魔入りましたよ 入間さん   作:自堕落無力

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百五十七話

 

 魔界において『三傑』の一人で魔王デルキラと一番近しい存在であったサリバンが理事長となって運営している『悪魔学校バビルス』。

 

 学校から下の広大な敷地にサリバンの屋敷があり、その近くに『バビルス教師寮』が存在する。その中に入れるのは教師のみで敷居が高い場所であり、気高き文化財にして魔界の悪魔たちの憧れの居住区である。

 

 

 

 

「ふぅ~、本当ここでの休日の暮らしは最高だなぁ」

 

「バビルスでは色々、大変だから休日くらいだらけないとな」

 

「とはいえ、だらけ過ぎだぞ。誰だよ、今日の洗濯当番は……忘れてんだろ。臭いぞ」

 

 今日が休日なため、皆、結構だらけた生活を送っていた。

 

 ゲームをしていたり、菓子を散らかしたまま眠っていたりなどしているのだが……。

 

「ハロー、エブリバディ☆ 皆、イルマチャンネルにようこそぉっ!! 今日は悪魔の皆の憧れの場所、バビルス教師寮の休日の様子をお届けするよー☆」

 

『う、うわあああああああっ、ちょ、やややや止めてくれぇぇぇぇぇイルマくーん。いや、本当マジで!!』

 

 教師たちがだらけている広間に突如、ス魔ホを自撮り棒に取りつけ、自分とその背後で教師たちを映している入間が現れ、皆ドタバタしながら入間へと中継を止めるように懇願した。

 

 

 

「っていうか、何でイルマ君此処にいるのっ!? 駄目だよ、入っちゃっ!!」

 

「そうだよ、今すぐここを出なさい。そして動画は直ぐに消すんだ」

 

 教師たちは入間を追い出し、中継も止めさせようとするが……。

 

 

 

「いや、俺バビルスの理事長の孫だからほら、理事長直々の入寮許可証」

 

『うわぁぁぁぁっ、そうだったぁぁぁぁっ!!』

 

 そう、イルマはバビルスの理事長であるサリバンの孫であり、当然教師寮の運営も担っている。サリバンが入寮許可証を出したり、見学を助ける様に言ったりすればそれで済んでしまう話なのだ。

 

 

 

「まあ、でも安心してください。()()()()()()()()()()。撮影はしてるけど……つまり、この意味が分かるな?」

 

『い、意味……』

 

「そうそう、先生たちの弱みを掴みたい放題だぁぁぁぁっ!!」

 

『ちょ、本当に止めてくれぇぇぇぇぇぇっ!!』

 

 入間はそうして走り出しながら教師寮を移動し、それぞれ教師たちの部屋に行って、とにかく撮影しまくった。

 

「うーん、流石に教師寮の中でこういうのはまずいと思うんですけどねぇ、ツムル先生?」

 

「た、頼むどうかこの事は今回だけは内密に……なんでもしますから」

 

 精神医学教師のムルムル・ツムルがエロ本をいくつか持っているという弱みを握ったり……。

 

 

 

 

「あらー、猫飼っちゃってるんだぁ」

 

「お、お願いだ。このネコだけは飼わせてくれ。大事にしているんだぁ、なんでもするからぁ」

 

 ペット禁止な寮で猫を飼っている教師が居るので弱みを握ったりなど入間はバビルスの教師に対して優位な関係を築き始めるのであった……。

 

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