魔入りましたよ 入間さん   作:自堕落無力

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百五十入

 

 現在、魔界某所にある偉大な建物が『魔界塔』の665階にて『13冠』など魔界の英傑たちが集う至高の晩餐会である『13冠の集い』が開かれていた。

 

 そして現在、665階にいるのはまずは頭に触覚のような器官を生やした初老の悪魔で『英傑次席』であるベルゼビュートに狼そのものな姿をした悪魔の男で四方筆頭なアマイモン、丸まった角を生やしており、美しい少女のような姿でドレスなど着飾っている精霊主(せいれいしゅ)のパイモン、そしてバールにアンリ、アムリリスと13冠の者達。

 

 ただ、従来において『13冠』全員が揃う事はまれであり、しかも今回、食王であるベヘモルトが行方不明となっており、天眼ことアスタロウが捜索に尽力しているという状態だ。

 

 なので新13冠候補として、バチコが呼ばれていた。

 

 ただ、パイモンとはライバル関係にあるのでいがみ合いが発生し、それをアムリリスが仲良くお茶会しようと無理やり、諫めるなどの事態があったが……。

 

 そして三傑と呼ばれており、長髪と頭に長い角を生やし、貴婦人のような見た目と服装のレディ・レヴィと帽子にアロハシャツのような気軽な衣装を着た老人、ベリアールにサリバンが665階に降り、次期魔王を育てるという名目で孫たちを推薦する。

 

 そして他にも素質のある若い魔王候補がいれば推薦しても良いと言って、魔界の流儀に沿って競い合わせるのも良しとした。

 

 こうして、まずはとばかりにレディ・レヴィ令孫のレヴィアタン・レイヂにベリアール令孫のベリアール・ベリィ・ラズベリィ、そしてサリバン令孫の入間が呼ばれ……。

 

 

 

『ようこそ、ヒナたち』

 

 礼を尽くす入間達へ13冠としての威圧感を出しながら告げる。

 

 

 

「悪魔学校バビルス1年、位階【8】。イルマ」

 

「魔海学園レヴィアロン2年、位階【6】。レヴィアタン・レイヂ」

 

「地帝学園ジャカポ1年、位階【5】。ベリアール・ベリィ・ラズベリィ」

 

 それぞれ、入間達は自己紹介をし……。

 

 

 

『13冠にご拝謁賜ること、深く光栄に存じます』

 

 しっかりと挨拶をした。

 

 

 

「うむ。些事は省いて君たちに質問を一つしよう。その身が魔王となった暁にはどのように魔界を統べたいと考える?」

 

 ベルゼビュートが代表して質問をした。

 

 

 

「俺を含め、皆が悪習期にならないぐらい刺激的で幸福であり、欲望を満たす事の出来る理想的な生活を送る事が出来る魔界にする」

 

「うん、堂々と大胆な事を言うなんて流石入間君だなぁ」

 

 そして入間に続き、レイヂは自分がルールを創り、それに全悪魔を従わせる規律の整った自由な魔界にすると言い、ラズベリィは強い奴が上に立って、弱い奴がジャリを食う馬鹿でも分かる楽しい魔界にすると告げた。

 

 ベルゼビュートは三人にその志を胸に競い合い高め合えと言うと晩餐を楽しむように言ったのであった……。

 

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