入間は度々、バビルス学園に潜入し暗躍する『13冠』の一人であるバールの手の者と遊……対処するために色んな仕掛けを施していた。
「さあて、何に当たるかなぁ?」
キリヲとウエトトが動き出しているのを独自の監視カメラや魔術の網で感知した入間は仕掛けを発動するための部屋へと行く。
そして、部屋の中にあるダーツの的を見ながらダーツを一個手に取って、構える。
ダーツの的には『Z級&クソ映画長時間鑑賞会』&『百発の矢雨体験会』&『666個の拷問道具フルセットの体験会』や『過去と現在の魔獣との交流会』、『迷路体験会』、『666の魔術&魔具の体験会』と凄まじくロクでも無い事しか書いてなかった。
そして、それを魔術で操り、回転させて自分は目を瞑る。
「ふっ!!」
そして、タイミングを待ってダーツを投擲し、的に当たる音がした。
目を開けば……。
「おお、『Z級&クソ映画長時間鑑賞会』か……これは激しくつまらないぞぉ。そういうのばっか選出しているからな。まあ、楽しんでくれ」
こうして、キリヲとウエトトは地獄の映画鑑賞会に強制参加させられる事となり、軽く精神崩壊して荒野に捨てられたのであった。
「戻って来たぞっと」
「お帰りなさいませ、イルマ様……用はお済みですか?」
「いったい何してきたの、イルマち?」
「どうも『音楽祭』に乗じて変な奴らが乱入してたからな。お仕置きしてきた」
『(なんだろう……絶対、とんでもないお仕置きな気がする)』
アリスとクララの質問に答えた入間の言葉に『問題児クラス』の全員がお仕置きという名では到底済まない事をやったのだと確信した。
「……さて、幾らなんでも打ち上げ楽しみ過ぎたな。そろそろ帰ろう」
入間は時間を見ながら、そんな事を言った。軽食は勿論、ゲームをやったりなど本当に『問題児クラス』は『音楽祭』で優勝した気分のままに打ち上げを楽しんだのである。
一日半も時間を過ごしていた。
「じゃあ、最後に俺達こそバビルスの『13冠』だああああっ!!」
『おおおおおっ!!』
丁度13人とあって、バビルス内の『13冠』は自分達であると皆で叫ぶ。
「もっともっと、このバビルスで伝説を築くぞぉぉぉぉっ!!」
『うおおおおっ!!』
「カルエゴ先生にとって一番誇らしい生徒になるぞぉぉぉぉっ!!」
『うおおおおおっ!!』
「ぐぶはぁっ!!」
『カルエゴせんせーい!?』
入間と問題児クラスの宣言に教務を頑張っていたカルエゴが血を吐き、その様子に他のバビルスの教員たちが驚愕する。
ともかく……。
「じゃあ、皆……お疲れー」
『お疲れ様でした、イルマ様っ!!』
締めの一言を言うと皆が応じ、そうして入間達はそれぞれの家へと帰ったのであった……。