FGO7周年。なんとアルクェイドのPU!! 更に、何年ぶりかの両儀式もPU!!!! 感無量ですっ。
P.S. アルクェイドを得ることが出来ました。
雨に打たれ冷えきった身体を布団にくるまって暖めた。それでも、カラダの芯は冷えたまま。
きっとこれは恐怖なのだろう。
いつしか微睡みに身を委ね寝てしまった。
目を覚ませば、冷えたままのカラダの奥底は更に冷え、熱さと錯覚するぐらい冷たかった。ただ、恐怖はそこにない。あるのは純粋な殺意。
恐怖を味わい、生を実感した。どうしようもなく冴え渡る感覚。だから、殺したい。
それに、アレは化け物だ。ならば惑うことはない。わたしは殺すのみ。
だが、アレは式によって殺される定め。わたしが付け入る隙がない。
もどかしい、この向かうところを失った殺意。
◇◇◇
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「──────」
伽藍の堂はギスギスしていた。理由は至極簡単、始紀が殺気立っているせいだ。殺気立つ始紀にイライラする式。よく分からないが、空気を読んで黙っている幹也。工房の安全を気にしていたりする橙子。
「おい。その殺気をどうにかしろ」
式が言った。
その言葉に顔を上げ、彼女を見た。
「?!」
思わず式はナイフの柄に手をつけてしまった。
爛々と輝く其の眼。死を色濃く表したそれは式を奮い起たせるには十分だった。
睨み合いは一瞬で終わった。わたしが何もしなかったからだろう。もし、わたしもナイフに手を付けていたら、殺し合いに発展した。
「チッ。こいつは危ないな」
そんな言葉を式は言った。が、始紀には届いてなかった。
寡黙に、殺意を滾らせ、動かない。
あれから、どれくらい経ったのだろうか。一週? 一月? 二月? わからないが、外は季節が変わっていた。
鮮花がやって来たことがあった。最近は古刀を手にし、嬉しいそうにしていた式がいた。
ただ、一つ言えることは……………わたしは、そろそろ壊れそうだ。
両儀式が連れ去られた。
その一報は赤いコートに身を包んだ痛い魔術師、たしか名前はコルネリウス・アルバによって伝えられた。
やっと、この時が来た。待ちわびた。最終には式によってアレが倒されようと、一矢報わなければわたしの心が休まらない。本格的に壊れてしまう前にぶつけないと。
珍しく幹也が怒っていた。
「橙子、わたしも行く」
茶色のコートを着た彼女に言う。
橙子は、ずっと防ぎこんでいたわたしが、いつになくヤル気であることに若干嬉しそうに、しかし推し測るような目をした。
「一応聞こう。柊始紀、御前の敵は何だ?」
「………荒耶、宗蓮。それがわたしの敵だ」
これには驚いたのだろう。
「そうか、そうか。難しい、相手だな………」
橙子は若干言葉を失っている。
車に乗り込むと、実家に寄って欲しいむねを伝える。
「何故だ?」
「無手で乗り込むなんて正気じゃないでしょ」