魔入りましたよ 入間さん   作:自堕落無力

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百二十一入

 

 魔界の貴族悪魔達の世界には定期的に行われる交流会である『貴族会(デビラム)』という物が存在する。

 

 入間も『終末日』の時に『貴族会』には参加している。

 

 そんな『貴族会』がまた開催されようとしていた。

 

 しかも今回の『貴族会』はただの貴族間の交流ではなく、高位階(ハイランク)悪魔のみが参加を許されるという『大貴族会(デビキュラム)』である。

 

 

 

「ただ、流石に身長偽れねぇし、そういうのも考えないと」

 

 

 入間は当然、参加する事を決定した。

 

 しかし、前の『貴族会』では見栄えも考えて敢えて身長を伸ばした姿になったりしたがあの時と比べれば、大分有名になってしまっているし、流石に格式の高い『大貴族会』では真の姿で参加しないと礼儀知らずにもなりかねない。

 

「という訳で改めて『大貴族会』用の衣装とか必需品の用意とかよろしく頼む、爺ちゃん、オペラさん」

 

 そうしたことも考えて入間はあらゆる物品がその手に揃う繁華街の『マジカルストリート』へとサリバンにオペラと共に向かった。

 

「貴族会用の紳士服はこちらとなります」

 

「とりあえず、これから着ていきましょう」

 

 紳士服売り場にてオペラに試着室へと連れて行かれながら、そうして実際に着ていった。

  

 

 

「香水なんかも良いですよ」

 

 紳士服だけでなく、香水を選んだりもした。

 

「当然、靴もしっかり合わせないと」

 

 革靴もしっかりと合わせていった。

 

 その後も色々と必要な物を選び、買っていき……。

 

 

「大貴族会用の髪型で頼む」

 

 大貴族会用に髪を整える事とし、腕も人気も確かな高級な理髪店へと行った。

 

 

 

「サリバン様の孫を担当させていただけるなんて光栄ですね。大貴族会にも出るというなら腕によりをかけて務めさせていただきます」

 

 担当したのは当然、理髪店の一番の美容師であり、入間のヘアースタイルを整えていったのだった。

 

 

 

 大貴族会という大舞台のために一つ一つ、しっかりと丁寧に相応しい姿で参加できるようにしたのである。

 

 

 

「大貴族会楽しみだな」

 

「そうですね、イルマ様」

 

「言っておくが、あまり騒いだりするなよイルマ」

 

 大貴族会にはアリスとアメリも参加するのでそんな話をする。

 

 そして更に……。

 

「そういう訳で師匠も参加しましょうよ」

 

 入間はバチコにも『大貴族会』に参加するよう、連絡してみた。

 

「あッチはああいう、華やかで賑やかなの好かないんだよ、そもそも性に合わないしな」

 

「良いじゃないですか、俺の自慢の師匠だって紹介したいですし……可愛い弟子のお願いだと思って……絶対に悪いようにはしませんから」

 

 入間は説得を開始していき……。

 

「……分かった。お前が可愛い弟子なのは事実だしな」

 

 「俺は良い師匠を持てて幸せです」

 

「調子の良い奴だな、相変わらず」

 

 こうして、バチコは『大貴族会』への参加を決めたのだった……。

 

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