悪魔学校の一つであるバビルスももう幾度かになる新学期を迎えた。それに伴い、新任教師が二人入った。
その新任教師こそはこの魔界で暗躍しており、バビルスにも幾度ともなく、ちょっかいをかけている『13冠』の一人、バールと繋がっている『六指衆』の二人、シーダとアトリであった。
この二人は有力悪魔からの推薦で採用されている。二人を推薦したのは魔関署特別警備長であるナベリウス・ナルニアだ。
ナベリウス家はバビルスの警護を家の稼業の一つとして行っている。現代において、バビルスの警護をしているのは当然、カルエゴである。
だからこそ、ナルニアの推薦は信用も信頼も高く採用されたのだ。
入間はこの事からナルニアもバールと繋がっていると確信した。そんな中でシーダとアトリの二人はバビルスの校内を歩く。
『それにしてもデルキラの遺物を持ち帰れ、だなんて面白い任務を任されたよねぇ。シーちゃん』
誰もいないからかアトリは軽く自分達の事を話していく。
「こいつ、絶対潜入向いてないだろ。人員不足かよ、バール?」
入間は挨拶した際にアトリとシーダに盗聴用魔具を仕掛けていたのでそれで会話を聞いていたが、気軽に話すアトリに潜入に向いてなさすぎると断じた。
そうして寡黙なシーダに教師生活の門出に決起会をしようと言い出したりもする。
「テンション、滅茶苦茶うざいな」
入間はアトリのテンションの高さにうざいと感じた。
『新任の先生たちだよね、ちょっとお話良いかな?』
そしてシーダとアトリの二人にバラムが接触する。バラムはどんな嘘も不正も瞬時に察知する事が出来る『家系能力』を有している。
推薦されたので教師となる事を許されたとはいえ、実際に面談しないと人柄に性格は判断できない。
バラムの家系能力は悪魔の本心を探るのにうってつけなのだ。
そして、例えばバラムの家系能力で嘘や不正を見抜かれなかったとしてもバラムの目は相手の身振り手振りを見る事でそこから相手に不審なところがあるかどうかなどを見抜ける。
なのでバラムは本当に面談者としてうってつけなのである。
「まあ、俺はもうどっちも危険だって分かってるが……シーダはまだ色々とやり直せるんだよなぁ」
バラムとの会話を終えた後、アトリと別れて校庭にある花壇の花々を見ているシーダの方へと入間は向かった。
「シーダ先生、どうしたんですか?」
「あ……えっと、ひなたぼっこ……それに花がすごくきれいだったから……」
入間の問いにシーダは答えた。
校庭の花壇は入間が品種改良やら新種開発などをした植物を植えており、手入れも当然入間がしている。
「ここの花、植えたのは俺なんですよ。今日も新しく種まきをしようかと」
入間が種を入れた袋を出しながら、言えばシーダは凄くやりたそうな顔をしていた。
「やってみます?」
そうして、入間はシーダに種まきを教え……。
「……シーダさん、やっぱり、貴女は良い人だ。六指衆にいるべきじゃないな」
「っ!?」
入間はシーダへと語り掛けながら、彼女と共に異空間に転移する。
「だから、俺のものにしてやるよ」
「ぅ……ぁ……」
その異空間内にて入間はシーダを堕とすべく、調教を開始するのであった……。