれたよ、暴食。
「お前のその無敵能力。『獅子の心臓』…いや、こう言い換えるか。大罪司教『強欲』の権能だろ?」
「なっ、なぜ分かる!」
「なぜって?そりゃあお前にはいない仲間がいるからな。」
「仲間だと…くだらない。特典が分かったとて、対処は出来ないはずだ。」
「出来るさ。」
私じゃないがな。
「見えざる手!」
不可視の攻撃が襲ってくる。これは『怠惰』の権能らしい。
避けられない、避ける必要が無い。
「これで、終わりだ!高野結菜!」
触れられる。勝ちを確信する。
「いただきま…」
その瞬間、暴食を襲ったのはとてつもない吐き気。
「おえぇ…っ!」
結菜がサングラスを外す。
赤い、紅い目が暴食を射抜く。
「き、さまァ…!何を…!」
さらに吐き気を加速させる。
「鈴仙の能力さ。狂気…じゃなかったな。波長を操る程度の能力。それだよ。」
ずっと発動し続けていた能力を使う。ゆっくりと近付く。
「次はフランの能力だ。破壊されてもらうぜ。きゅっとして、」
「やめろ…!」
「ドカーン…ってな。」
曰く、暴食の大罪司教の権能にはいくつか種類があるらしい。
食事。相手の名前、記憶を食べる能力。今回理玖と楓を襲ったのはこれだ。
蝕。得たものを自身に応用する能力。さっきから使っている多くの能力はこれを使ってるんだろう。
今回はそのうち、『食事』を選ぶ。
どんどん内側へと潜り、探る。
さて。
鈴仙が持っている、波長を操る程度の能力。では、波長とはなんだ?
私はこの能力を位置を探る能力と仮定する。位相、振幅、方向。どれも位置に関連される。位置が無ければどれも定義し得ない。
探る、探る。
そして。
「やっぱりあると思ったんだよな。倉庫らしきものがな!」
今まで奪ってきた名前、記憶。その全て。
だが一体どれだけ食ってきたのだろう?底が見つからない。
なら、特定のものだけ探す。残念だけど、見ず知らずの人間の能力まで構っていられない。
「見つけたぜ…返してもらうぞ、私達の仲間を!」
バキリ。縁を切る。
記憶なり名前なりを破壊すればどんな影響があるか分からない。なら、それをストックしている、繋ぎ止めている縁を切る。
ソレを断ち切ると、暴食の姿にノイズが走る。
「ぐぅ…!お前ェェェェ!」
私を振り払い、暴食は距離を取る。
いつの間にか暴食は黒髪の青年の姿になっていた。
「第三ラウンドだ。年貢の納め時だぜ?」
「殺す…殺してやる…!」
「伏せろマスター!」
「あっ…ぶない!」
「ふはははは!やはり俺には勝てない!なぁ、雑魚マスターに復讐に身を落とした魔術式!それに悪のナポレオン!」
バレルタワー内部。そこは今三つ巴の戦場と化していた。
カルデア陣営。幻影魔人同盟陣営。ガノンドロフ陣営。
そこに。
「ダァァァイナミックエントリィー!」
窓を破り、理玖が突入する。
突入した隙を狙い、エミヤ・オルタが魔神バアルを撃ち抜く。
核を破壊したのか、苦悶の声を漏らすバアル。
「…ははははは!やはり滅ぶ!滅ぶか我は!だが復讐は成し遂げた!」
「…もしや!」
「モリアーティ、よくここまで付き合ってくれた!長きにわたる同盟はここで解消としよう!」
「ああ。さらばだバアル、我が同胞!互いにそれを無為と知りながら全てを捧げた愚か者!」
バアルはその後、消える。消滅した。
『新宿上空に、隕石が出現した!この組成は…ベンヌ!」
「なるほどな。タイムリミットが決められたわけだ。だが、この世界を支配する我からすれば煩わしい事この上ない。」
「だが、理解は出来る。」
「…理解?」
誰もがその言葉に疑問を覚える。
「魔人同盟よ、貴様たちが隕石を落とすというのなら我は月を落として見せよう。セイバー。」
「へいへい。了解しましたっと。」
セイバー…ダークリンクは懐からとある仮面を取り出す。
「ムジュラの仮面!?」
「ほう、よく知ってるな?」
「何をする気だ!」
「こうするんだよ!」
ムジュラの仮面を被る。
窓の近くに駆け寄ると、そこには。
巨大な顔を持つ月。
「ちっっっか!?!?」
「だろうな。なぜなら三日目の夜を再現している。あと何分だ?五分?おっと、ちょうど隕石が落ちる時間と一緒だな!」
「チッ、なら今すぐ壊せば…」
「させると思うか?」
「はっ…?」
引っ張られる。外へと。
「なぁぁぁぁぁ!?!?!?」
