魔入りましたよ 入間さん   作:自堕落無力

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百二十七入

 

 入間はアクドルの一人、『リン』として活動しており、所属する事務所はクロケル・ケロリこと『くろむ』と同じ『デビムス』である。

 

 そんなアクドルだが、魔界には人間界には無い物として『13月』という13日しかないが、悪魔達にとっては重要な祝い月がある。

 

 アクドル達にとってはその13月の月越しである12月31日に様々な事務所に所属するアクドル達が大舞台で競い合いながら、自分を魅せる【アクドル大武闘会】がある。

 

 

 

 アクドルにとっては名を上げるために力が入るし、アクドルにとっての大華道にもなる行事だ。

 

 しかし、『デビムス』には一つの問題があった。可愛さや綺麗さなど見た目重視という事務所の性質があってか、動けるアクドルが少ないのである。

 

 『リン』に『くろむ』は問題無いし、他にも動けるアクドルとしては新人であり、農地生まれで大自然育ちの『メルン』がいるがそれ以外は駄目である。

 

 

 

【アクドル大武闘会】は四人で参加する物なので後、一人が足りない。

 

 どうするか考えなければいけないが、幸いにもリンには当てがあった。

 

「新人アクドル、くらりんだよー。皆、よろしくねー。えへへ」

 

 そう、ウァラク・クララだ。

 

 運動能力はとにかく普段から動いているのもあって、問題は無い。それに『音楽祭』では『ヘルダンス』を成功させているので少し練習は必要だが、十分歌と踊りもなんとかなる。

 

 見た目としても全然、可愛いさたっぷりだ。

 

「くらりんなら不思議系アクドルとして上手くやれるわ……私達もサポートするから、頑張りましょう」

 

「うん、私頑張るよー。リンちゃん……それにしてもリンちゃん、本当似合ってるね」

 

「あら、ありがとう」

 

 入間とケロリはバビルスにてクララへ事情を説明してアクドルになるよう、頼み込むとクララは即答で受け入れ、そうして事務所内でリンとくらりんは話し合い笑い合う。

 

 

 

 まるで姉妹のような雰囲気すら溢れていた。

 

「うん、これなら確かにいけますね……でも、決して私とリンさんの事は口外しちゃ駄目ですからね」

 

「そこは私も気をつけるわ。でも、くらりんはちゃんとした約束は守るから余計な心配ね、そうでしょ、くらりん?」

 

「勿論、大事な約束はちゃんと守るよ」

 

「えらいわ……それじゃあ、【アクドル大武闘会】に向けて練習と調整と行きましょうか。目指すは勿論、優勝よ。えいえいおー」

 

『えいえいおー!!』

 

 こうして、リンとくろむ、メルンにくらりんは【アクドル大武闘会】に備えた練習と調整の日々を送る事になったのであった……。

 

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