百四十一入
人間界において12月が終わると翌年の一月になるが、魔界においてはもう一月存在する。
つまりは13月である。そして13月は13日までという短い日数となっている。
その月越し前、12月31日に行われるアクドル界の一大イベント、【アクドル大武闘会】に入間はアクドルの『リン』となり、アクドルの事務所の一つである『デビムス』で活動するケロリことアクドルの『くろむ』、新人アクドルのメルン、そして参加人数が4人であるため、人員確保及び能力も申し分ないクララにも『くらりん』というアクドルになってもらいながら参加した。
結果としては優勝する事が出来、その喜びや達成感に満ちた気分を味わいながら13月となった今日、姿だけでなく実際に女性悪魔になりながら入間はくろむにメルンとくらりん、そして【アクドル大武闘会】の会場警備のボランティアをしていたアメリを自分の屋敷へと連れて行き、愛と快楽を与えたのである。
「改めて、あくましておめでとう皆」
『あくましておめでとう』
その後、目を覚ました皆に13月での挨拶を交わすとメルンは彼女の自宅へと転移させ、まだ残りたいというクララにケロリ、アメリと屋敷の部屋で時間を過ごそうとしていた。
「おっと、リードからだ。『月越しの挨拶行って良い?』だとぉ、折角の13月だ。パーティしようぜっと」
魔インでリードが皆で入間の屋敷に挨拶に行きたいと言ったので入間はパーティを提案しながら誘った。
『おじゃ魔しまーす。あくましておめでとう』
「おう、あくましておめでとう」
そうして『問題児クラス』全員が入間の自宅でサリバンの屋敷に集結する。
「いやー、それにしてもサリバン様の屋敷は相変わらず、大きくて広いなぁ」
「しかも中も入間君が色々と弄っているから、更に広くて豪華なんだよねー」
リードとジャズたちが入間の自宅でサリバンの屋敷に入りながら中を見渡して言う。
そうして入間達は『パーティルーム』へと向かい……。
「じゃあ、折角だから持ってきたこの『リラック
リードは瓶を包んでいた紙を取り外す。そうして姿を現したのは子供悪魔でも飲めるなんちゃってお酒ジュースでパーティグッズの一種である。
そしてお酒では無いものの、飲んだ者を気持ち良くさせる成分はしっかりとある。
「ちょっと待て、これ原液の方じゃねえか。表示くらいちゃんと見ろよ」
「あっ、本当だ。ごめんイルマ君」
「気づいたなら、問題無い……さてと」
こうしてリラック酒の原液を飲んで変なやらかしをしないよう、水でしっかり薄めつつ……。
「じゃあ、これからもバビルスを皆で盛り上げ、楽しんだりしながら頑張っていくって事で乾杯」
『乾杯!!』
問題児クラスの者達だけでなく、アメリもいるがこうして、13月の1日目、他の悪魔達もそうであるがパーティを行い、楽しんでいくのであった……。