グルグルと回転しながら。まるで磁石に引っ張られるように。
「マグネ、キャッチ!?」
「どうだ!勇者の偽物よ!」
「お前が言うかー!」
依然として体制を整えられない。
「…マズい!本気で!」
「どうだ!死ね!それでこそマスターの第一歩となる!」
地面が近付く。
しかし突然、自由落下から上へと落ちていく。
「クラッチクロー。多少の傷は我慢してね、地面に叩きつけられるよりはマシだと思うから。」
「そう、だな!でも酔う、ガチで酔う!吐いちゃう!」
「チッ、ドラゴンの力を持つ転生者か。」
「あら、分かるんだ。」
「…?あぁ、分かるとも。」
「なら、良かった。」
「何が…」
楓が鞭を操り攻撃を仕掛ける。
しかし、難なく防御、回避するが、
「それだけを認識してくれて。」
霊核が、破壊される。
地中から出た蛇の形の魔力によって。
「攻撃式『ジェイド』。なんてね。」
「…そうか。ドラゴンの力はあの男の残滓だったな。クソ、俺とした事が油断した。よくやったよ。お前は。だが、あの月は…」
ふと、ダークリンクは辺りを見渡す。
「…なるほど。あの月はムジュラによって喚び出された物。であれば、あの仮面が特攻となるのも頷ける。」
巨大なエネルギーの刃によって月が真っ二つに分かれていく。その攻撃を放ったのは、鬼神の如きパワー。
「…一つアドバイスだ。」
「何?」
「魔術には気をつけろ。それが、誰であろうともな。」
消滅。
「ちょっとー!魔理沙さーん!?本当に致命的なダメージ与えたんですよね!?」
「そのはずなんだが…おかしいなぁ?」
「おかしいなぁ、じゃないんですよ!?」
「悪いな早苗。まぁ…さっきよりは何とかなるだろ?」
「それは…そうですけど。」
「まぁそれはそれとして奴が強い事は認める。時間的にもそこまで余裕があるわけじゃなかったし、幻想郷関係のものしか縁切れなかった。」
「…これで皆さん、目を覚ますんですよね?」
「…だといいがな。」
結局ピンチなのには変わりなく。
「貴様らァァァ!!!!!殺す!殺すゥ!殺すゥゥゥ!!!!!」
「あなた煩いわね。少しくらい黙れないわけ?雑魚妖精でもそれくらいは出来るはずなのに。」
「…決めたぜ、金髪女。お前から殺してやる。」
「おい金髪二人いるけど。」
「流れ的にルーミアさんでしょ。」
「『超パワー』+『硬化』+『超高校級の格闘家』+『付呪・獄炎』+『臨界突破』」
身体的な特徴は変わらず。しかしそのパワーは桁違いに増幅していく。
「一体いくつ能力持ってんだよ。」
「宣言しておこう!貴様ら次の一発で、死ぬ!」
「へぇ、やってみろよ。」
「なら、後悔しながら死に晒せ!」
「『デトロイトスマッシュ』!」
「奇跡よ!」
「闇、広がって?」
「『気を使う程度の能力』、『魔法(身体強化)を使う程度の能力』!」
それぞれ奇跡、闇の力、紅美鈴と聖白蓮の能力を使って対処する。
「パワーだけはあるな!だが当たらなければ意味が無いぜ?」
「死ね、死ね、死ねェェ!」
「怖いな、最近はコンプラにも気をつけないと、な!」
「貴様!貴様だけは!」
会話の間も攻撃をしているが、ダメージはほぼ負っていない。
「獅子の心臓ってのは面倒だな!」
「ふはははは!怖気ついたか!?俺の能力はすごいんだ!」
「お前じゃなくて盗んだ能力だろ?物を盗むなよ。」
「それ、魔理沙さんが言います?」
「あれ、私が責められてるのか?」
「あなた達、緊張感ないわね…」
「いつもこんな感じだぜ。」
「あ、そうなの…」
「にしても、決定打が無いな。」
「獅子の心臓?ってのは対処法あるんです?」
「あるにはあるぜ。あれは心臓を止める事で肉体の時間をも止める。だからダメージを負わないんだ。だが心臓を止めているから使いすぎると逆に負担になる。あと擬似心臓みたいなモノもあるらしいが…さっき見た時、無さそうだったな。」
「つまり?」
「物量あるのみ!だ。」
「デスヨネー。」
「…あれ、何?」
「え?」
ルーミアが首を傾げながら指を差す。
その方向を見ると、大きな月が真っ二つに割れていく。
そして、巨大な隕石が落ちてきている。
「ベンヌか!?」
「べんぬ?」
「あー、隕石だよ。あれで…そうだ。」
あれを破壊するには並大抵のサーヴァントの力ではそう簡単では無いはず。では、神造兵器を持つものであれば?
