魔入りましたよ 入間さん   作:自堕落無力

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百四十二入

 人間界と違って、魔界には12月から先の月が用意されている。それは13月であり、2月が28日までなように13月は13日までである。

 

 そして、各地で祭りの日々を行う。それは悪魔に生態的な物として存在する厄介な『悪周期』の解消にも繋がっていた。

 

 そんな13月の1日目――生徒会のアメリもいるが入間はバビルスの1年『問題児クラス』の生徒達と自分の家であり、サリバンの屋敷で夕方までパーティを楽しんだ。

 

 

 

 そうして皆が去った後……。

 

「悪魔なんだから、そりゃあ夜はもっと派手なパーティをするよなぁッ!?」

 

 入間は召喚シールを多数使用する。そうして……。

 

「ああ、もう分かっていたとも……13月は絶対にお前はテンション馬鹿みたいに上げて騒ぎ続けるとな。そして私達も巻き込むと」

 

「そうだよねぇ、祭りとかパーティーとか大好きな入間君が大人しい訳無いよねぇ」

 

「やあ、イルマ君。ハッピー13」

 

「それで何をするんですか、イルマ様」

 

 使い魔状態のカルエゴ、即ちモフエゴに使い魔状態のオリアス、即ちモフアスに使い魔状態のバラムことモフラム、そして使い魔状態のオペラことモフペラを召喚する。

 

 カルエゴとオリアスは今日起きた時からずっと入間が何かしようとする雰囲気や気配を胃痛で察知できる全く有り難くない特技が発動していたので召喚されるとげんなりしながら、どうとでもしてくれとばかりの態度である。

 

 バラムは普通に13月としての挨拶をするし、オペラも入間がなんか楽しめる事をするのは分かっているので期待に尻尾を振り、耳を動かしながら訪ねた。

 

 

 

「勿論、皆の気分をアゲていくんだよ。DJ.MAIRU&イマジナリーシンガーEGII&モフカワーズがなぁッ!!」

 

 入間は道化のような仮面を被り、肩にはモフエゴの人形(本物いるが)を乗せた姿になる。その姿は勿論、ヒップホップやポップやバラードと言った様々なジャンルの音楽の演奏曲や歌を配信し続けているアクドルにも負けないくらい、人気の音楽アーティストであるDJ.MAIRU&イマジナリーシンガーEGIIのそれだ。

 

 

 

「勿論、オールナイト配信だ」

 

『はぁぁ……』

 

 入間の発言にモフエゴもモフアスも深いため息を吐く。

 

 そうしてネットの動画投稿サイトにある『DJ.MAIRU&イマジナリーシンガーEGII』のチャンネルで生放送が行われる。

 

 

『悪魔の皆ぁ、ハッピー13!! めでたい13月だが楽しんでるか? 13日間、祭りを楽しめない奴なんか、勿論いねえよなぁ……じゃあ、早速盛り上がって行こうぜオールナイト配信の始まりだぁぁぁっ!!』

 

 DJ.MAIRUはターンテーブルが設けられたスタジオから配信を始める。

 

 

 

 「今回の特別ゲストを紹介するぜー!! モフカワーズ、カモーン」

 

 そうしてDJ.MAIRUはモフカワーズを出し、そうして本当に夜が明けるまで音楽を流してはモフカワーズにダンスをさせた。

 

『(まさか、本当に夜明け……オールナイトで配信をするとは……)』

 

 有言実行な入間により、終わった時にはとっても疲れたカルエゴとオリアスであった……。

 

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