悪魔学校バビルスは新学期を迎えた。これにより、入間達は二年生に進級し、一年生が入って来た。
そして、その一年生の中には入学試験に主席として合格したケロリの妹であるチマにサブロの妹であるシルビアと入間のクラスメイトの身内がいたり、クラスメイトでは無いがエイコの弟のエイタも一年生として入学している。
そのため、入学式が終わった時間帯に一年生の元へ行き、入間はチマにシルビア、エイタ(エイタには入学式前に一度、サプライズを仕掛けたが)に先輩として激励の言葉を送った。
その後、入学式の様子を講堂にて用意していた写真を撮るためのカメラ、動画を撮るためのカメラで入間は撮影していたのでその写真と映像を一年生の家にそれぞれ、送った。
この入間によるサービスは当然ながら、どの悪魔の家庭にとっても好評であった。
なにせ今までは保護者の参加は認められていないので、入学式自体がどんなものか参加した生徒からの話でしか、保護者は知る事が出来ないのだ。
それが実際に目で見る事が出来るようになったのだから好評なのは当たり前であった。
そして、このサービスは当然、今後も続いていくようになった。
入学式が終わった翌日、一年生は学生として初の授業を、進級した二年生から上の生徒達は進級して初の授業を受ける事になった。
二年生の最初の授業は『使い魔更新』である。
使い魔の契約更新と解除の儀を教わるのだ。もっとも基本、二年生は一年生の時に呼び出した使い魔を正式に使役すると誓う『契約更新』を行う事になる。
そもそも使い魔召喚の儀によって自分に合う使い魔を呼び出すのだから、当然だ。
契約更新がどういう方法かというと、自分の使い魔に自らの魔力を込めて『名』を授けるのだ。
逆に契約解除の方法は召喚の時と同じく羊皮紙を用意し、何も印をつけず、火にくべる。
それから十三時間、絶対に主は契約解除したい使い魔を召喚してはならない。召喚した時点で契約は自動継続となってしまうのだ。
更新に比べ、解除の条件は結構制約があるのだ。
「(まあ、俺は人間としてなら使い魔とした悪魔と契約解除しても呼び出せるんだがな)」
そう、使い魔の契約解除のそれは悪魔と魔獣の話だ。今は悪魔に変身しているが、
そして、人間が悪魔を呼び出す儀式においては自分の近くにいる悪魔を召喚する事になる。
「というわけでこれからもよろしくおねがいしますね、カルエゴ先生」
「ぐぬぬぬ……」
去年の決闘においてカルエゴに勝っている入間は当然、カルエゴとの使い魔契約を更新した。オリアスにバラム、ロビンにオペラ、更には金剪の長とその子供、他様々な魔獣を小さく可愛らしい姿で召喚しつつ、名前をつけて契約更新をしていく。
「幾らなんでも多すぎたな、名前を付けるのも大変だった」
金剪の長には『ホウレン』、長の子供には『イーグダル』等、入間は印象やノリ的なもので名前を付けたがとにかく、数が多いので大変なのであった……。