「騎士王…エクスカリバー…よし、決まったな。」
「…何が?」
「アイツの結末だよ。」
「来いッ!霧雨の剣…!」
時空を切り裂き、一振りの剣が現れる。
「それは…?」
「いつだったか、持ってたんだよな。あの時からずっと隠し持ってた。」
「そのような雑魚剣で俺に立ち向かおうと?ハハハハハ!」
「雑魚剣…かもな。他の誰か…それこそ理玖とかが使うと神剣にもなり得るだろう。だが私は違う。剣の技術もないし精々振り回すだけで終わるだろう。だから、私が、私だけが使えるものにするんだ。」
「融合魔法開始。対象は霧雨の剣、そして…ミニ八卦炉だ!」
剣と八卦炉、それぞれが光り輝いていく。
「何をするつもりか知らんが、妨害さえしてしまえば…!」
「させませんよ!絶対に止めて見せます!」
「私も手伝うわ。なぜかは分からないけど…アナタ、気に入らないし。」
「こ、このゴミどもが…!」
バチバチとイナズマが発生していく。
雷鳴が轟く。
徐に、ソレを掴み、天へと掲げる。
「お前の銘は、マスターブレードだ!」
光が少しずつ収まっていく。
そこにあったのは、一つの刀。
刀身は黄金、鍔に向かって黒い稲妻が刻まれており、鍔はミニ八卦炉にそっくりだった。
と、同時に結菜の身体が輝く。
「なぁ!?な、何が起こってる!?」
「きゃあ、眩しい!」
「えーと…服が、変わりました?なんか魔法学校にいそうな感じになってます。」
「うーん、よく分からないな。」
それと同時にどこからか竜の子供が纏わりついてくる。
「うお、確かお前は…あん時の龍!?…じゃないな。子供か?なんで…」
少し考え込む。
「もしや、能力覚醒か?私にもあったんだな…。で、お前…名前は必要…だよな、そりゃ。…よし、今日からお前は『アストラ』だ。あの夜空に輝く一番星になれ!」
「おい!無視すんな!」
「…っとと、悪い悪い。」
「アストラ、早速だが見せつけてやろうぜ。新たに手に入れた力を!スペルカード!」
「命燃やして恋せよドラゴン!これが私たちのマスタースパークだ!」
剣先を暴食に向ける。
「恋竜『マスタースパーク&ドラゴン』!」
片手で持つマスターブレードからは虹色の魔力を、アストラから黒色のブレスが放たれる。
「『デスビーム』+『かめはめ波』+『ギャリック砲』+『ファイガ』+『ブリザガ』!」
五色の光が束ねられ、混ざり、放たれる。
「ちぃ、なかなかやるようだが…」
「なら、もういっちょいくぜ!」
空いているもう片方の手で、魔力を込める。
「道具なしじゃ制御できないが、放つだけなら出来る!」
「スペルカードでもない!ただの魔力放出だ!でもな、これが邪魔になるだろ!」
放つのは自身の五行の属性、水の魔力。
ついに複合能力が破られる。
「クソッ!…『獅子の心臓』ォ!」
ドクンッ
肉体の時を止める。
魔力の奔流に飲み込まれる。
肉体の時を止める。止める…
「い、いつまで出し続けェェ…!?」
「まだまだ行くぜ!はああああ!!!!!」
「『獅子の心臓』ォッ、『獅子の心臓』ォ、『獅子のしん』、ゴハァ!」
血を吐く。
「限界が見えたな!」
「こ、こんなところでェェ!」
「トドメだ。」
マスタースパークの中を突き進む。魔力によるダメージがあるが、それを無視して奴に向かう。
「竜と星々、弾幕は力、恋が源、努力こそ我が力…最大火力だ!受けてみろ!」
「ま、待てッ!そ、そうだお前にも能力をっ、」
「食らえ!」
「『ドラゴニック…サングレイザー』!」
黒き魔力の箒星を描いて進む。
「二度目は無い!一発が…全てだ!」
「『獅子の…心臓』!」
心臓麻痺のリスクがありながら防御に回る。
「…やった!防いだぞ!」
上空に弾き飛ばされながらも五体満足である。
「絶対にお前をころ…何だ!?」
背中にぶつかる。それは、巨大な隕石。
そして、反転した極光、神造兵器。黒き聖剣エクスカリバーの光が迫る。
「ぎ、ぎぃやぁぁぁぁ…!」
『暴食』。その生涯の数々の悪行に対し、最期は呆気なく終わった。
「言っただろ。一度で決める…と。ただし、私自身の攻撃は、だがな。」
「さて…あっちはどうかな…」
その傍らで。
「ちょっと私のこと忘れてない???」
「今そういう雰囲気じゃないですから!後!後で!」
こんな会話があったとか。
「暴食」討伐。
誤字脱字あれば報告お願いします。
転生者で行くブルアカもよろしくお願いします。