十三日間、各地で祭りが行われる『13月』を入間はこれ以上ない位、楽しみ尽くしていたが途轍もなく偉大で大きい祭りの招待状が出された。
それは魔界において666階ある超高層の
665階にて13冠など魔界の英傑たちが集う至高の晩餐会、『
「どうかな、爺さん、オペラさん」
「とっても良く似合っているよ、入間君」
「大変良くお似合いです」
これ以上ない位、栄誉ある祭事に誘われたので入間はサリバンとオペラと共にブランド品の礼服で着飾り、香水や化粧をもしたりした。
入間の問いにサリバンもオペラも満足気に応じる。
そうして先にサリバンは魔界塔に向かい、入間はオペラと共に向かう。当然、初めての者は迷いやすいからだ。
「ん、なんか言い争っているな」
オペラに部屋の前で待つよう言われたが、333階の部屋で言い争っている声が聞こえたので様子を見に行った。
「よう、喧嘩しているようだな」
『っ、入間っ!?』
333階にて言い争っていたのは頭部に海の生き物としての角や尾、軍服にモニタ礼服を着た少年と髪は長く、褐色肌でアロハシャツのような気安い恰好の少年である。
軍服の方はレディ・レヴィ令孫のレヴィアタン・レイヂであり、魔海学園レビアロン2年、ランクは【6】。
アロハシャツの方はベリアール令孫のベリアール・ベリィ・ラズベリィであり、地帝学園ジャカポ1年、ランクは【5】。
言わずもがな、ランク【8】である入間は二人より階級は高い。
もっとも年齢においてならレイヂが上だが……。
そしてレイヂの通う学園である魔海学園レビアロンは規律を重んじ品行方正な生徒の育成を第一としているが、その入学式において寝坊によって二時間の遅刻をした。
その状態で普通に挨拶をしたので教師たちは猛抗議をしたが、自分は自分の規律で行動するだけだと堂々と言ってのけた。そして勝手に砲撃手として砲撃したり、門番をしばいたり、勝手に彫刻を作ったりなど独断規律、傍若無人な振る舞いを見せていた。
こうしてレイヂは総司令にまで上り詰めて行ったのだった……。
そしてラズベリィの通う学園は魔界西方の地下で灼熱のマグマ川に囲まれた学園で66階建ての地帝学院ジャカポでは各階で日々、喧嘩に賭けと勉学に討論、様々な勝負が行われている。
新入生は最下層に送られ、勝者のみが学年問わず、上層階への入室を許可される。
そして、三傑ベリアールに特権を与えられて最上60~66階に君臨する生徒は6悪魔いて
そんな部屋にラズベリィは入学式が暇だからと侵入。
入学したら皆、ぶっ潰して最上の6部屋を自分が使うと宣戦布告し、60から62階を所持し、部下1,200名を有するギャングスタとなっていた。
そんな二人をしても入間の今までの魔界での武勇伝は威圧させるにあまりあり過ぎるのであった……。