魔入りましたよ 入間さん   作:自堕落無力

172 / 172
百七十一入

 

 悪魔学校の一つであるバビルスももう幾度かになる新学期を迎えた。それに伴い、新任教師が二人入った。

 

 その新任教師こそはこの魔界で暗躍しており、バビルスにも幾度ともなく、ちょっかいをかけている『13冠』の一人、バールと繋がっている『六指衆』の二人、シーダとアトリであった。

 

 この二人は有力悪魔からの推薦で採用されている。二人を推薦したのは魔関署特別警備長であるナベリウス・ナルニアだ。

 

 ナベリウス家はバビルスの警護を家の稼業の一つとして行っている。現代において、バビルスの警護をしているのは当然、カルエゴである。

 

 だからこそ、ナルニアの推薦は信用も信頼も高く採用されたのだ。

 

 入間はこの事からナルニアもバールと繋がっていると確信した。そんな中でシーダとアトリの二人はバビルスの校内を歩く。

 

『それにしてもデルキラの遺物を持ち帰れ、だなんて面白い任務を任されたよねぇ。シーちゃん』

 

 誰もいないからかアトリは軽く自分達の事を話していく。

 

 

 

「こいつ、絶対潜入向いてないだろ。人員不足かよ、バール?」

 

 入間は挨拶した際にアトリとシーダに盗聴用魔具を仕掛けていたのでそれで会話を聞いていたが、気軽に話すアトリに潜入に向いてなさすぎると断じた。

 

 そうして寡黙なシーダに教師生活の門出に決起会をしようと言い出したりもする。

 

 

 

「テンション、滅茶苦茶うざいな」

 

 入間はアトリのテンションの高さにうざいと感じた。

 

『新任の先生たちだよね、ちょっとお話良いかな?』

 

 そしてシーダとアトリの二人にバラムが接触する。バラムはどんな嘘も不正も瞬時に察知する事が出来る『家系能力』を有している。

 

 推薦されたので教師となる事を許されたとはいえ、実際に面談しないと人柄に性格は判断できない。

 

 バラムの家系能力は悪魔の本心を探るのにうってつけなのだ。

 

 そして、例えばバラムの家系能力で嘘や不正を見抜かれなかったとしてもバラムの目は相手の身振り手振りを見る事でそこから相手に不審なところがあるかどうかなどを見抜ける。

 

 なのでバラムは本当に面談者としてうってつけなのである。

 

 

「まあ、俺はもうどっちも危険だって分かってるが……シーダはまだ色々とやり直せるんだよなぁ」

 

 バラムとの会話を終えた後、アトリと別れて校庭にある花壇の花々を見ているシーダの方へと入間は向かった。

 

「シーダ先生、どうしたんですか?」

 

「あ……えっと、ひなたぼっこ……それに花がすごくきれいだったから……」

 

 入間の問いにシーダは答えた。

 

 校庭の花壇は入間が品種改良やら新種開発などをした植物を植えており、手入れも当然入間がしている。

 

 

「ここの花、植えたのは俺なんですよ。今日も新しく種まきをしようかと」

 

 入間が種を入れた袋を出しながら、言えばシーダは凄くやりたそうな顔をしていた。

 

 

 

「やってみます?」

 

 そうして、入間はシーダに種まきを教え……。

 

 

 

「……シーダさん、やっぱり、貴女は良い人だ。六指衆にいるべきじゃないな」

 

「っ!?」

 

 入間はシーダへと語り掛けながら、彼女と共に異空間に転移する。

 

 

「だから、俺のものにしてやるよ」

 

「ぅ……ぁ……」

 

 その異空間内にて入間はシーダを堕とすべく、調教を開始するのであった……。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

魔王デルキラの息子(作者:雨鬱)(原作:魔入りました!入間くん)

今はむかし、魔界を収める魔王デルキラには息子がいました。▼次期魔王についての予言通りの悪魔だったかの息子はバビルス卒業後、彼を慕う若き13冠と共に、正式に魔王になるはずだった。▼しかし、その魔王の息子は、卒業式には現れず、父親同様、魔界から忽然と姿を消した。▼……多くの信望する悪魔たちを残して。▼


総合評価:592/評価:8.52/連載:49話/更新日時:2026年06月06日(土) 20:42 小説情報

4度目の人生は悪魔学校で(作者:恋音)(原作:魔入りました!入間くん)

辿った世界で四苦八苦。シリアスなど知るかと災厄がこびりついた彼女はチートな才能(意訳)と大胆かつ下劣極まりない手段を使って悪魔だらけの世界を生きる。▼『フラグは折って捨てるもの』『秘密は隠さなきゃ秘密じゃない』『敵の敵は利用する』『敵?あぁ。利用するだけしてやったよ』『人間は悪魔の法律適応外』を胸に掲げ、味方から「敵に同情する」と言われながらも我が道(小心者…


総合評価:627/評価:8.62/連載:26話/更新日時:2026年04月13日(月) 20:00 小説情報

魔王の苦悩アカデミア(作者:黒雪ゆきは)(原作:僕のヒーローアカデミア)

 個性『魔王』▼ 能力:魔王っぽいことができる。▼ 一見とても恵まれた強個性。▼ だが、この個性には強烈なデメリットがあった。▼ それは……魔王ロールプレイを強制されること。▼ 魔王のような言動を強制的に行わなければならないのである。▼「フハハハハハ!! 我の前には全てが塵芥に同じッ!!」▼ (大丈夫ですか!! ここは俺に任せて先に避難して下さい!!)▼ 全…


総合評価:30205/評価:8.58/完結:51話/更新日時:2021年11月28日(日) 19:00 小説情報

個性『不義遊戯』でいく! 僕の曇らせアカデミア!(作者:波間こうど)(原作:僕のヒーローアカデミア)

▼ヒロアカって知ってる? めちゃくちゃ面白い作品だよね! 僕ヒロアカ大好き! ヒロアカの何が一番好きって登場キャラの曇らせ顔だよね!▼そんな僕がヒロアカ世界に転生したらやることなんて一つしかない。▼というわけで、これは僕が僕の性癖という目的のために、みんなを曇らせる物語だ!▼タイトルの部分に★が付いているものはファンアートを掲載させてもらっているものになりま…


総合評価:47789/評価:9.29/連載:86話/更新日時:2026年07月05日(日) 00:01 小説情報

そのキバで僕を噛んでくれ!(作者:松田ゐふ)(原作:僕のヒーローアカデミア)

ギザ歯や発達した犬歯が性癖な少年が、幼なじみに噛み付いてもらうために、あれやこれやする物語。▼「一生のお願いだ!頼むその素敵なギザ歯で僕を噛んでくれ!!」▼「イヤ」▼性癖(夢)を叶えるために今日も少年は幼なじみに土下座する!


総合評価:2576/評価:7.55/連載:93話/更新日時:2026年03月07日(土) 04:30 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>