今、魔界は十三日しかない『13月』を迎えている。そして魔界においては13月の13日間は各地で祭りが開催されている。
今日はその2日目だ。
入間は昨日、バビルスにて生徒会の生徒会長であるアメリもいたが1年、『問題児』クラスのクラスメイト全員と祭りであり、宴を開いて楽しんだ。
その後普段、アクドルのリンとは別の姿で主にネット関係でヒップホップやバラードといった様々なジャンルの音楽の演奏曲や歌を配信し続けている人気の音楽アーティスト『DJ.MAIRU&イマジナリーシンガーEGII』となった。
そして、使い魔としてカルエゴにオリアスとバラムとオペラを召喚すると彼らを『モフカワーズ』としながらサリバンの屋敷内に設けたターンテーブルや色んな音楽機材、配信用機材がある部屋で言葉通りの『オールナイト』での配信を行ったのである。
入間は色んな音楽を流し、ターンテーブルにてDJとして見事なテクニックを披露した。そして、モフカワーズはキュートなダンスを披露したのである。
バラムもオペラも凄くノリノリであったが、カルエゴとオリアスは精神にダメージを受けながら使い魔としての側面が出ている状態だったので無理やりにでも踊るしか無かった。
「オペラさんもバラム先生もお疲れ様」
「イルマ様も相変わらず素晴らしいテクニックでした」
「流石は魔界中のクラブでDJやってるだけあるね」
入間が特性の栄養ドリンクを渡しつつ、達成感に溢れたオペラとバラムを労う。
オペラもバラムも入間に対し、労った。
「はぁはぁはぁ……覚えてろよ、本当に覚えてろよ、イルマぁぁぁぁ……」
「止めましょうよ、カルエゴ先生……余計に遊ばれるだけですって。絶対、そういう反骨心とかそういうのイルマ君、楽しんでいるんですから」
一晩中、踊り続けるしかなかったために身も心も疲れ果てているカルエゴはひたすらに怨嗟を込めて呟き、オリアスはそんなカルエゴにアドバイスをする。
「流石はオリアス先生、良く分かってるじゃないですか。俺の使い魔として心掛けているようで嬉しいですよ」
「どうも……」
入間はカルエゴとオリアスに特性栄養ドリンクを渡しながら、褒めた。
『(くそ、味は美味いし効果も凄い)』
そして栄養ドリンクの味は至高な上に効果においても飲んで直ぐに心身から元気になって来た。
生み出すものが食品であれ、飲み物であれ、機械であれ、なんであれ高品質なのだ。
「後でちゃんと贈り物しますのでお楽しみに……ああ、そうそうカルエゴ先生……」
「な……なんだ……」
召喚シールの効果が切れ、使い魔として召喚された皆が元の場所へと戻ろうとする中で入間はカルエゴに笑みを浮かべて声をかけ……。
「モモノキ先生とお幸せに」
「なんでき」
右手の親指を立てながら祝福の言葉を送るとすぐにカルエゴは問いかけようとしたが元の場所へと転移させられてしまったのであった。
「さてと2日目はどう、楽しむか……祭りだからな、騒がないと……そして、騒ぐといったらあいつらだ」
入間はこれからどうするか少し、考えつつすぐにとある者達へと声をかけたのであった……。