魔入りましたよ 入間さん   作:自堕落無力

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百六十六話

 

 今日はサリバンが理事長を務める悪魔学校バビルスで悪魔の新入生を迎える『入学式』が行われる日だ。

 

 よって、多くの新入生が生徒会に誘導されながら、バビルスの中へと入っていく。

 

「おはよう、新入生の皆!!」

 

 そんな新入生を講堂へと導くのは『生徒会』の者達でその中には当然、入間の姿もあった。

 

 

 

「今日から、同じ学び舎に通う仲間になれる事を嬉しく思う。此処での日々は君たちの野望であり、欲望、野心を叶えるのに必要な事が学べて更には絶対に退屈しない時間を過ごせるから期待すると良い」

 

『はい』

 

 新入生の悪魔たちは最近、魔界において話題になりまくっている入間を見、言葉を聞きながら入間のカリスマ溢れる姿と言葉に胸を高鳴らせ、目を輝かせていた。

 

 きっと、入間についていけば大丈夫と思わせられたのである。

 

 そうして新入生はバビルスの中へと入っていき……。

 

 

 

『おおおお、これが『王の教室』……!!』

 

 魔界において魔王デルキラが突如、姿を消して以来、バビルスで封印されていたデルキラのための教室であり、今まではバビルスの絶対不可侵領域にして魔王の遺産であった『王の教室』。

 

 しかし、入間によって開放されたその『王の教室』を見て新入生は感動したりもしていた。

 

「やっぱり、イルマさんは凄いなぁ」

 

 エイコの弟で入間と交流している新一年生であるエイタは改めてイルマの凄さを噛み締めていた。

 

 

 そうして……。

 

「ふふ、己もそうだったが今日は随分と賑やかだな」

 

「入学式だし、王の教室も解放されていたらねぇ」

 

「イルマ君の功績だけどね」

 

「しれっと盗ムナ」

 

「そんなイルマ君は今、生徒会の仕事をしているけど……」

 

「絶対、また何かやって楽しませてくれるよ」

 

『違いない』

 

 ダイナミックに着地しながら騒いでいる新入生を見ながらサブロが笑い、リードが苦笑してジャズが笑いながらも何人かの新入生から財布などを盗んでいたのをアロケルが注意する。

 

 そして一瞬、姿を現しながらソイが入間が生徒会の仕事中である事を指摘するものの、問題児クラスは皆が入間が必ず、また自分達を楽しませる事をやると確信していた。

 

 

 

 そうして次々に問題児クラスが集結し、その威容に新入生が騒ぐ中……。

 

「(あう、フラフラする)」

 

 エイタは悪魔酔いを起こし、倒れようとしていた。

 

「おっと、大丈夫ですか?」

 

 そんなエイタを平凡な顔をした悪魔の一人が受け止め、助けた。

 

「あ、ありがとうございます」

 

「とりあえず、座りましょうか」

 

 エイタを助けた悪魔は彼と共にベンチの元へと行き、一緒に座りながら水を渡す。

 

「凄いですよね、問題児クラス」

 

「話題いっぱいですからね、僕も驚きました」

 

 エイタは自分を助けてくれた悪魔に話をし、互いに笑みを浮かべる。

 

「僕みたいな悪魔がこの先、上手くやって行けるか不安になります」

 

「僕だって最初は不安だった、でもこのバビルスで色んな悪魔と一緒に過ごしていくうちに凄く大切な場所になったよ。だからきっと、君も同じようにこの学校を好きになるよ、エイタ」

 

 エイタを助けた者は笑みを浮かべながら、立ち上がる。

 

 

 

「え、どうして僕の名前を……」

 

「だって、会っているからな」

 

 そうしてエイタを助けた悪魔が自分の顔に触り、次の瞬間には入間となっていた。

 

 

 

「あ、い、イルマさんっ!?」

 

「サプラーイズ!! ともかく、ようこそ悪魔学校へ」

 

『イルマ君ー』

 

 入間が改めてエイタを歓迎すると入間の姿を見た問題児クラスが駆け寄っていくのであった……。

 

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